ストリートビュー散歩48 ケニアでサンブルの人たちによるストリートビューを見る

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「グーグルカー」のいろいろ

投稿された写真ではない、Googleによるストリートビューは、基本的にGoogleのカメラ搭載車……いわゆるグーグルカーが撮影して収集されています。

たまに鏡に映ってたりしますよ。

カーブミラーにうつったグーグルカー
カーブミラーにうつったグーグルカー

これは東京の神津島村のカーブミラーに写ったグーグルカーの姿。(Google mapで見る)ショーウインドウとか、いろんなところに映り込んでいますので、そういうのを見つけるのも好きです。国によってはこんな「Google!」と目立つ車ではなく、その国で一般的な車だったりします。アフリカはだいたいどこでも「Googleカーではない」ですね。基本的にカメラの視線を下に向けても、自分の姿は見えないんですよ。だから上の画像みたいに鏡などに写ってないと、全体像は確認できない。


いろんなものにカメラを付けて撮影している

撮影者が一般人やメディアじゃない、Google撮影のストリートビューでも、車以外のいろんなものが使われています。

ストリートビュー散歩11 アラブのラクダはグーグルカー?

↑11回目で紹介したのは、ラクダに乗ったぐーぐるカメラ。

ストリートビュー散歩16 ベルサイユ宮殿 【フランス】

↑ベルサイユ宮殿でも、ガラスに映り込んだ撮影担当の方が。

ストリートビュー散歩15 シリコンバレー【アメリカ】

↑シリコンバレーの運動場を撮影するぐーぐるさんの影。

ストリートビュー散歩44 レバノンの鍾乳洞

↑レバノンの鍾乳洞を撮影したぐーぐるさんの腕の筋肉。


アフリカ、ケニアのストリートビューで見つけたのは……

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これを見つけてブックマークしたのは、ケニアのナイロビをストリートビューで見られるようになるよりだいぶ前。

もともと、自然公園などの「ストリートビュー」はちょこちょこあったんですよ。ただ、私が街中とか人が生活している場所を見るのが好きなので、どこまで行っても景色と……たまに動物、っていう場所はあんまりチェックしていなくて。でもアフリカのストリートビューは少ないですからね。ケニアにストリートビューの青線があれば見ちゃいますよね~。

ん!?

Google公式のアイコンだけど、とりあえずなんだこれは?羽?鳥!?

……っと、うしろを振り返ってみると……

大勢いらっしゃった!

どうやらこの方たちがカメラを持って行進した道がストリートビューとして登録されているらしい! 進んでも進んでも、振り返ると人がいる。距離はだいたい2kmぐらい。
(ちなみに撮影時期は2015年のよう)

ここはケニアの中でも真ん中ぐらい、ナイロビよりはだいぶ北、でもトゥルカナ湖よりはだいぶ南。まさに真ん中って感じ。最初は「イシオロ」という場所なのかな、と思ったけど、よく見たらちょうど川の南と北で地域の境目があって、上記の場所は川の北側なので、Samburuという場所のようだ。住んでいる人たちもSamburuの人だって。

日本のWikipediaにはあんまり情報がなかった。

サンブル族 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%96%E3%83%AB%E6%97%8F

英語版にまとまった情報があるかな。

Samburu people – Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Samburu_people

National Geographicの記事も詳しかった。写真も多め。

Warrior Graduation Ceremony Reveals Kenya at a Crossroads
https://www.nationalgeographic.com/news/2013/9/130921-samburu-moran-warrior-graduation-ceremony-kenya-culture/


一緒に歩いて案内してもらっている気分になる。

ストリートビューは、人が一緒にいる感じがないところがいいところだとも思いますけど、こういうのもいいですね。

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ストリートビュー散歩47 イラクのお菓子を食べながらイラクのことを考えた

