ストリートビュー散歩43 オランダ・ボーデグラヴェンの信号を探す

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今回はオランダ。

ヨーロッパの中ではもしかして一番見に行っているかもしれないオランダのストリートビュー。いろいろ面白いんですよ。でも記事に書くのは初めて?

今回は、たまたまシェアされてきた数年前の記事を読んだことから始まったお散歩。記事とは以下のものです。

オランダでは「歩きスマホ事故」対策に、地面に信号機を埋め込むことにした|WIRED.jp
https://wired.jp/2017/03/28/dutch-town-traffic-lights/

へー、面白い。と思ったりして。
まあ危険行為というのはですね、注意喚起をして「それをやめるように」と啓蒙してもいいんですけど、変えられない部分にかんしてはどんどん仕組みや方法を変えていったらいいとも思っているんですよね。記事によれば歩きスマホで赤信号に気づかず突入して車に接触する事故が増えているので、下を向いたままでも気づける信号を道に埋め込んでみたと。面白い。

道のことだったらストリートビューで見られるかもしれない。そうおもって藤村特派員はオランダ・ボーデグラヴェンの地へ飛んだのであった……

「オランダ西部……オランダ西部……」と地図を見て行って(どの辺にあるかも知りたいのであまり検索でたどり着くことはしない)、目指す土地を探すのだけれど地名が覚えられない。「ボ?」「グ……」「???」と記事に戻って地名を再度確認する、ということを何度も。そしてようやく見つけた街は「地方都市」と表現されていた通り確かにそんなに大きくない街である。

適当に交差点に降り立って歩いてみるけど、そもそも信号がない。

車は通っているけど、きれいに整備された素敵な街並みで、信号は見当たらない。少ない。

オランダはきれいだな~。地方都市でしょ? それでこのきれいさ?? 観光地ではないの? 観光地なの? まだ場所について何も調べてないからわかんない。でもすごくきれいな街並みだと思う、長期間滞在して散歩とかしたい。

商店街もこんな感じで……

街頭にきれいに花が飾られているし……

住宅街もとにかくきれいで……
私は日本の、みんなが好き勝手に建てた家が並んでいる住宅街がとても好きですが、こういうデザインの統一された街並みって言うのも素敵ですね。

団地のようにぶあーっと一気に作られた同じ家が並んでるところは不気味になったりもしますが、オランダの住宅街は同じテイストで作られていても形が違ったり花や木を植えたりしててそれぞれ雰囲気が違っているので素直に「素敵だな~」と思いますよ。路駐が基本なのはヨーロッパではありがちですね。悪いことじゃなくてそこにしか車を止める場所がないってやつ。 でも街並みを整えた結果車を道に並べることになるってのは景観の作り方としてどうなんでしょう?
(ヨーロッパの多くの街はたぶんむかしからあるから、道を拡げたり駐車スペースを作ったりってことができないんだと思う。車以前の街の作り方というか。)

 

そしてようやく見つけた信号、この足元にある白いライン!これは記事にもあった
「歩きスマホをしていても目に入る、歩道に埋まった信号」ではないですか??

bodegravenの信号がない頃

これは2015年の同じ場所。白いラインがないですよね。やっぱりそうなんだと思う。

わーい見つけた。

この信号の効果はあったのかな?その辺も気になりますね。


過去のストリートビューにさかのぼってみるのも楽しみのひとつです。

でも、なんだか最近ストリートビューは左肩の住所の場所に撮影年月を表示しなくなっちゃった? あれは私、必ず見ながらストリートビューを楽しむことにしているのに。大切な情報なんですよ。ぼーっと見ていると、見ている道が「何年も前に撮られた写真かもしれない」ことをわすれがち。ちゃんと「これはもう5年も前の写真なんだ」とか、「これは今年の写真なんだな」って確認しながら見たいんですよ。全然違いますよ見えてくるものが。

あと、年月がパッとわからないと季節もわからないじゃないですか。
「ロシアも7月だと半そでか~」とかそういう楽しみが……

……よく画面を見たら、左肩にはなくなったけど右下にあった。じゃあいいか。

でもあんまり見ない場所だからわかりにくいなあ。慣れればちらちら見るようになるかな?

