【読書】腸よ鼻よ2巻(島袋全優)

2巻が出たので買って読んだ!

潰瘍性大腸炎の闘病記なんですけど、いちいち描写が面白くてガンガン読めてしまう……病状は決して軽くなさそうだし、きっとしんどい、すごくしんどい闘病なんだというのはわかるのに、暗くならず、時には笑いまで乗せて読ませてくれるすごいエッセイまんが。

以前より言っているのですが、エッセイマンガ専門の漫画家さんの描くエッセイよりも普段は物語を描いている人のエッセイマンガが私のお気に入りです。別にどちらが優れてるとか言うわけではなく好みの問題です。
お話を普段から作ってる人の漫画は、面白さを優先してフィクションとか大げさな表現とかが入ってくるわけじゃないですか。エッセイを「実話」みたいに考えてしまうと、大げさな表現が「嘘」だと思ってしまい、嘘のあるエッセイじゃ嫌だって思う人もいるでしょう。しかし私はわかりやすく大げさな表現で楽しく書かれているエッセイが大好きなのです……

自分が描いてるエッセイはそういう風に楽しくできているだろうか……やっぱり「でもこんな風に描いちゃうと、それはそこまでのことじゃないしな」と躊躇してしまうことがあります。しかし「腸よ鼻よ」を見ていると、もっと楽しく描いてもいいんじゃないか、だって腸よ鼻よはこんなに面白いのだから……(そして間違って伝わってくることなどたぶんないのだから……) と思いますねえ。


web連載をまとめたものですし、webでも読めるのですがやっぱり単行本にまとまってると読みやすいですねえ。あと、こんな闘病してる人の……少しでも闘病・生活・楽しみの足しになれば……と、単行本の売り上げに貢献したくなってしまう。

島袋さんも「このマンガ文字がデカくてよみやすいな!」みたいにおっしゃってるのですが、わたしの漫画もそうなんですけどweb漫画は文字がデカくなりがちですよね。PCやスマホで見るときのことを考えると、紙の本ほど字を小さくしちゃうと読みにくいので、ちょっと大きめに入力したり吹き出しの幅をとったりしてしまう。

続きもweb連載で追っていますが、3巻も買いますよ……先生はどうぞお大事に……

腸よ鼻よ – GANMA!(ガンマ)
https://ganma.jp/chohana


ほかにも漫画の感想書いています。
もっと増やそうかな。

漫画の感想 – 藤村阿智の日記 ひぐらし BlackStrawberry_net
https://www.blackstrawberry.net/yoshida/?cat=74

 

 

2019/9/23 藤子・F・不二雄先生の命日

今日は藤子・F・不二雄先生の命日だ。

23年前なんだなあ。早いよ……F先生が生きてらっしゃったら、F先生にも自分の作品を見てもらいたい!っていうモチベーションがあったかもしれないけど、……まあそれだけじゃないから作品作りはしているけど、少なくともひとつモチベーションを失ってるのには間違いないだろう。(そんなこと言ってないで、見せたい人にどんどん見てもらうためにもたくさん描かなくちゃな~と思うのですが)


23年前に亡くなっているし、ノリノリで新しい作品をはっぴょうされていたのはもう40年以上前だったりするわけだけど、そのころ描かれたとは思えない漫画がたくさんありますからね。

「定年退食」とか今見るとびっくりするもんねえ。
高齢化で支えきれなくなった高齢者たちを、定年で社会保障から外していく話ですよ。1973年の作だって……っていうかそのころからまあ予想されていたのにまんまとって感じなのが今なんだと思いますけど。

文庫版でも気軽に読めるのでどうぞ。

あとは少年向けのSF短編もみんな面白いし、子どもの頃に読んでてよかったな~と思うんですよねえ。すでに愛蔵版になってたんだけど、むしろ愛蔵版で出るの早かったんだなって今になると思う。でも発表から15年ぐらいは経ってたのか?

これは大全集です。

 

命日ということで、藤子F先生不在の現在を考えてみたんですよ。

「もう23年も前に亡くなっているのか。だいぶ前だよな。いまの大学生とかは『生まれた時には藤子・F・不二雄がもうこの世におらず、作品だけは新作も作られてずっとそばにある』状態なのか……それって、わたしのころで言えば……」

おもいつかない……
わたしのころで言えばだれなんだ……

まだ漫画がいまのかたちになってから100年もたってないわけじゃないですか。50年も前の漫画だとだいぶ古典の部類になる。もちろんそれより前からあったけど、変化してしまっているから同じものとは思えないわけで。

簡単に言えば、私が生まれたころに「もう亡くなった、生涯作品を作り続けた人気漫画家」はいなかったのかも……? まあ人気漫画家ってのがどれぐらいかわかんないですけど、亡くなるときもアニメやコミックスが出ていて、亡くなった後も変わらず作品が続いているみたいな人。

サザエさんだって、長谷川町子先生1992年にお亡くなりになってるから私全然生まれてるしさ。もちろん手塚治虫先生だって、亡くなった時のこと覚えてる。それに手塚先生は亡くなる前から亡くなった後までずっと続いているテレビアニメとか、死後にスタッフがシリーズを続けている超人気作品とかはないですよねえ。