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イラクのお菓子を食べている

「バクラヴァ」という、中東の有名なお菓子。これを知ったのは最近ですが、機会があれば入手して食べています。去年もトルコバザーの食品コーナーで購入して食べた。

パリパリのパイ(みたいな薄い)生地にピスタチオが挟まって、シロップにつけてあって、あま~~いお菓子です。バクラヴァ検索してみてください。ほかにも形を変えたり素材をちょっと変えたりして、とにかくピスタチオとシロップの甘いお菓子がいろいろあるんです。クルミだったりもするようです。
じゅわっとシロップが染み出るけど、なんだかサクッとしているのが不思議です。

先日、日本のお店でバクラヴァ詰め合わせを買いました。

バクラヴァ

幸せです……なんか、こんな風に本格バクラヴァが輸入されてそれを食べられるなんてふしぎな感じ。あま~~いので日持ちするとのこと、でも油が劣化しないうちにおいしく食べて……ということでちょっとずつ、大事に、でも急いで食べていますよ。毎日毎日……どれもおいしいです。特に気に入ったのは奥から三番目、春巻きみたいに見える筒状のものです。「サワーブアル=バクラーワ」が名前かな?
下の四つだと、右上のものです。

バクラヴァを食べる日々

買ったお店のサイトはこちら。通販もされるそうです。
(書いてる現時点では売り切れ表示でした。)

オリエントのワインと食品 The Ancient World
http://ancient-w.com/


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イラクのモースルのこと調べてみた

このお菓子はイラクのモースルからやってきたとのこと。

お菓子食べると、美味しいんですよ。「これがイラクのものか」と思いながら何かを食べたり手にしたりってこと、今までなかったので不思議な気持ちです。
「これをたぶんイラクの人たちもおいしいと思ってるってことだよなあ」
などと考えると、急に親近感がわくというか。遠くの国の人が食べているものが、日本人向けになっているわけでもなく(たぶん)、そのままやってきて、食べてみたらおいしいと。

イラクのストリートビューがあることは最初から期待していません。中東の国々は一部の地域しかないんですよ、「結構あるな」って感じもするんですけど。イスラエルは全域見られるし、ドバイ周辺も見られるし、トルコ・アルメニアあたりはがっつり見れる。(アルメニアはgoogleじゃなくて地元の会社?の提供)

シリア、イラン、イラク、サウジあたりはほぼ見られない……まあまだまだ難しいかな。いつの日か見られるといいのですが。

イラクも国立博物館の中はストリートビューで見られます。

で、モースルという場所です。

イラクの北のほうです。私は知らなかったのですが、ISILに一時期奪われてたんですね。いや、そういう事件があったことはうっすら知っているけど、場所まで知らなかったというか……ほんと知らずにぼーっと聞いてるもんなんだなあ、遠くの国のことだと思ってしまうと。で、2017年ですか?奪還できたのは……なんだか大変な場所じゃないか。

モースルの戦い – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A2%E3%83%BC%E3%82%B9%E3%83%AB%E3%81%AE%E6%88%A6%E3%81%84

人も減るしもちろん空爆やら地雷やらで町中で戦闘が行われたと。
もうほんと遠い世界の話のようです。そこから来たお菓子?それを食べているのかとおもうと不思議で、お菓子と戦闘がモースルのことを考えるとぐるぐるする。

航空写真で見ると、社会科で習う「チグリス川」がモースルを通っている。そうかそういう場所なのかと知る。しかもよく見ると、ちょこちょこストリートビューがある!

googlemap

これは、Googleカーが走ったわけではなく、個人の方の投稿と、Radio ALghad の投稿なのです。Radio ALghad はモースルのラジオ局のようで、そこが360度カメラを使用してストリートビューに投稿してくれているわけですね。しかもごく最近、去年の11月とか今年の1月の日付で投稿されています。

