国会図書館に同人誌を納本してきてみた。

国会図書館と言えば、日本の出版物がいっぱい保管されているところ。しかもずっと保管される。読みたい人は読むこともできる。

出版物と言っても、すごく売れた本や雑誌だけでなく、同人誌も保管してくれるんですって。というか、不特定多数に頒布されたような出版物は納本する義務があると。同人誌も、そんなに部数が多くないとはいえ、不特定多数に頒布してるわけですよ。とくに私の本は同好の士に向けた内輪向けの冊子ではなく、多くの人が読んでくれたらいいな~と思って作成していますからね。条件には合っていますよね。

うちの同人誌一覧です。
https://www.blackstrawberry.net/book/index.html

もう在庫がないものや、そもそもコピー本だったりするものについては持っていきませんでした。在庫があるものを過去の分まで。なんだかんだで33冊も持ち込んでしまいました……1種2冊持っていくと関西にも置いてくれるそうで、せっかくなので2冊ずつ。1種はもう在庫が1冊だったのでそれだけを。17種類ということでしょうか。


これらを持っていくぞ~。近刊だけにするかもしれないと思って、写真のものはとりあえず2018年に発行したもの……

国会議事堂前駅で降りて、国会図書館へ向かう。

この辺わりと空が広いんですよね。国会と、その関連施設が集まってるということですっきりしているし。あと警察の人が要所要所に立っている。

納本制度|国立国会図書館―National Diet Library
http://www.ndl.go.jp/jp/collect/deposit/deposit.html

納本に当たってちゃんと下調べをしました。恥ずかしい思いをしたくない。同人誌を納本したお仲間もたくさんいらっしゃるようで、それらの記事もありがたく読みました。なので私も記します、「納本は利用者入り口ではなく、西口から入る」ということを。

で、皆さん「納本に来ました~」と、上記の西口の写真をUPされているのですが、私はこの写真で勘違いをしていまして。
「いくら通用口だからって、こんな小さな、茶室に入る感じのせまい入り口にしなくても……」と……
「洞窟みたいな入り口だ。わくわくするな。」って、思うじゃないですか……あの、写真に写ってる小さい穴みたいなのは、入り口じゃなくて門をしまっておくための穴?なんですよ!(こんな思い込みは私だけだろうか)この穴には入らず、その石垣に沿って奥へ入ってください! そして建物に入るのです!

入ると警備員の方が阿吽の像のように立っていらっしゃって、たぶん目が合うので

「納本に来ました」と言えば、受付するように促してくれるでしょう。
受付の方には「入口はこっちじゃないんですよ」と言われましたが、その時も警備員の方が「納本の方です!」と助け船を出してくれたので、安心できました。もしひとりだったら「え、えと……あの、、わかりました、、」って外にでて「わーん、納本チャレンジ失敗だよ~」と泣いて帰るところです……。

受け付けでは指示通りに台帳へ記入し、教えて貰ったルートで納本カウンターへ向かいます。

納本カウンターではベルを鳴らせばすっと係の方が出てきてくださいます。

「のうほんに来ました!」と告げて、本をだして、見てもらって、受領書に必要事項を書きこんで提出すれば終了です。

希望すれば納本時に「代償金」というお金が、冊子代金の半額支払われるそうなのですが、私も近年のものだけでもやってみようかなと思いましたが、ちょうどお昼時だったこともあり、その担当の方がお昼休みだと言われてしまって。お昼休みあけまで待つ!!!とも思ったけど、一応費用も税金から出てるわけだしなあ~と思いなおして全部寄贈することに。とりあえず国会図書館で永く保管してもらうというのが今回の目的でありますからね。

受け取っていただいたので、このあと何にも問題が無ければデータベースでも検索できるようになると思います。

一応納本の義務があるとはいえ、万人にやった方がいいと言えるかと言えば、そうでもないというか、作ってる本によってはそんなに長く残っても困るって場合もあるでしょう。だからまあやりたい人がやればいい(同人誌については)と思うのですが、私はちょっと「これは意識が変わるなあ」と思いました。

国会図書館がどれだけこのあとも続いていくのか、日本はどれぐらい続いていくのかわからないですが、とりあえず日本が終わったり、国会図書館をやめたりしない限りは私の書いた本が残るわけです。漫画とかもこれで残ります。私は出版社から本を出していないから、今までほとんど残るあてもなかったのだけど(一部出版社の発行物に記事を書いているので、これまででもゼロではなかった。でも自分で納本しようと思うまではそのことに思い至らなかった)。

