ストリートビュー散歩番外編 データチェック中

ショックだった

ショックなことがありました……

ストリートビュー散歩シリーズは、頑張って記事を書いている自分でもお気に入りのシリーズなんですが、今日見返していてびっくりしたんですよ。

発端は、テレビ番組「タモリ倶楽部」で「鉄道が偶然映り込んでるグーグルストリートビューを楽しもう、”グー鉄”という遊びです」という回があって、それを見たので「私もそんなようなことやってるよ~」とトルコの路面電車の記事をシェアしようとしたんですね。

記事はこちら。
ストリートビュー散歩23 トルコの路面電車

そしたら、あの……見覚えのない場所が表示されてたんですよ……

私、自分でもすごいなって思ってるのは、記事にしたぐらいの場所の写真は覚えてるんですよ。まあ、そこの場所を選んだり、大きさを選択したり、よく見てなにか見つけて調べて文章を書いているので、同じストリートビューをすごく見続けているんですよ。だから覚えている。

なのに! まったく見覚えのない、記事に貼る意味の分からないマップが表示されていた!


理由はすぐ思い当った

まあ~、悲しいことですがネット上のデータというのは生ものです。特にストリートビューの自動生成URLのマップで、上書きされることもある埋め込みURLなんてある日突然変わっちゃってても不思議はない。

新しいデータが追加されたか、データがずれちゃったかって感じかなとおもって。今のマップから修正すべき、テキストにあったスポットを探したんですね。

片方は見つかった。
でももう片方は全然見つけられなくて、あきらめた。なんで見つからないのか理由がわからない。最近更新された風でもないのに、以前見た風景が見当たらない。どういう風に工夫しても見つけられない。

「それにしても、危惧はしていたがやっぱりそういうことがあるのか。おかしなところが無いかたまにはチェックしなくちゃなのか……」と、もう60記事も書いてることにちょっと絶望しつつちょこちょことチェックする。

修正できたパターン

■座標がずれた?ちょっと移動すれば目当てのものが出てきた。
ただし自然物に限る。なぜか動物や動いてるものはいなくなっている……
写真からいなくなっちゃった???そんなばかな?

■最近のデータで上書きされちゃった
2020年に個人の人が撮影したデータに上書きされちゃったみたい。
ちゃんとGoogleのルートを探してそこに行ったら目当てのものがあった。
ただ、これは私が一応すべてのページのURLをブックマークしているから
たどり着けたような気がする……


意味の分からないページが出来上がっていた

絶対に!!!!!!!ここに羊がいたんですよ!!!!!
これ書いた時のページを保存してない……保存したりしなかったり気まぐれだったのが災いした。

しかも、この場所に再び降り立って、周囲を見ても羊いない。あちこち探したけど羊いない。でも羊がいない以外は確かに見覚えのある景色なのだ。なんで?なんで羊いなくなってるの???

私に見えてないだけで実は見えてる? もしかして以前記事にしたときも羊は私にしか見えていなかった……? 新しいデータに更新された様子もなくて、不思議です。

ハイ??? どこに富士山ぽいものが???

あと、どんよりくもってる!!!

これは座標ズレ系かなあ。ちょっと周りを探したら、交差点を境に撮影した日が変わったのか空に青空が見えて、山が見えていたのでそちらに差し替えました。


こりゃメンテが大変だぞ

いつどういうタイミングでズレちゃうのかわかんないですけど、たまに記事を見直しておかしくなっちゃってないか確認しないといけませんね。

いちばんいいのは、ストリートビューの画面をスクショで画像にしちゃって、それを見せながら記事を書くことだけれども、できれば公式の埋め込み画像を使いたいわけです。システムを作った人やデータへの尊敬や敬意を表すためにもね、元のデータにすぐ参照できるようにしたい。

最近は「ここぞ」という場所はスクショも撮っています。やっぱ消えちゃうかもしれないのがネット上のものですからね。でも記事もメンテして行くのはなかなか大変。

まあできる範囲で、長く記事が楽しめるようにチェックしていきますよ。テンプレートも変更して注釈を入れました。そのページの内容と写真にずれがないかどうかをチェックした日も今後は表記しますので、参考にしてください。