ストリートビュー散歩42 南アフリカのぺんてるとパイロット

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(2020/11/27チェック)


日本のメーカーの海外拠点

ネットで文房具の話をしていて、文具メーカー・「ぺんてる」のことを思い出したときに「ぺんてるといえば海外拠点がたくさんあるイメージだな~」とwebサイトを見に行ったら、思っていたよりもたくさん拠点があってびっくりしました。ヨーロッパやアメリカにはあるだろうな~ぐらいにぼんやり思っていましたが、アジア・オーストラリア・アフリカ・南米・インドと本当にあちこちにあった。

国内海外事業所|会社案内|ぺんてる株式会社
https://www.pentel.co.jp/corporate/sales-network/

中でも気になるのは南アフリカ。いまアフリカのこと勉強したりしているから。

南アフリカ ぺんてる で検索したら出てきたのが、南アフリカぺんてるのwebサイト。

Pentel | Established in 1946 – Pentel
http://www.pentel.co.za/

本社の住所はわかりました。
96 Shaft St、(Cnr Shaft St&Ratchet Ave)、Roodepoort 1725

他にも電話番号だけならケープタウン、ダーバン、ポートエリザベスと大きめの都市に設置されてるみたいな情報が。事務所もあるんだよねたぶん。

住所がわかっていれば探すのは簡単です。

手前の案内看板にロゴを見つけたのでそちらも紹介。

ここからもうすこし右、南側に向いて進んで右に曲がって……

これだー。welcome!って書いてあるね。

ここはヨハネスブルグのちょっと西にある……っと書こうとヨハネスブルグのほうに移動したら見つけちゃったぞPILOTの南アフリカ支社。割と近いな。

建物大きい!

Pilot Pen SA – Welcome
https://www.pilotpensa.co.za/

なんか見慣れたロゴを異国の地で見つけるってのは「わあ!」って気持ちになりますね。文房具のメーカーロゴは、世界各国の文具店などで見つけることができるので、見るたびに「オッここにも!」と興奮するのですが、支社を見るのは余計に興奮する。ここで日本の人だけでなく南アフリカの人も働いてるんだと思うけど、南アフリカでPILOTの筆記具やぺんてるの筆記具・画材などはどういう風に使われてるんだろう。ヨハネスブルグぐらいの都会だと、文房具店もたくさん見つかる。店内写真なんか見ると、日本とほとんど同じようなイメージで、ここにも文具好きが集まったり、子どもたちが楽しみにしていたりするのかな?

南アフリカの文房具屋さん。
https://goo.gl/maps/qEsPPB12VkoV6EuS6

ちょっとファンシーにぬいぐるみが置かれていたり、ギフト用紙バッグがあったり、カード類が並べられているのとかまさに日本の文具店と同じだなあって。

世界各国の文具屋さんとかメーカーめぐりとか、ネット上でだけでもやってみるのは面白いかもしれないですね。

 

 

ストリートビュー散歩41 ケニア・アンボセリ国立公園の自然の中を行く

前回(ストリートビュー散歩40 ケニア・アンボセリ国立公園とマサイの人たちが住むところ)に引き続き、ケニアのアンボセリ。

国立公園はアフリカにたくさんあるのですが、どこも広大で野生動物が近い。
日本で見られるネイチャー番組に出てくる「アフリカ」というイメージで、サバンナと野生動物と……という感じ。まあそうはいってもなかなか動物には会えないんですけどね。車が走っている道路が中心なので、そこまで動物が寄ってきていないことも多いですよ。

水辺に行ったらフラミンゴの群れが。たぶんフラミンゴだと思うんだけど。大きいしピンクだし……

象もいるよ!