文房具の同人誌なんかは、もしかしたら私しか記録していない文房具や、文房具を使った感想もあるかもしれない。そしたら、将来・ずっと未来の人が、〇年前の文房具ってやつを使ってた人の感想はどうだったのかな」って思った時、国会図書館で「おっ文房具の本があるぞ。こういうこまごました分類があって、ニッチな商品までいろいろあったんだな」って思うかもしれないじゃないですか。

私自身も、いまから300年前の道具とか、もっと昔の道具とか、どういう気持ちで使ってたか知りたいって思うことありますし。いまは当たり前のものが出てきたときの人々の反応とか、もうなくなってしまったものを使っていた人の話とか。

漫画ももしかしたら読まれるかもしれないし。誰も興味を持たなかったら、ずっとずっと眠るのかもしれない。それはそれでいいかな。

とにかく、今後なにか同人誌を作るときは、「これを国会図書館に納本して、ずっと残すんだ」と思ったら、描く内容も変わっていきそう。私と一緒に眠る、私の言葉や、愛した道具たち、物語。なんかワクワクします。

いつも読んでくださる読者さんのことを考えて書いていたけど、加えて未来に読むかもしれない誰かのことも考えてみたいと思います。


【関連記事】

国会図書館の食堂でごはんたべてきた – 藤村阿智の日記 ひぐらし BlackStrawberry_net
https://www.blackstrawberry.net/yoshida/?p=562


【参考にしたサイト】

納本制度|国立国会図書館―National Diet Library
http://www.ndl.go.jp/jp/collect/deposit/deposit.html

国立国会図書館に同人誌を納めに行ったよ。 | 夕立ノート
https://mofday.info/national-diet-library-doujinshi/

国会図書館に、プリキュア同人誌を納本しました。 – プリキュアの数字ブログ
http://prehyou2015.hatenablog.com/entry/kokkaitoshokan

技術同人誌を国立国会図書館に納本しました at www.morihi-soc.net
https://www.morihi-soc.net/?p=1135

 

2019/1/11 【自己流】ブラシを簡単にきれいに洗う方法

今日はお役立ち情報をかこう。

髪の毛長いんですけど、その分たぶんホコリなどを吸いつけているんですよ。

皮脂とかホコリですぐブラシが汚れてしまう。ブラシというかクシ。プラスチック製の。

基本的には100円ショップで買ってて、汚れすぎないうちに変えています。とは言えまったく洗わないで使い捨てにしているわけではないしそんなもったいないことはできない……洗って何度も使いたい……100円って大金だもんねものが買えるんだもん。大事にしたい。

 

うーん、いい画像が貼れないけど、amazonの商品リンクで説明すると上のような。本当に単純なブラシを使っているわけですよ。

ブラシについた髪の毛は毎回とるけど、髪の毛をとるときに一緒に半端にとれてくる ホコリなどの汚れ、なかなか落ちないし髪の毛につくしで何とかしたいものです。


1.都度 お湯で洗う

シャンプーするついでなどにね。ブラシも洗う。これでだいぶ長持ちしますが、乾いた時に溶かすと静電気などでホコリがすぐ着く。朝起きた時とか、たぶん布団のほこりが髪の毛についてて、それがまとまってブラシにつく。

2.中性洗剤で洗う

台所の食器を洗う洗剤とぬるま湯で洗う。これはきれいになります。コーティングされてるものなどはこういう方法で優しく洗わないとダメなんじゃないでしょうか。


では次に、私が最近やってる、安くて特にコーティングなどもなさそうなブラシを手軽に綺麗にする方法を紹介します……

3.キッチン泡ハイターをかけて数分放置する

 

これこれ。……なーんか写真がイマイチなんですけど……でもamazon以外の業者から配送のものじゃなくてamazonの商品を貼りたかった、そうするとこれになった……

まあとにかくキッチン泡ハイターです。塩素系で強いので、なんか特殊で高いブラシにはやめておいたほうがよさそうですけど、安いブラシをきれいにするならこれでOKだと思います。たいして放置もしなくていいです、台所のシンクにブラシを寝かせて 、これの泡をふんわりブラシに乗っかるようにかけて、トイレでも行ったりして数分ぐらい?あんまり放置しても意味ないし乾いて元に戻るだけだったりするので、すぐ洗いながすほうがよさそう。

で、水で流すだけでもうきれいです。

塩素系なんでくれぐれもよく水で流して、泡とか成分が残らないように気を付けたほうがいいと思いますが、消毒もできてると思うし簡単でいいですよ。

私とおんなじ安ブラシを使ってる人で汚れを落とすのもめんどくせえ~ってなってる人は試してみてください。

 