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(記事の埋め込み地図・写真は記事を書いた当時・もしくは表記のチェック時のものです。Googleのデータ差し替えなどによって別の場所が表示されることがあります。ご了承ください)

ストリートビュー散歩59 【国境シリーズ3】アラブ首長国連邦とオマーンの国境

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アラブ首長国連邦のストリートビューはドバイ周辺や北東部は充実しているのです。結構いろいろな場所が見て回れますよ。以前にも紹介しました。

ストリートビュー散歩14 ドバァ~イ

ストリートビュー散歩53 【アラブ首長国連邦】ドバイの文房具屋さん

ストリートビュー散歩54 ドバイの街路樹のデーツ?

中東だとイスラエルとUAEぐらいしかGoogleカーが走ってないですからね。あとレバノンとヨルダン、ほかにもぽつぽつとGoogleじゃない投稿ストリートビューを見ることができます。


オマーンを見てみたいな~ってちょっと思った

昨日の記事でオマーン産デーツを食べたので。オマーンにも興味が出て、マップを眺めていました。そしたらマスカット周辺にはけっこうストリートビューで見られる場所がありますね。2020年に撮影・追加されたようで新しいです! これはgoogle公式ではなくて、oman360が撮影したものです。360シリーズはいろんな国にあるんだけど、イマイチよくわかってなくて、webサイトを見るとストリートビューを代行で撮ってくれたり、お店を紹介するインストアビューを撮ったりしてくれる会社のようですが、360という名の別の会社だったりすることもあるのでその辺ちゃんと区別できていないです。

で、こうなったらUAE側からオマーンを覗けるような場所が無いか探してみますよ。なんかオマーンを覗くってなんかなんかですね。すいません。ほんとすいません。


国境が多すぎる

複雑な国境してて……UAEとオマーンの国境、すごく長さがある。

多分地理情報の中には、「最も長い国境線で区切られた国」とかもあるんだろうなあ。ロシアとどこか、カザフスタンとかかな?って思わせておいて、実は意外な場所かもしれませんよ。日本で海岸線が一番長い都道府県だって、北海道じゃなくて長崎じゃないですか。……ってちゃんと検索したら北海道の方が長いのね。嘘を書くところだった。ちゃんと調べるの大事。読者の方も自分でも確認してくださいよ、私まちがったことをいうタイプですよ……調べるようにしているけれど……

でも北海道が1位で2位が長崎、しかもそんなに差がないみたい。理由は長崎に島が多いから、海岸線が長いんですよね。

話はそれましたが、UAEとオマーンの国境も、ほかの国境と同じようにだいたいは「手前で引き返してくる」タイプのストリートビューです。行けそうなところまで行くけど……はいここまで~っと引き返している。

はいここまで~

奥のゲートをふたつ越えればオマーンだと思うんですけど。

赤い看板には写真撮影禁止的なことが書いてあるのかな?
Keep Away : Photography prohibited
……だと思うんだけど……

https://goo.gl/maps/1cLWA4ScPoaiwkkf8

↑こちらでもカメラのマークの看板立ててますね。ゲートが立派。


もうちょっとぎりぎりまで行こうか

こちらも国境……フジャイラからオマーンに向かうゲート。

右側に見えるのはオマーン湾で、海です。いいですね~~。

で、なんとこのゲートを突破して……

Welcome To Sultanate of Oman

オマーン側にちょっと行けるんですよ。ギリギリを。たぶんギリギリをせめている。手前にも Photography prohibited 無かったし大丈夫なんだろう。

上のストリートビューで周りを見てもらうと、きれいな海と高い山とオマーンの海が見られますね。

手前のフジャイラの海はビーチになってるみたい。このストリートビューが撮影されたときは閉鎖されているけど……


国境が複雑に絡み合ってる

あらためて国境を意識して道路を見ていると、複雑だなあと思いますよ。オマーンとUAEの国境の多くはどうやら山で区切られていて、あの山の向こうはオマーンだよって感じになっているみたい。それにしてもこれは不思議なもんだなあと、今日初めて気が付いたんですけど……

