【読書】進撃の巨人30巻(諌山創)

12月に発売した進撃の巨人30巻読みましたので感想を。ネタバレはしないけどまったくなんの雰囲気も知りたくない人は見ないでおいてね。というかそういう方は早く読んでね。(笑)

もう終わりそうだな~という雰囲気を出しながら数巻発行されている気がするけどあとちょっとかな?

ここまで来たらすべての謎がすっきり納得いくことに期待が膨らむぞ。
謎だとも思ってなかったような箇所のあたらしい解釈なども出てきて、多方面からみた「この物語」がつづられていく。いったん読者が「そういうことか、それならこのキャラクターの行動もわかるな……」と理解したところをもう一枚めくって「ああーじゃあまだこのキャラクターも自分の行動をはっきりわかっていなかったのか!」 というような、上手をいくような展開が……すごい……すごい

あとは厳しい内容になってしまったねえ。いやいやもともと厳しい世界でつらい話だってのはあったんですけど、上を行くつらみが重なっていくというか、いろんな種類の地獄を見せてくれる漫画だなと。すべてが入れ子になってるんだよね。まだこれは箱の中のお話。これもまたある箱の中に入っていた。箱もまた、箱の中だったみたいな……

しかも広がっていくんじゃなくて、前から示唆されてたという、読者がきもちよく「ああ……あれはこの箱に最初から入っていたんだな」って言う感じ?

読者(私)はどんでん返しが好きなんじゃなくてですね、納得感というか、「やられた……」って言うきもちいい敗北感を味わいたいということがあると思うのですよ。そうだよな~、そうだ、自分気づいてなかった……って思いながら読んでいる。


30巻は笑いどころがなかったなあ。それだけシリアスな展開だってのもあるんだけど、ここまではシリアスな中にもおかしな擬音を入れ込んだりして「なんじゃこれ」って笑いを誘ってくれてたんだけどそれもなかったな……

あー31巻どうなるんだろう。次は何が語られますか? あの人やあの人はいまどうしていますか?これからもう一度かかわってきますか?

 

 

 

投稿者: AchiFujimura

Blackstrawberry.net管理人藤村阿智の日記と言うか雑記的なページ