マサイの人も象を恐れている様子です。

前回も紹介したマサイ通信から。

【油断禁物】意外と知らない「野良ゾウ」の被害 / マサイ通信:第115回 | ロケットニュース24
https://rocketnews24.com/2017/11/15/982224/ 

でも、マサイの家は象のフンを使って作るというから、象がいないと家が建たないんじゃないかな。作るときには収集するんだろうか。

【マサイ通信】第19回:マサイ族の家のドアが小さいのには2つの深い意味がある | ロケットニュース24
https://rocketnews24.com/2016/05/28/754242/

別の記事には、修理は牛のフンですると書いてあった。


アンボセリの風景を眺めていると……

何処も広いし何にもない。木は生えていてもまばらだし目印になりそうな木はない。むしろ木を目印にしたら迷いそう。

迷ったら帰って来れる気がしない……

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ストリートビュー散歩40 ケニア・アンボセリ国立公園とマサイの人たちが住むところ

なんとなんとストリートビュー散歩も40回目。
これまでの記事は索引ページから見てみてね。カテゴリをクリックしても見られますよ。
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ケニアの航空写真を眺めていたら、前に見た時とちょっと違いを感じた。
アンボセリ国立公園にストリートビューがあるじゃん!?

なんで新しく追加されたと思うかと言えば、前にもこの辺は見たことがあって、「キマナの町まではストリートビューがタンザニアとの国境ちかくまで見られるけど、アンボセリにないな~」と思いながら見ていたからですよ。

amboseli191218
googlemap 2019/12/18

地名のカタカナに難があると言われちゃってるぐーぐるまっぷ先生ですが、ここでも「アンボーズリ国立公園」と書いてありますね……wikipediaも、後述する「マサイ通信」でも、「アンボセリ」って言ってるからアンボセリだと思います。この記事ではアンボセリで行きます。


あと、先日 定期的に通っているアフリカについての講義で先生が「族という呼び方は研究者はしません、できれば使わないほうがいいでしょう」とおっしゃっていたので、私もアフリカだけでなく各地の民族について語るときに「〇〇族」という呼び名を使わないようにしようと思います。紹介するロケットニュースの「マサイ通信」では、基本的に「マサイの~」と表現しているのですがちょくちょく「マサイ族」という言葉も出てくるので、そこが変わるといいなあと思っております。


ではここから本編。さきほどからちょくちょく出している「マサイ通信」好きでよく読んでいます。本も買いました、電子書籍でですが。(紙本買い損ねちゃった)
紹介記事も書きました。
【本の紹介】マサイのルカがスマホで井戸を掘る話

ロケットニュースの記事はこちら。
マサイ通信 にまつわる記事 | ロケットニュース24
https://rocketnews24.com/tag/%e3%83%9e%e3%82%b5%e3%82%a4%e9%80%9a%e4%bf%a1/?order=asc

この本や連載を読んでいて、彼らの住むところの近くがストリートビューで見られるかな?そう私が思うのは当たり前のことなのです。だから見てみましたよ。その結果、冒頭で書いたとおりキマナの町までしか見られなかったわけです。でもキマナのはなしも「マサイ通信」にはちょくちょく出てくるので、「こんな感じかあ」と思いながら連載を楽しんでおりました。

航空写真から見て、たぶん……これがマサイの家なんだろうなあと思っていた、丸いもの。

マサイの家かな?っていう丸いもの

マサイ通信のマサイの村のセキュリティの話で、家の周りをとげとげのバリケードで囲っていると書いてあったから。ということはこの囲われているところが住んでいるところなんだろうと。

マサイの村の防犯対策 / マサイ通信:第242回 | ロケットニュース24
https://rocketnews24.com/2019/03/24/1188612/

野生動物も悪い人も入り込めないようになっていると。

で、この記事で初めてストリートビューからの景色を出すよ!(ここまで長かった!)

この真ん中のは!ちょっとそれっぽい木に囲まれた場所!