オマーンとUAEの地図

簡単に色を付けてみました。島とかには色ついてないです、すいません。
あとこの地図結構まるまってるな、今日紹介したところつぶれちゃってて無くなってる……

左(西側)の黄緑がアラブ首長国連邦、右(東側)と北のてっぺんがオマーンなんですって。それだけでも「つながってないんだな……まあそういうところもあるよね」って感じなんですけど、その間に飛び地のようにオマーンの土地があり、その中にまたアラブ首長国連邦の土地があるんですよ。えーっ!と思いました。今日。いままでも見てたのに気づかなかった。

地図で見ると、飛び地オマーンの中のUAEにはモスクとかがあって、あとは山って感じで、なんだろうね。まだちゃんと調べられてないんですよ。

このてっぺんは確かに欲しい土地かもなあと思ったり……船など、みんなそこを通るんですよね。ペルシャ湾からほかの海に出たいときには。すごい要所のような気がする!!


あとは、そのオマーンの北のてっぺんの複雑になってるところが全部岩山で、海から直接そびえている山の稜線を歩けたらすごく「ほかにない」景色なんだろうなあと思ったりしました。

https://goo.gl/maps/jgzdDEqMTbxwbNMR8
投稿された360度写真も素晴らしいですよ。
View Of Two Seas っていうらしい。ペルシャ湾とオマーン湾両方が見えるという。


アフリカの国境とかも、ピーっとまっすぐになってる以外にもアンゴラの飛び地とか、ナミビア北部の細い食い込みとか、モロッコの北の方にちょこちょこあるスペイン領とか、リビアとエジプトの国境……とかなんかいろいろ「なんだこれ」的なところがあるので……地中海もわりと複雑そうですよね。国境の話は絶対にエピソードがあると思うのですが、調べていいものか、そこは調べても(あえて)はっきりさせてなかったりするんじゃないか……とかいろいろ考えてしまいますね。

まあうちのサイトではあまり深く考えないで「見れた~これなんだろ~」みたいな内容でやっていくと思いますので、これからもどうぞご覧くださいませ。

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2020/06/25 デーツ食べ比べメモを更新しましたよ

デーツ食べ比べメモにカルディで売ってたオマーンのデーツを追加しましたよ。

デーツの食べ比べ・味のメモをしたい


ところで、Google PhotoをスマホとPCとの画像のやり取りで愛用している私ですが、Google Photoちゃんの賢いことと言ったら、例えば人が写ってる写真から私だけを抜き出してくれたり……ちょっと怖いぐらいなんですが……、そういえばデーツも検索したら出してくるかな?と検索してみました。

デーツの検索結果
デーツの検索結果

これが私のカメラロールのデーツの写真たちだ~!

まあ抜けてるのもありますね。

基本的に、文字情報で「デーツ」って書いてあるのは強いですね。さっき追加した「デーツ」って思いっきり書いてあるオマーンのデーツは引っかかってこなかったですけど。

カップやきそばの側面については、なんと原材料名に(ソースが使われているからだと思う)デーツが含まれてるんですよ。そういうのも拾ってくるんですね。さすが。

ヤシの木のイラストみたいなのは、たしかポケモンGOで送ってもらったギフトを取得したポケストップ情報の表示だと思うのですけど……わからない人への説明が難しい。まあヤシの木のイラストが壁画に使われてた場所ってことです。

これはヤシの木だけどデーツって英語ででも書いてないんですよ。でも「ヤシと言ったらデーツもヤシだもんね」って感じで検索にひっかけてるんだろうな。パームで引っかかるのかもしれない。でもこれはナツメヤシじゃなくてココヤシでは?
まあすごいのには変わりないか。

いちばん古い、おととしの写真はデーツではなく……一度はたべていただきたいシリーズのサラミですね……サラミじゃなくてビーフのロゼット?

