2019/6/12 お店のことを思う

食べ物でも、雑貨でも、お店があるからこそ買い物ができる。

だから私はお店が好きだ。使えるお金がある・なしに係わらず、お店が空いているというのはとても良いことだ。

ところでお店は新しくできるし、閉店もしますね。

昔からある店のことを考えると、本当に限られた、一部だけが「店主がいなくなっても続く」んだなと。改めて思ってしまいます。

「このお店は何代続いていますよ」とか言うのは、続ける価値があるな~と子どもの代も思って、受け継いで、しかも商売もある程度うまくいって、生活ができるから続けられるという状態にならなきゃ、いつでも「やめよう」となるわけですよ。

ここから10年ぐらいですごくお店の状態は変わるんだろうなと思っているのです。

街を散歩していて、おじいさんおばあさんが経営している食堂など見てみると、どうもそれを次の世代に渡そうという感じではないから、自分たちが体力的に続けられる間ということになるのかなと。

もし跡取りが店を継いだとしても、ちょっとそのままだとお客さんが増えなそうだなアというお店の場合は改装するとかメニュー・業態を変えるとかね。そしたら別物になるだろうから、お店がそのまま残るのとはまた違うものになるだろうし、

雑貨屋さんも、一人でやってて「ひとりだからこのぐらいの売り上げで何とか」ってぐらいの規模でやってたら、誰かに引き継ぐようなものでもないかもしれない。

そう思うと「このお店がいつかなくなる日が、たぶん私がこのまま平均寿命ぐらいまで生きた場合には、来るんだろうなあ」と今から考えてしまうのです。ぜんぜん閉店する気配などないのに、いつか来る閉店の日のことを……

本当に今から考えてどうするんだって気もすることなんですが、まあねえ。いつかね。


同じように、閉店してシャッターが閉まったままだったり、古く傷むのに任せてるような看板などを見ると、あれが新品でそこにかけられた日のことを考えてしまうのです……

【本の感想】ハトと日本人

「ハトと日本人」読みました。

ハトと日本人

最近ハトに興味があるんですけど、ハトのことっていざ知ろうと思うとあんまり情報が無いんですよね。

それで、だいたい観察していろんなことを見つけていたわけですけど。あとはネットで調べられる断片的な情報なども読んで、実際に見た「こうじゃないかな?」っていうハトの習性などを観察して。

図書館でもハトのことを調べようと本棚を探しましたが、あんまり冊数がない。カラスのことは結構書かれているのですが……
雑誌でもあまり特集されていない。なんとか電子版で読めた雑誌のバックナンバーの特集を見たり。
BIRDER (バーダー) 2014年 07月号 至極の鳥見旅行ガイド/謎だらけの鳥たち ハト類

そんな中、去年発売された「ハトと日本人」はもう「読まなきゃ!!」って感じでして、ようやく購入して、読めたわけですよ~。

いままで観察してなんとなく気づいていたことも「やっぱりな~」という感じで確認できたし、子育てとか天敵とか、まだ全然観察できていないことについてもはじめて知ることがいっぱい。

歴史とか神話まで幅広く網羅した楽しい読み物でした。

とくにドバトの天敵について書かれた章はつらかったですね……
トロいイメージだし、実際「こんな牧歌的で本当にやっていけるんだろうか」と心配していたのですが、やっぱり簡単に食べられちゃうんですね……わかってはいたけど。

本で得た知識のほうも、今後の観察でチェックしていけたらな~と思っております。

写真もいろいろ掲載されているので楽しく読めますよ。ハトに興味ある人にはとにかくおすすめ!

 

【作ってみた】iPad用の袋をがま口と布で手作りしてみた

iPad Pro用の袋をがま口と布で手作りしてみました。
ケースはあるんだけど、apple pencilもくっつけるし、そのままカバンに入れるとペンがとれちゃうんですよね。とれるのはいいけどどこかに行っちゃったりすると嫌だなあと。

そこでipadを入れる袋が欲しいと思いました。簡単に入れられて、ちょっと持ち出せるような感じを希望。

でもサイズが大きすぎるとか、持ち手が長すぎるとかでなかなかいいのが見つからない。

そんな時手芸やさんを見ていて、「自作しちゃおうかな……」と思いまして。

不器用なのにですよ。

やりたい気持ちだけはいつもあふれているのです。

そこでがま口と布を買ってきました!