Radio ALghadのwebサイト(ラジオも聞けます)
http://alghad.fm/

で、その投稿されたストリートビューを見ると、

いつものストリートビューと同じ雰囲気で見せられる戦闘のあと。

こちらはモースル大学という、モースルの大きな大学ですが、検索して出て来る元の姿は本当に立派な大学で……建物のかたちは同じなのでつらい。

図書館の本はISILに燃やされたという記事も読みました。

もちろん狭い範囲のストリートビューしかないし Radio ALghad が伝えたい写真が投稿されていると思うので、今人々が生活している場所や無事なところもあるんだと思うんですが、人々が壊れた建物の間でお店を開いたりしているのを見ると複雑な気持ちになります。

他の投稿写真とかも積極的に見て、以前の・そして今のモースルがどういう場所なのかをもっと知ろうと思っています。

きっかけはお菓子だけど……それだって縁だもんね。

 

ストリートビュー散歩46 キルギスのカラオケ

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キルギスのストリートビュー見てたら、ちょこちょこカラオケが見つかるんですよ。

Караокеというのがカラオケです。モンゴルでも結構見かけるので、ロシアとかモンゴル、旧ソビエトの国では根付いてるんだろうなあと思って。

カラオケは日本発のものだし、英語でもKARAOKEだし、和食のお店を見つけた時と同じような「オッ!」となる嬉しさがありますね。

どんな感じなのかな~、日本のカラオケと似ているのかな?と思っても、皆さんwebサイトは持っていないのか(ちゃんと店名で検索したわけでなく、googlemapのwebサイト情報をチェックしたら空欄だったということですが)詳細がわからない。でも口コミや写真の投稿はある!

……で、それを見ている限り、超豪華だなと。

私が想像したような、カラオケ「ボックス」ではなくて、「カラオケホール」的なものかと。クラブというか。歌手やバンドが呼ばれて歌を歌い、聞きながらご飯を食べたりするというか。実際そうなのかは確認できてないのですが写真はそんな感じに見える。


カザフスタンのカラオケは?

カザフスタンの地図上で「 Караоке」と検索してみると、これも出る出る。
口コミには「最新の曲は選べませんでした。」「マイクは古く、保護ワイヤが突き出ていました」など不安な書き込みもあるのですが、「素晴らしい場所 素晴らしい機器」という高評価もあるので……人それぞれかなと……

ストリートビューは見られないので、外観はわかりませんでした。


じゃあウクライナにもあるだろう

ウクライナはストリートビューもありますからね。

立派ああああ!!

A-KARAOKEは口コミでも「キエフで最高のカラオケ。」と書き込んでる人がいますね……すごい。

Avalon – A-Karaoke
http://avalon.ua/karaoke

webサイトも豪華だなあ。楽しそう。

どちらかというとこれもボックス的なものじゃなくて、キルギスと同じようにクラブ的なものっぽいですけどね。


どこも割と共通してた点

メニューの写真にSUSHI、SASHIMIっぽいものがある。

 

 

 

 

ストリートビュー散歩45 「スイスの絵ハガキにならない風景」

いや~~2020年の豊富と、あと遅れてるけど「2019年に買ったいいもの」の記事を書こうと思いつつ、今日であった風景についての記事を先に書いてしまう私です……ちょっとしたネタなのでどんどん書いていきますよ。

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スイスってすごいんですよ。ストリートビューであちこち見られますけどね、だいたいどこに降り立っても「絵ハガキか!?」ってツッコミを入れたくなるんですよ。すごくきれいな景色ばっかりなんですよ!!

なんだこれはー!?

ふつうに、日本の道を見てるのと同じ感覚でストリートビューで降り立ったらこれですよ。こちらは結構山の中の道ではありますが、人が住んでいて、そしてこの花畑!?遠くにそびえる山?柔らかい日差し!