Googleさんはこの画像を見て「これはデーツをつまんでるんだな、丸いしなんか赤茶色いし」って思ったのでしょう。

こういう「なんか間違ってるけどこれのせいで判断されたんだな」っていうのを考えて推測するの大好き。

ストリートビュー散歩番外編 予定地をチェックする

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↑番外編はリストの最後にまとめています。ストリートビューで場所を紹介するのではなくて、ストリートビューそのものの話とかを書いています。


「予定地」が空欄の時があった

Google ストリートビューでは、今後どういった地域にグーグルカーが行くかをあらかじめ予告しているんですよ。たまにチェックしています。

でも基本的にはな~、USと……あと日本も多いな、毎回でてる気がする。

世界中を回っているのだけど、同じところも何度もグルグルしている。日本でも東京などは何度も同じところを行ったり来たりしているので、徐々に歴史が積み重なってきて面白みが増してますよ……自分が住んでる近所とかも、改めて10年以上前のストリートビューを見ると「あーあったあった、このお店……」「なんかみんなの服がちょっと古い気もするな」とかそういうのが見えてきてるんですよ。あ~長生きしてその積み重ねを見たい。Googleストリートビューで見られるこれらの写真がなくなりませんように。

話がそれたけど、いつもは「またUSと日本かあ」って感じなのであんまり見ないのです。私が楽しみにしているアフリカなんかは、基本的にはSAばっかり。まあそれでもいいんですけど、新しい国が追加される予定がなかなか出てこない。そうかと思うと突然追加されたりもするので「いつのまに!」って感じもあるので……たまにはチェックしないとだなあ。

じつはこの3月ぐらいから、この予定地が真っ白になってたのです。プルダウンを見てもなんにも書いてない。理由はたぶんCOVID-19のパンデミックでしょう。ロックダウンが各地で相次ぐ中、Googleカーが巡回するような状況ではなかった。

感染には関係ないだろうから、むしろ人がいない街……ちょっと記録に残しておいてほしかったと思うのだけど(もしかしたらUSの街の様子とかは残してるかもしれないね……)、スタッフも外に出られなかったかもしれないし、しょうがないね。


たまにチェックしては「ああ……まだ予定が復活しない」と思っていたのだけど、5月も下旬になったらポンッと復活したのですよ。


まずは台湾から

5月29日に見た時の画面はこんな感じでした。

ストリートビュー撮影予定 2020年5月29日
ストリートビュー撮影予定 2020年5月29日

おっ!!!!!

と思いました。なんかうれしかったなあ。あと「なるほど」って感じもあった。一足先に落ち着いた(?)土地から始めていく感じなのかなって予想した。

むしろそういう条件がなかったら台湾はまだ行かなかったかもしれないな。もうあるから何度もぐるぐるしてるだろうけど、「今は新しく撮れるのが台湾ぐらいだな」ってなったのかも?

そして6月16日にも「6月はどうかな……」とチェック。

ストリートビュー撮影予定 2020年6月16日
ストリートビュー撮影予定 2020年6月16日

違う画面の方で保存しちゃったけど内容はまあ同じです。

6月16日も予定は台湾だけ。


そして、今日現在の予定

6月初旬に「台湾から始まるよ」って記事を書こうと思ってたのですが、だらだらしてたらもう6月下旬。記事を書くにあたってもう一度確認しました。で、今日(2020年6月24日)ですよ。

ストリートビュー撮影予定 2020年6月24日
ストリートビュー撮影予定 2020年6月24日

うわあああああ!一気に増えたね!!!

最初プルダウンをクリックする前に「US来てる!」って思ったけど、台湾以外にも増えている!

えーっとベルギー、ドイツ、オランダ(ネーデルラント)、ニュージーランド、ポルトガル、スウェーデン、アメリカ合衆国、台湾……

スウェーデン大丈夫かな??まあロックダウンも経済活動の自粛もしてないって言うんだから車が廻る分には大丈夫か……


ドイツがふくまれてるじゃん

普通に「いや~アメリカ合衆国(地元)だけじゃなくて、ヨーロッパ方面にも行ってくれるのは本格的に復活し始めたのを感じてうれしいなあ……」と思ってたんですけど、よく考えてみたらドイツが入ってるじゃないですか。「ドイツ!!??」って声が出ちゃいましたもん。

ドイツといったら私のイメージはこれですよ。

ストリートビュー散歩17 ドイツのストリートビュー……

しかも2008年ぐらいに一回まわってその後更新されてないっぽいかんじだった。そんなドイツの最新の姿を!!