活躍するのはいつもの「裁ほう上手」です!
これでエプロンを作った時のまとめもあります。
【作ってみた】針と糸を使わずにエプロンを作る
https://www.blackstrawberry.net/nuno/index.html

裁ほう上手

メイキングとかやるほどむつかしいことをしていないし上手にはできてないので……

布を縦の長さの2倍とって、半分に折って、がま口の口金にボンドを塗って紙ひもと一緒に押し込む、という感じです。

私はよくわからないまま裏地として同じ布をもう一枚重ねて、一応袋状にしてからがま口の口金に突っ込んだんですが、まあ~うまくいかないですね。結構布がたりなかった。そして部分的には布が余った。つまり無計画……と言うことです。

でもまあなんとか?

内側の処理はうまくできませんでした……余ったり足りなかったり……

ひとまわり大きいです。あまりギリギリだと本体がこすれたりするかなって。でももう1cmぐらい小さかったらぴったりだったかもな~。この辺は市販の口金のサイズに寄りますよね。でも横型で口を大きく開けるように作ったので、出し入れはしやすくていい感じです。

クッションは無いのでケースに収めたまま収納。特にapple pencilを固定したりはしてませんが、まあ外れてもこの袋の中にあるというのは安心ですね。

がま口のひもを通す穴に持ち手など取り付ければそのままぶら下げて持てるバッグ的なものになりそうです。あまり重たいと布ががま口から外れたりしないかなって不安ではありますが……

【がま口のメリット】
■作りやすい。
■大きくくちが開くので出し入れしやすい。
■しっかり閉まるけど開けるときもさっと開けやすい。

【がま口のデメリット】
■口金が大きいのもあって、重い。
■硬いので他のものを傷つけないように注意が必要

2019/06/09 夏コミ当選です

夏コミ当選しました。

こんな感じです。文房具本の新刊、Vol.18を作る予定です。

毎年決意を新たにしているような気もしますが、Vol.18もこれまでよりいいものになるように、新しいことを盛り込んだり、新鮮な気持ちで記事を構成したりしたいと思います。そして詰め込んで、同じページ数なのにぎっしりあるなぁ!という感じを出していきたい。

まんがとかもそうなんですけど、結局私の作風って「詰め込み型」なんですよね。だから詰め込んで、同じページ数でこんなに詰め込んだら作るの大変じゃないかって思われるぐらいいろいろ盛り込みたい。

たまにはあっさりした箇所もあったほうが読みやすいもんだよ、という心のささやきが聞こえてきたりもしますけど、そこはもうあんまり気にせずにやりたいようにやるのが私らしさの表現にもなっていくんじゃないかなあ。

まあいろいろ挑戦しますよ!

 

 

【漫画の感想】団地ともお33巻 最終巻

最終巻だった。

団地ともお 33巻

表紙だっていつも通りだし、中身もいつも通り、最終回も「終わり」というのがあまり意識されていないような最終回だった。作者の小田扉さんもTwitterで「いつもどおりだった」と言っていたような覚えがある。それでもなにか最終回っぽさがあるのかもな、と思って読んだけどまったくなかったね。むしろこれが最後の回でいいのかっていう感じもした。そこがいいんだけど。

33巻で好きなエピソードは、

・UFOを探しているおっちゃんに、明らかに嘘みたいな小学生らしい発想の「オレ宇宙人だぜ」という話をして聞かせるともお、おっちゃんも「まあ面白いからいいか」って感じで話を聞いてたけど……?

・間さんが、色んな人と「おれが死んだら見られたくないアレを処分してほしい」とお互いに約束しているじいさんと出会って、新しく約束を交わして……

・ともお一家が日めくりカレンダーの課題をこなさないとループする罠にはまってる話

33巻も面白かったな。

「少しふしぎ」系はいつも面白いなって思う方に入らないんだけど(つまらないというわけではなく……)、今回はその辺も面白かった。終わっちゃったのか~。

はじめて「団地ともお」を読んだとき、こんなに小学生らしい小学生が漫画に!と感動したものだけど、あの頃の気持ちは思い出せないな。もうともおはともおだから、今から1巻読んでもやっぱりともおはともおであって、「小学生あるある」なんてひとくくりにできないんだよなあ。まああるあるでもなかったけど……

アニメも面白かったので、またアニメやらないかな。ケリ子の彼氏(のような少年)とのやり取りとかも見たいぞ。鉄道の話とか。作画大変そうだけど。

アニメも最初は3Dばりばりだな~と思ってたけど、最後の方は自然になってた気がする。


33巻は最後まで読んだら、裏表紙のカバー下もチェックしてね。