だめだなんかケンカ売ってるみたいになってきた。

何が言いたいかというと、自分の体験にないが故、

「原作者が亡くなったあとも人気のシリーズが長年続いている」というのはどんなかんじなのかが実感としてよくわからないということですよ。

海外のはどうだ、と思ってもピーナッツのシュルツさんは2000年没、
ムーミンのトーベヤンソンさんは2001年没、

あ~~~ウォルト・ディズニーさんについては近いかもしれない。
1966年没。
私が生まれる前に亡くなっていて、でもその後も新作シリーズが出ているというかんじが近いかもしれない。

そう考えると、私はディズニーさん個人にはまったく親しみを感じておらず、偉人だということはわかっているが、どういう貢献をされた方なのかもよくわからない。キャラクターのどの部分かをディズニーさんが描いているということだろうか。……とひどい知識のなさを……正直に書いてみる……実際の所、ほとんどディズニー作品に触れずに成長して、大人になってからも知らないでいるから。

残念だけど、やっぱりドラえもんも「藤子・F・不二雄というひとがかかわっていて最初に描いたらしいが、スタッフ会議で決めたストーリーで、アニメーターとデザイナーがきれいに描いたものを僕たちは見ているのだろう」と、亡くなった後に生まれた世代は思ってるのかもなあ。藤子F先生は大量に原作漫画があるし、原作絵のグッズもけっこう身近だからそんなことないかな?

【漫画の感想】団地ともお33巻 最終巻

最終巻だった。

団地ともお 33巻

表紙だっていつも通りだし、中身もいつも通り、最終回も「終わり」というのがあまり意識されていないような最終回だった。作者の小田扉さんもTwitterで「いつもどおりだった」と言っていたような覚えがある。それでもなにか最終回っぽさがあるのかもな、と思って読んだけどまったくなかったね。むしろこれが最後の回でいいのかっていう感じもした。そこがいいんだけど。

33巻で好きなエピソードは、

・UFOを探しているおっちゃんに、明らかに嘘みたいな小学生らしい発想の「オレ宇宙人だぜ」という話をして聞かせるともお、おっちゃんも「まあ面白いからいいか」って感じで話を聞いてたけど……?

・間さんが、色んな人と「おれが死んだら見られたくないアレを処分してほしい」とお互いに約束しているじいさんと出会って、新しく約束を交わして……

・ともお一家が日めくりカレンダーの課題をこなさないとループする罠にはまってる話

33巻も面白かったな。

「少しふしぎ」系はいつも面白いなって思う方に入らないんだけど(つまらないというわけではなく……)、今回はその辺も面白かった。終わっちゃったのか~。

はじめて「団地ともお」を読んだとき、こんなに小学生らしい小学生が漫画に!と感動したものだけど、あの頃の気持ちは思い出せないな。もうともおはともおだから、今から1巻読んでもやっぱりともおはともおであって、「小学生あるある」なんてひとくくりにできないんだよなあ。まああるあるでもなかったけど……

アニメも面白かったので、またアニメやらないかな。ケリ子の彼氏(のような少年)とのやり取りとかも見たいぞ。鉄道の話とか。作画大変そうだけど。

アニメも最初は3Dばりばりだな~と思ってたけど、最後の方は自然になってた気がする。


33巻は最後まで読んだら、裏表紙のカバー下もチェックしてね。

 

2019/05/28 進撃の巨人読み返している

最近この話を良く書いているけど。
いろいろ思いながら読んでいるのでメモ的なものです。

巨人相手だからなんか気持ち悪いな~って思ってる人も多いと思うんだけど、まあその辺の「違和感」は狙われたものだから正しい反応(良いほうにも悪いほうにも心に引っかかるものがあると思う)

内容としては、つまり「ロボットもの」なんだよな~と言うきがしている。

巨人という、見た目がロボじゃないけど、ロボ的に操縦できるものにのった少年少女の戦い(たまにはおっさんの戦い)ってことで。敵も同じようなロボ的なものを操ってくると。で、操り方や戦略を練って戦う。ほーらロボット。巨人のことをロボットだと思ったらもう怖くないね。

人はしぬ。でもそれは戦争ものを描いたら仕方ないというか……

ガンダムだって乗ったものがロボットだけど、人は死んでいくし、戦争だし、最終的にはロボットすてて生身で殴り合ってたような気がするし……(一回しか見れていない)


そういえば前にガンダムの富野さんは進撃の巨人の批判をしていたね。

探してみたらこれかな……

機動戦士ガンダム監督が「進撃の巨人」コキ下す 「絶対に読みたくないし、評価もしたくない」
https://www.j-cast.com/2013/12/04190834.html

J-CASTですいませんけど、、まあ2013年の話だから今はどうなってるかね。

私が見た記事では「まず母親が主人公の前でしぬのがいけない」みたいなことも言ってた気がしたけど。
親の喪失っていうのは物語が始まるきっかけのひとつとして定番だからそんなに気にならないかな。というか、それぐらいのことが無ければその後の行動に説得力が出ないというか。

まあ近刊まで読み進めると、果たして親の喪失は少年を突き動かす原動力として今も存在しているのかはあやしい。読者も主人公も「そういうもんだ」と騙されていたかもしれない。