スイスすげえ、、

わたしの好きな風景はもっと生活感がある風景なんですけど、これはこれで好きですよ。歩いてみたいねえ。

標高は800mぐらい……じゃあうちの実家と同じぐらいか。
じつは実家方面は日本のスイスといわれ……てるのか??
こんな景色ないんですよねえ。山の中であるということは似ているけど、山と山が近すぎて谷にいる感じで広がりがあまりないんですよ。そのせいで「スイスと違う……」と思ってしまうのかも。

実家の町はスイスのヴェンゲン村とも姉妹都市になってたことがあって、と検索してみたらスイス大使館のサイトに書いてあったので今もそうみたいです。
一応スイスに雰囲気が似ているという理由だった気がするのだけど……ほかにも長野県とスイスの地域が姉妹都市になっているね。

在スイス日本国大使館
https://www.ch.emb-japan.go.jp/jp/nichisuisukankei.html


と、まあ、景色がいいわけですよ。それでついつい思ってしまったのは、
「スイスには絵ハガキにならないような景色はないのか!?」
ということ……

そりゃストリートビューで見つけた何かをドアップにしたり、何にもないところとかを見つければいいんですけど、そういうのじゃなくて……もう少し
「スイスらしさはある、でもこれでは絵ハガキにならないんだ」
というところはストリートビューでみつけられないものか?

そういう視点で探してみたところ出合ったのがこちらです。

おおーっ!スイスらしい湖と山地と家と……でももやもやしてて見えなーい!

……このネタは前にも紹介した南アフリカの絶景と同じなんですけど……
ストリートビュー散歩26 絶景のはずがこんなこともあるんだね

こんなにもやもやしてたら絵ハガキにできなそう。


でもまあ、山をちょっと下りたらこの通りですよ。

結局ステキじゃねえか!ってやつですよ!

 

ストリートビュー散歩44 レバノンの鍾乳洞

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朝起きたら、レバノンの話題で持ちきりだった。

カルロス・ゴーンさんが日本を出国してレバノンへ渡ったとのことで。
その記事自体も「ええええ」というニュースではあったのですが、わたしからするとレバノンはあまり詳しくない土地。ストリートビューがほとんどないから。いや、ある国でも詳しいわけではないですが……

うちのサイトでレバノンに言及した記事と言えば下記のもののみ。

ストリートビュー散歩30 レバノンのベランダカーテン

これも面白い(私的には)ですよ。レバノンの集合住宅のベランダには外側にカーテンがかかっているの。日本に住んでる私としては、なんとなく雨に濡れるのとか、ホコリや砂をくっつけちゃいそうだな~ってイメージとかで、外に布を出しておくという発想がないのでびっくりしました。でももしかしたらこまめに取り換えたり、洗浄したり、またはまったく気にならないものだったりするのかもしれませんが、その辺はやはりその土地に詳しい人にお話を聞けないとわからないですね。


ストリートビューがまったくないわけではない

上記の30回の記事でも詳しく書いていますが、ストリートビューで見られるレバノンの景色はgoogleが集めたものではなく、個人や企業から投稿されたものです。なかなかクオリティが高いので普通に楽しむことができますので、それはそれでよいです。

googleストリートビューが全くないかと言えばそういうわけでもありません。

ほかの国でも、道は見られなくても観光地や施設内などにgoogleストリートビューがある場合があります。

レバノンでもありました。レバノンのストリートビュー、投稿されているものは青線(ストリートビューがあるよという、地図上のしるしのこと)がなんだかケバケバしているのですが、googleが撮ってるところにはそれがないので見分けることができます(完全じゃないですが、大雑把に言えば)。

こんな感じ。この中で、「あっここはgoogleが行ってそうだな」って分かる場所、そう、「ジェイタ洞窟」ですよね……

洞窟だけでなく、その周辺の様子も歩いて回ることができます。

「洞窟って書いてあったけどどこから洞窟なのかな~」などとぐるぐる歩き回っていたら、洞窟に入ったんですよ。

鍾乳洞だった

わ~~!!! 鍾乳洞! わたし鍾乳洞だ~いすき!

おお~!!

洞窟内の高低差もある~!

観光地らしく、入り口にはお土産物屋や休憩所もあるところがまたいい感じです。

公式webサイトも見つけた。

Grotto Jeita – The Pearl of Nature in Lebanon
http://jeitagrotto.com/


 

カメラを背負ったgoogle manを発見……