都市と都市の間の道も全然撮影されていないけど(昔はそうだったのかな? いまは大体の国で、都市間の移動や山道、砂漠の道もつなげて撮影してあるけどドイツはとぎれとぎれの島状態になってるのも特徴なのだ)、それも解消されてドイツ全体が青線で埋まるのだろうか。

あと、上のリンクのドイツの回で言ったとおりドイツはぼかしもすごく多くて、それも細かく設定されているんですね。

この右側の建物は1階の店舗部分?は隠されてないけど、2階以上は隠されている。多分住居エリアで、住人が依頼したんだと思うんだけどこういう消し方してるのはドイツ以外にあんまり……いやぶっちゃけ見たことがない……でもドイツではちょこちょこ見かけるんですよ。これも保存してなかったけどスッと降り立ったところが「そう」だったので一例として紹介します。

このぼかしは、地図が更新されても活きるみたいなんで、もし最新のものになってもこのまんまだと思います。建物がなくなったりしたらどうなるんだろう?あんまり私が定点観測できてる地域はないし、さらにその対象の建物がなくなるってのもなかなかないしなあ。ちょっと気にしてみてみます。

 

いや~それにしてもドイツ楽しみだな。ドイツはヨーロッパの街の中でもわりとゴチャっとしてて文字が多めで、私好みなのですよ。文字が多い街だいすき。

 

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2020/06/22 「100%」は幻想だけど憧れている

最近立て続けにいろんなものを見て、同じような結論というか現象だなあって思うことが重なってるので「また、これか」という気持ちになっています。

 

考えを固められなくて、でもそれが自分には受け入れられないというか悟りを開けないままになっていて、どうにも苦しい。しっくりくる考え方を出来るようになったらもう一段階自分がいいものになりそうなのになあと考えている。

しかし年々教えを乞うのが下手になっていて、大体「教えられる」とイラっとしてしまう。また教えてこようとする人たちは私のその「知りたいこと」をまったく把握していないのだ!!何を知りたいのかも理解しないうちに「こうじゃない?」と教えてこられるのはイライラしてしまう。そして「そうじゃないんです」とか「それはわかってますが却下です」みたいなことを言うと大体「おまえは学ぶ気もないな」みたいな話に……なるじゃないですか……なんでそんなことを言われなくちゃいけないんだ……でもこれは何の記憶なんだろう、人がそうされてるところを見たのか、私がどこかでそういうことを感じた体験なのか。


「100%」は幻想だとわかっているけど

悩みというかずっと考えていることは、「好きなものと嫌いなものが混ざりあっててひとつになっている」ということ。もっというと「人間」の話なんです。

私は基本的に、嫌いな部分があるとザクっと「嫌いだな」と切り捨ててしまうタイプで、ちょっと好きな部分や長所があったとしてもすべてひっくるめて嫌いになってしまうことが多くて、子どもの頃はそれがよりひどかったです。大人になってちょっと丸くなってきて、「人の評価よりは自分の評価を信じたいな」という気持ちになってきました。高校生ぐらいの頃は、私が好きな人とかでも誰かに「えーあの人すきじゃな~い」って言われたら、「えっ! 嫌われる人だったんだ、ショック~。人に嫌われてる人好きになれないな~。嫌いになったわ~……」みたいに思ってたんですよ。もちろん自分のこともそんなに好きになれなかった。悪い点が多いし、はずかしい人間だと思ってたから。

でもなあ、いま周りにいて好きなひとや友達だなって思ってる人、欠点……と言える部分もなくはないけど、全然致命的じゃなくて、それもふくめていいじゃ~んおもしろいし~! 愛嬌愛嬌! OKだよ! わたしなんかもこういうところあってさ~ダメなんだけどまあ許してほしい! みたいになってきたわけですよ。

つまり「いいひとだな~」って人は、「いい人」であって、嫌いな部分がなかった。ほかの人には嫌われているらしいよっていう情報があっても、「うーん私はその部分も悪いと思わないし、誤解してるだけだな、どっちも嫌いじゃないよ」って思える人ばかりになっている。