2019/1/7 apple pencilとipadでイラスト描いてみた

apple pencilっていうのがあるんですよ。ipadと一緒に使うと便利なペン。

基本的に、ipadの操作は指でやるわけですけど、絵を描くとか文字を書くとかのときは、指だと繊細な表現はしにくいし、細かく書くのもむつかしいですよね。(二つは同じような、そうでもないような)

で、apple pencilとipadが我が家にそろったわけですよ。高いものですから……なんとか活用しないと……元が取れません

ということで、なんか描いてみようと。

まずアプリの選定がむつかしいのです。せっかくpencilがあるんだから、繊細な表現もできるほうが嬉しいじゃないですか。筆圧とか感知してくれるような。

お絵かきアプリもいろいろあるんです。でも、私がPCお絵かき野郎なので、こういうタブレットで絵を描くとなるといろいろ不満点もあります。
とにかく一発描いてみたんでみてみてください。

apple pencil

アプリは「Paint Storm Lite」にて。海外製のソフトで、日本語にも対応していないのですが(今のところ)、高機能です。それぞれの機能は英語で書いてあるけど、普段ほかのソフトを使い慣れてたらどれがどうかはまあすぐわかるでしょ。

でも、一応「あの機能ないのかな~、あるとしたらこの辺に、あったあった」って感じで探せていますけど、筆に癖が強くてなかなか慣れません。筆の表現自体はとても面白いです。筆に頼って変わった表現やテクスチャを使うことができます。面白い筆で描くだけでそれっぽくできるというか。

しかし、逆に筆の種類がいろいろありすぎるし、例えば何かの筆でペイントして、ちょっと消したいな~(アンドゥじゃなくて)、消しゴムでちょちょっと消して…… ……あれ?さっき描いてた筆どれだっけ?(笑)みたいなことがひんぱんにあります!覚えられないよ!

あとはまだ慣れないので、アイコンから想像した書き味と実際が違うってことも多々あります。そんなこんなで、効果を使うことによってごまかして何とか描いたのが上の絵です。


やっぱり普段使い慣れているペイントソフトを入れるのがいいのかも。それだとclip studio paintかなあやっぱり。無料体験で使ってみようかな。

しかしほかのアプリの筆ツールなども魅力的~。

こういう風にいろんなアプリの長所を知ってしまうと、私、すぐいろいろ一緒に使うようになってしまうんですよ。たぶん絵描きはその傾向が強いと思う。画材を組み合わせるのなんて日常茶飯事だから、アプリも「あっちの方があれの表現できるな」ってなったら行き来して仕上げそう。これやるとつぶしが聞かないんですけどね。レイヤー統合されちゃったりすると前の状態に戻ったりできないわけで。

肝心のpencilの書き心地ですが、いいですよ。ペン先にそのまんま線が引けるってのはいいですね。私は普段「板タブ」と呼ばれる、手元の入力デバイスをペンで操作しながら、まったく違う場所にあるモニタに線を引くという方法で絵を描いていて、これは慣れない人には信じられないことらしいです。慣れるともう全然気にならないんですけど。

でもまあ手元の、「ここ」って思ってる場所にペン先を置いて、そこにそのまま線や色を置けるってのは便利ですね。紙みたいなもんだもんね。不思議。

懸念していた、「私は画面にべったり手をのせて描くタイプだけど、ペンだけじゃなくて手でも誤作動したりしないのかしら」ってのは特に問題ありませんでした。手が乗っかってるところは特に反応せずにペン先で使えてる。

でもメニューを間違って押したりってことはありそう。


とりあえず、不満は「画面が狭い」「メニューが画面に乗っかってる」ってところですかね。

いくら拡大できるとはいえ、やっぱ全体を見ながら細部に手を加えるのとは違いますよ。これはデジタルだとしょうがないことだけど。あとメニューが乗っかっちゃうのがね。動かせるんだけど乗っかっちゃう。

例えば、絵を描いてる紙の上になんか付箋とかメモ帳とかパレットとかのっけて、紙をずらしながら絵を描くとしたら「アー!」ってなるじゃないですか。

もちろん、パレットを全部どかして全画面キャンバスで描くこともできます。

私がパレット・ツール・レイヤー構成が見えてないと描きにくいから全部表示しているというだけで……あれ消せない……気がころころ変わるからツールもレイヤーもカチカチ切り替えて描くタイプで……


専門用語(対して難しくないと思うけど)の解説もせずにガンガン書いてしまいました。まあ、わかる人には解説いらないだろうし、言葉がわからなかったらわかる必要もないと思いまして。

 

イラストはまた描いてみます!

18/10/10 パープルスイートロード(……という紫芋)食べた

買った時にたしか「ちょっと変わってるけど安いな」と思って買ったな……と、
調理する前に一応名前を確認したらパープルスイートロードと書いてあった。

聞いたことない名前だった。普通にさつまいもだと思って買ってきてたけど全然別物だったらどうしよう。ご飯と一緒に炊こうと思ってたけどそれでいいのか?

