2019/04/13 桜の季節

桜の季節ですね。もうソメイヨシノは終わりかけですけど、まだまだいろんな桜が咲くので楽しみです。

ソメイヨシノよりも、他の桜に「好きだなあ」と思うものが多いですよ。

ぶわーっと咲くという点ではソメイヨシノもきれいですね。

私が好きなのは、八重桜のもこもこした感じとか、葉っぱと一緒に花が出る、白と緑とピンクが混ざったような桜の花。

白を通り越して緑に近い感じなんかも好きです。

葉っぱと花が一緒にあるのが好きなんですよ。ブーケっぽさがあるからかもしれないな~。

ストリートビュー散歩19 ウガンダのアリ塚

ストリートビューでてくてく散歩していると、道端ではいろんなものを見つけることができます。

たとえばこんなアリ塚とか。

多分アリ塚だと思うんだけどな……
道沿いにぽつぽつあるので見つけると「おっ」と思います。

建物を見るのも好きなのでね。生活している風景。
これもまた、アリの生活している風景ですよね。

他の動物の家ってこういう風に見えないじゃないですか。隠れているものですよ巣というのは。アリはババーン!と見せびらかしているね。すごい。

どーん!とね。

この左の奥のほうにももう一つ見えます。そんなにアリがいるんだろうか?

立派だ!

ここはウガンダのマーチソン・フォールズ国立公園という場所のようなのですが、とにかくひろーいサバンナに、アリ塚だけでなく野生の動物がたくさん!いるので動物を見たい人はストリートビューで、結構適当に道のどこかをクリックするだけでいろんな動物を見られますよ。上のは……いのしし……ブタ……の仲間だと思うんだけどなんだかわかんないな。

ガゼルっぽいものや水牛のようなものも多いし、鳥もちらちら見えますよ。

こんなカメラ目線の子も。

 

【映画の感想】ユージュアル・ネイバー【ネタバレあり】

昨日は映画を見ていた。

見る前の情報としては、まあ家族内で秘密にされた「嘘」に束縛される子ども……というような内容だと思ってみてて、まあまあそんな感じだったんですが。

一応以下ネタバレアリです。

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【漫画の感想】イタズラなKiss

唐突にいま読んでる3巻の感想を書く。3巻というか、読み返してたら言いたいことができたという理由で書きますよ。

イタズラなKiss 

数少ない好きな少女まんがということで(というかどれもジャンルにしたらそんなに無いのかも……少女漫画をあんまり読めていない気がするので)
年に1回ぐらいは読み返しているのです。

私が読む少女漫画のほうでは新しい作品かもしれない、といいつつ、平成初期のマンガです。

有名作品なんでネタバレとか気にせず、あとネタバレとかで大枠がバレたところでこの作品の良しあしにはあんまり関係ないですよ。

衝撃の展開!という内容ではなく……と言うとそれもまた違う気がする、ひとつひとつのエピソードは「へえ!」「そう来たか!」という感じでわくわくするんですけど、どんでん返しとか予想を裏切る展開!とかそういうバレてるとつまんなくなっちゃうネタじゃなくて、ディテールを楽しむような感じ?

1巻の表紙からイチャイチャしてるじゃないですか。でも正直1巻のうちは全然イチャイチャしてないですよ。どっちかというと、男の子キャラ・入江くんはひどい男で、冷血で、あんまり人の心とかを考えるタイプではなく、冷めていて「どーでもいい」「頭の悪い人間嫌いなんで」みたいな感じで何にも興味がないわけですよ。とにかく感情が平坦で動かないタイプの人間なわけです。

逆に主人公の琴子は、補って余りある動きの多いキャラで、行動的で、好きなものにまっしぐらで、「やってみたい」って感じでどんどんやってみては失敗したりしている。凹んだりもするけどやっぱり挑戦するタイプのキャラ。

全編をとおして、この漫画の中では「入江くんが琴子に振り回されるうちに、感情を出したり、困ったり、対処したりしてどんどん人間らしくなっていく」という話なんですよね。琴子の成長……もあるけど、基本的には琴子がいかに入江くんをいい男に成長させていくかという話なわけですよ!!