100%誰からも好かれて、欠点がなく、いいところばっかりだということは「無い」とわかっているつもりでいたのですよ。


ちょっと戸惑うことが続いている

ネットで話題になる、弱者やマイノリティ、集団の共通点から外れている人への差別とかそういうのあるじゃないですか。

私はその辺は、まだまだ考えたり事例を見たり話を聞いたりして言葉を見つけていきたいと思っているけど、基本的な前提として「その人が生まれた時にすでに持っている属性を、下に見たり差別したりするのはダメ」というのを持っています。刷り込まれてることもいろいろあるから、ふとした瞬間に差別心や偏見が出ちゃうけど、それでも出来るだけ立ち止まって「それってその人がその属性に生まれてきただけじゃない?」っていうのは考えたいです。

生まれた時はそうだったとしても後からどうとでも変えることができただろう? という事柄や選択できることについても、どうしてそういう選択をしたのか、そこに流されてきているのかを考えてから対応したいと思っています。

でも私がそんな風に考えるようになったのは最近のことのような気がするんだよねえ。だからあんまり人のことを言えないんだけど。

普段「この人は立派だな」「しっかりした考えを持っているな」「自立している」と尊敬できるような人が、ものすごーーーーーーく差別的な考えや態度を隠さず出してくることに遭遇することが増えてしまったんですよ。

以前のわたしならあっというまに幻滅して「さすがに、それはないわ」って、その人の言動が目に入らないようにしますよ。以前のわたしなら、ね。

それが出来なくなっちゃったんですよ。これには私自身が戸惑っています。

えーー、嫌いになって「サヨウナラ」「ハナシカケテコナイデクダサイ」ってやってしまうのには惜しい、普段は楽しい、尊敬できる部分も多い人、だけどとっても差別的で「それはいくらネットでも、直接だれかに向けてなくても、行っちゃダメなやつ」ってことをガンガン言う人がいらっしゃるわけですよ。

正直見るに堪えない。ちょっとした欠点とか、偏見とか知らないだけとかそういう次元じゃないレベルで差別的。歴史とか現状とか把握したうえで。そんな話題になっているときは本当につらいです。

しかも皆さん頭のいい人ばかりで、私が何か言っても逆効果だと思います……私がさらに差別を助長する材料になりそう。「やっぱりね、お前みたいのは差別されて当然でしょう」と言われて終わるだけだと思う。勝てないとかそういうのじゃなくて……勝とうとは思ってないけど……不満を口にしただけで「はいおまえはあっち側」ってやられるんだろうなって。ああ、私はそれが怖いのか。

まあそれで、私が嫌われる側に回るのが怖い私は、その人たちが大事にしているだれかから諭してもらうなどして差別心について考えてくれるようにならないかな~と願ったり……呪ったりしているわけです……

呪い以外の解決方法が欲しいから悟りを開きたいわけです。たぶん悟りを開いた人は、他人を呪う以外の術を使える人だと思うのです。


好きなものを作った人を100%好きになれるわけでもない

これも最近立て続けに。

「私はこの作品がとても好きで、ずっとずっとかかわってきて、何度も見て、いろんなものを得ました……」
「この言葉を言った人はこのひとです。この言葉を私はとても大事にしています」

というものの発信者とか作者の人のほかの作に、どーーーーしても受け入れられないものが含まれてたりするわけですよ……

この辺はなあ……むずかしいよね……人間も変わるわけだし、どこかの方面がわたしとあっててもどこかの方面は合わなかったりってのがあるじゃないですか。

作品そのものとか、部分的にすごく好きなものがあるのと同じように、部分的にどうしても嫌いな部分もあるということ。知って行けばどんどんまだらにまざってきて、すぐ隣に見えてきて、無視できなくなってしまう。

でも「そのまだら模様、ずっと模様だな」っていう予感もしています。混ざって嫌な色になってしまうことは無く、好きな色と嫌いな色が隣にあって交互にぐるぐるしているけど、全体が変な色に変化することは無いんじゃないかと。


うーん。だらだら書いたけどしめの言葉が考えられない。

まだまだ考えていきたいと思って……います……

でも相当疲れてきたぞ。全てを好きになれる何かに打ちこんで癒されたい。きれいな石でも拾ってきて磨くかな??