検索してみたら、甘めの紫芋で、まあ普通に焼き芋とか蒸かし芋とかにせよ、とのこと。

あんまりご飯と一緒には炊かないみたい。……いや!炊いてもいいはずだ!炊く人もいるはずだ!と「パープルスイートロード ご飯」で検索、一緒に炊いたご飯の写真も出てきたので安心する「ほら!!ご飯と一緒に炊く人もいる!!」

欲しい答えに合わせた質問をするというのはよくないことですよ。


でもまあ、普通にちいさく切ってご飯と一緒に炊きました。味付けはなし。

甘みがあっておいしいイモご飯になりました。色が紫だけど。

どちらかというとほっくりしてて、サラっとでんぷん味ってかんじかな。

癖はない。でんぷんの甘み~ってかんじ。

しゃもじにくっついても、水で流せばすぐ落ちる。さつまいもとか安納芋でねっとりしてるものだと、しゃもじについたらなかなか落ちなかったりするよね。

 

 

甘みはあってもさわやかなので、蜜っぽくはないし、なんの味付けでもあいそうです。個人的にはゴマ塩をちょっと乗せたかったかな。そうだ、花豆ごはんに似てるかもしれない。

2018/10/3 生すじこをイクラにした

タイトルの通りです。

すじこの存在は知っていたけど、たぶん苦手な食べ物なので食べたことが無かった。

イクラは大好きで、寿司も人のものを奪ってまでイクラを食べる。
いや、強引に奪うわけではなくて、食べる?と聞かれたら「ウン!!」って言う感じです。

些細なことで食べられない食べ物ってあるじゃないですか。
たとえば私の場合、たらこは生では食べられない、明太子もだめ。焼いたたらこしか食べない。少しでも柔らかさや生っぽさを感じたら嫌だ。どうしても食べられないわけじゃないから食べるけど、「しょうがないな」って感じになってしまうので、選んでは絶対食べない。しかし、食べ物を「しょうがないな」って食べるなんてほんとよくない。

そうはいっても、食糧難で普段食べないよなものを食べる必要が出てきたら結構食べるほうだと思う。みんなそうなのかな。でも選べるんだったら好きなものをおいしく食べたいでしょう。

で、たぶんすじこは私の中で、たらこの「中までよく焼いた好きなたらこ」と「中が生焼けで柔らかい、苦手なたらこ」の苦手な方と同じような感想になると思うので、いままで食べてこなかった。ウニも好きじゃないし、たぶんダメな方だと思うんだよね。


すじことイクラが同じものなのは知ってたけど、実はあまり考えたことがなくて、生すじこをご家庭でイクラにすることができるというのは知らなかったというか思ってもみなかったというか……家で缶詰みたいなシーチキンを作る人って言うのを聞いたことが無いように、イクラは買ってくるものだと。思ってて。


しかし北海道の人が「季節だから」と、生すじこからイクラのしょうゆ漬けを作っていた。それがあまりにおいしそうだったので、私も一度やってみたいと思った。

すじこが手に入らないかもしれないという懸念はあったけど、わりと近くのスーパーの鮮魚コーナーは品ぞろえがよく、変わった魚とか、切り身じゃない魚、大きな貝とか軟体動物、業務用パックみたいなものを置いているので、そういう旬のものはきっとあるだろうと期待していた。

思惑通りあっさりそこで手に入った。ついでに他のスーパーも見てみたが、今のところ他では見つかってないから、やっぱりどこでも買えるものではなさそうだ。


出汁醤油も買ったのだけど、すじこにちょうど使い切れるタイプの出汁醤油がついていた。ぬぅ。


ほぐすのは大変だった。時間がかかった。こんなに時間をかけてもいいのかな?ってちょっと心配になった。

普段見たことのない、白いつぶつぶになったけど、これはこういうモノだと作り方を調べているときに書いてあった。動画も見たんだ。いまはビジュアルで「これでいいのです」って言うのが見れるからありがたい……


それから7時間ぐらい経った。

醤油はすっかりいくらに吸われて、この通りぱっつんぱっつんの粒が!

わーい!


シソをね。買ってきてあったんですね。

いくらの生臭さを消してくれていいアクセントになるかなと思って。

お味噌汁も、白菜と乾燥大根菜・ねぎの味噌汁。さっぱりしています。


季節の食べ物として、生すじこをほぐしてイクラのしょうゆ漬けにするのはいいものでした。

またやろう。こんどは別の出汁醤油や、めんつゆを使って味の変化も試してみようかな?