すれちがい、勘違いや思い込みでうまくいかないこともあるけれど、そんなに長くズレっぱなしにならない(ここ重要、読んでて不安になっちゃうもんね)し、読者目線ではもうわかっちゃうんだよねこのカップルが「間違いない」ことがね。


物語としてはストレートに語られているようで、細かい技法には毎回気づかされてドキッとしてしまう。さりげないせりふ回しで、セリフの裏に隠れた本当の気持ちみたいなのが表現されていて、気づかなくてももちろん大丈夫だし気づくと「ああ、もうここでその気持ちが出てたんだ」とじーーんとしてしまう。

入江くんはもうかなり初期の段階で、琴子のことが好きでほかのやつになんか取られたくないって思ってるっぽいんだけど、本人も気づいてないんだよね。読者がもし入江くんに話しかけられるとしたら「入江くん、それはもう琴子のことが好きなんだよ」と言ってしまいたい気持ちにすらなるね!早く気づけ!!って思っちゃう。そこがいい。


気に入ってるのは、最初苗字で「相原」って呼んでたのが、ある時を境に「琴子」って呼ぶようになって、その後もう相原に戻らずずっと「琴子」なんですけど、その切り替えがほんとさりげなくて自然で好き。
他の男(ライバルのようで全然ライバルになれていない)・金ちゃんが、普段から仲良しだという立場から「琴子」って呼び捨てにしているのに対して煽る目的で「琴子にね」って言って見せた後は、ずっともう琴子。

呼び捨てイベントが作られてもいいぐらいなわけですが(実際ほかのまんがとかだと、呼び捨てとか名前で呼ばれる瞬間ってので1エピソード描いたりするよね)そういうこともなくさらっと。ああーーいい。


入江くんは「はっきり言うけど嘘はつかない」キャラなのですが、たびたび琴子にせめられて「なんか反応しなくちゃいけない」シーンになることがあるのですが、そのたび上手に?嘘にならないようにはぐらかしてるんですよね。そこがいい。

「あたしとまた住むのがイヤならイヤって はっきりいえばいーじゃない」
「意地悪? そうだよ おまえ見てるとイライラしてくるんだよ」
(文庫版3巻78p)

「住むのがいやならはっきり言え」という琴子の煽りに乗らずに
「意地悪がイヤだったら目の届かない場所にいけよ」とかわすわけですよ。
琴子としては「ガーン!ひどいこといわれた」という場面になるんですが、読者目線だと「琴子!入江くん一緒にすむのがイヤだって言わないよ!!」となるわけ……ですよ。こういう細かいずらしのテクニックを使って入江くんはうまいこと
「自分の気持ちをはっきり言わない、でも嘘はついてない」
という状態に常に持っていくわけですよ。

この会話劇はすごいと思うのです……もしかすると多田かおるさんはそれを計算抜きでやってのけてるかもしれない。計算しててももちろんすごいわけですけど。


この調子で、今回の読み返していくつ「会話の妙」に気づくことができるだろうか。いや~まだまだ発見があるなあ……

 

【漫画の感想】進撃の巨人28巻

ネタバレというほどのこと描かないけど、どういう展開になってるかまだ知りたくない人は読まないでおいてください。

「進撃の巨人」28巻読んだ!

楽しみにしているんですよ。28巻まで来てもまだまだ楽しみだね。

途中でやめちゃった人も結構いると思うのですが(私にも「こんなもんかな?まあ読むかな?」と思ってた頃があった気がする、でもどの辺だったかなあ)いつからかだいぶ盛り返してきて、ここんところずっと面白いですよ。

世界に大きな不思議や、説明のされていないところがたくさんあった進撃の巨人ですが、どんどんどんどん明らかになり、新たな謎も生まれ、でもそこも埋めていく感じで物語の密度が増していっていると思いますよ。

戦争だし、駆け引きや心理戦もあるし、だれがどこまで手の内を見せているかわかんない。それが少しずつ明らかになってきている。まだまだ分からないというか、だれがだれをだましているのか・どれが本当の話と本当の気持ちなのかがつかみきれないから、不安で仕方ないですけどね。

でもそういう「わかんなくて不安」「わかってすっきり」みたいな状態のバランスがいいというか、わかってすっきり「そうだったんだ」と思えるエピソードが書かれているから、わかんなくて不安なところも「きっと最終的には『そうだったんだ』て思えるんだろう」と、いまはわからないままにしておける感じがあります。あと思い付きで進んじゃってない感じであるところが、うまく「昔のこのエピソードの裏は実はこうでした」という納得のできる説明で埋まって行っているのでまだまだ期待しています。

28巻はジークさんの過去がちょっと語られる。あーあの事件、こちらから見たらこうだったけど、そちらから見たらこんな感じだったのね。という内容で、これまたすっきり納得の行く感じでした。

エレン方面はわちゃわちゃしてきたな。こっちは誰が味方で誰が何をしたくて何が本当のことで、どうすればいいのか全然わかんない。

ほんと、自分がこういう「サッと判断してどっちにつくか決めなくちゃ、しぬ」みたいな場面にいたら何もできずにどっちとも決められずにしにそう。反射神経が弱いんだよねえ。すぐ「エッエッ」っておたおたして、その間にころされそう。あかん。

 

おわりが見えてきたからこそ、1巻の冒頭の場面にどうつながっていくのかなって考えてしまう。つながるかわかんないけどつなげて終わるんじゃないかって……思ってるんだけど……