モンゴルのゲルの回https://www.blackstrawberry.net/yoshida/?p=1027 と同じで、航空写真で道の近くにあるように見えても実際はもう取り壊されている感じだったり、だれも住んでいなそうな雰囲気になってるところもあってなかなか今も使われていそうなところは見られないんですよ。

航空写真で見ると、やっぱり車が通るような道からはちょっと離れた場所にあるみたいですね。

でもでもアンボセリの景色はこんな感じかあと歩き回ることができます。
実際にはなかなか行けないけど、危険な野生動物や気候のことも気にせず歩けるのはストリートビューのいいところですね。

ちなみに上のストリートビューで示した場所あたりの標高は1120mぐらい。
キマナの町までC103という道を通って行って、C102という道に交差する辺りは1300mあるようで、かなり上りますね。40kmぐらい離れているので坂としては緩やかな方かな?
アンボセリは湖があって、その湖の水が無くなったあたりがアンボセリ国立公園のようなので平坦な中でもくぼんでいるということなのかもしれません。

それでは今回はこの辺で、オレセリ~!

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ストリートビュー散歩39 インド・カルカ・シムラ・レイルウェイその1

ストリートビュー散歩39です。これまでの記事一覧は過去のリンクからどうぞ。

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(2020/07/07 チェック)

今回はインドです。

インドですよ……!!!

インドの記事を書く。ということがびっくりなのはあまり伝わらないかと思うのですが、インドにはまだストリートビューは走っていないのですよ。そして私が「見てみたいな~」と思ってる場所のひとつもインドなのです。

ちょくちょくインド上空からストリートビューアイコンを押して眺めていました。
「ないな……ストリートビューないな……」
毎回そう思って、別の所を見る。そうそう、スリランカはちょっとインドに近いところもあるかもしれないと思っていて、ストリートビューがくまなくあるのでたまにみていますよ。

ストリートビュー散歩21 スリランカの街

ところが!先日も「変わらずインドにはストリートビューがないな~」と思いながら地図を見ていたところ!見つけてしまったのです、結構距離のある青線を!!
エッ!!!いつから!?

と思ってさっそく降りてみると、ちゃんとgoogleの文字が。個人や企業や自治体の投稿したものではなく、googleストリートビュー公式と思われます。

そしてこれは、なんと「カルカ・シムラ・レイルウェイ」という列車の荷台に括り付けられたカメラで撮影された、つまり列車車載カメラによる写真!

見始めて、「すごいすごい、全部踏破したらこの路線沿線のこと書こう!」と思っていたのですが、あまりの長さに……そして周りをきょろきょろしながら進みすぎて、さっぱり終点のシムラにたどり着かない。ドリフ好きにはなんだか気になる地名、シムラ。まあまだお楽しみです。どんな場所かな。とりあえずいま3分の1ぐらい、Siharri Brahmnaまで来たんですが先が長い……もういろいろ言いたいことが……ということで、メモがてら書き始めてしまいます。今後ほかの場所を見ることで知らなかったことがわかったりするかもしれませんが、その辺も変化が楽しめるかな。

まずは Kalka から出発する。

 

ひろーい。かっこいい列車も止まってる。ただしこれからgoogleカメラと一緒に旅するgoogle列車はこちらではありませんよ。

Kalkaの標高は650mぐらいで、終点のShimlaは2000mを超える高地のようです。 山あいを走る、そしてどんどん山を登っていく列車だと思われます。駅の近くは住宅が多く、近くにはとても生活感のある住宅街や、くつろぐ人たち、働く人たち、動物たちが間近に次々現れます……間近です……

こんなに近くにフリーの牛が……

また、基本的にこの線路は通路も兼ねている? ようで、人がいることが多いです。
みなさん通り過ぎるのを見ているようなので、線路を歩いて移動しているのではないでしょうか。

ときどきこういう穴もあけてあるのですが、いざというとき退避する穴……なんでしょうか? 真偽のほどはまだはっきりしませんが、ちょこちょこと壁側に開いています。

埋め込みするマップは3つぐらいにしておかないと、表示できなくなってしまうので今回はこれぐらいで。

インドの列車からの風景をまだまだ楽しんでいきますよ。

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