ストリートビュー散歩42 南アフリカのぺんてるとパイロット

いままでのストリートビュー散歩シリーズの記事はこちらから。
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(記事の埋め込み地図・写真は記事を書いた当時・もしくは表記のチェック時のものです。Googleのデータ差し替えなどによって別の場所が表示されることがあります。ご了承ください)

(2020/11/27チェック)


日本のメーカーの海外拠点

ネットで文房具の話をしていて、文具メーカー・「ぺんてる」のことを思い出したときに「ぺんてるといえば海外拠点がたくさんあるイメージだな~」とwebサイトを見に行ったら、思っていたよりもたくさん拠点があってびっくりしました。ヨーロッパやアメリカにはあるだろうな~ぐらいにぼんやり思っていましたが、アジア・オーストラリア・アフリカ・南米・インドと本当にあちこちにあった。

国内海外事業所|会社案内|ぺんてる株式会社
https://www.pentel.co.jp/corporate/sales-network/

中でも気になるのは南アフリカ。いまアフリカのこと勉強したりしているから。

南アフリカ ぺんてる で検索したら出てきたのが、南アフリカぺんてるのwebサイト。

Pentel | Established in 1946 – Pentel
http://www.pentel.co.za/

本社の住所はわかりました。
96 Shaft St、(Cnr Shaft St&Ratchet Ave)、Roodepoort 1725

他にも電話番号だけならケープタウン、ダーバン、ポートエリザベスと大きめの都市に設置されてるみたいな情報が。事務所もあるんだよねたぶん。

住所がわかっていれば探すのは簡単です。

手前の案内看板にロゴを見つけたのでそちらも紹介。

ここからもうすこし右、南側に向いて進んで右に曲がって……

これだー。welcome!って書いてあるね。

ここはヨハネスブルグのちょっと西にある……っと書こうとヨハネスブルグのほうに移動したら見つけちゃったぞPILOTの南アフリカ支社。割と近いな。

建物大きい!

Pilot Pen SA – Welcome
https://www.pilotpensa.co.za/

なんか見慣れたロゴを異国の地で見つけるってのは「わあ!」って気持ちになりますね。文房具のメーカーロゴは、世界各国の文具店などで見つけることができるので、見るたびに「オッここにも!」と興奮するのですが、支社を見るのは余計に興奮する。ここで日本の人だけでなく南アフリカの人も働いてるんだと思うけど、南アフリカでPILOTの筆記具やぺんてるの筆記具・画材などはどういう風に使われてるんだろう。ヨハネスブルグぐらいの都会だと、文房具店もたくさん見つかる。店内写真なんか見ると、日本とほとんど同じようなイメージで、ここにも文具好きが集まったり、子どもたちが楽しみにしていたりするのかな?

南アフリカの文房具屋さん。
https://goo.gl/maps/qEsPPB12VkoV6EuS6

ちょっとファンシーにぬいぐるみが置かれていたり、ギフト用紙バッグがあったり、カード類が並べられているのとかまさに日本の文具店と同じだなあって。

世界各国の文具屋さんとかメーカーめぐりとか、ネット上でだけでもやってみるのは面白いかもしれないですね。

 

 

ストリートビュー散歩40 ケニア・アンボセリ国立公園とマサイの人たちが住むところ

なんとなんとストリートビュー散歩も40回目。
これまでの記事は索引ページから見てみてね。カテゴリをクリックしても見られますよ。
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ケニアの航空写真を眺めていたら、前に見た時とちょっと違いを感じた。
アンボセリ国立公園にストリートビューがあるじゃん!?

なんで新しく追加されたと思うかと言えば、前にもこの辺は見たことがあって、「キマナの町まではストリートビューがタンザニアとの国境ちかくまで見られるけど、アンボセリにないな~」と思いながら見ていたからですよ。

amboseli191218
googlemap 2019/12/18

地名のカタカナに難があると言われちゃってるぐーぐるまっぷ先生ですが、ここでも「アンボーズリ国立公園」と書いてありますね……wikipediaも、後述する「マサイ通信」でも、「アンボセリ」って言ってるからアンボセリだと思います。この記事ではアンボセリで行きます。


あと、先日 定期的に通っているアフリカについての講義で先生が「族という呼び方は研究者はしません、できれば使わないほうがいいでしょう」とおっしゃっていたので、私もアフリカだけでなく各地の民族について語るときに「〇〇族」という呼び名を使わないようにしようと思います。紹介するロケットニュースの「マサイ通信」では、基本的に「マサイの~」と表現しているのですがちょくちょく「マサイ族」という言葉も出てくるので、そこが変わるといいなあと思っております。


ではここから本編。さきほどからちょくちょく出している「マサイ通信」好きでよく読んでいます。本も買いました、電子書籍でですが。(紙本買い損ねちゃった)
紹介記事も書きました。
【本の紹介】マサイのルカがスマホで井戸を掘る話

ロケットニュースの記事はこちら。
マサイ通信 にまつわる記事 | ロケットニュース24
https://rocketnews24.com/tag/%e3%83%9e%e3%82%b5%e3%82%a4%e9%80%9a%e4%bf%a1/?order=asc

この本や連載を読んでいて、彼らの住むところの近くがストリートビューで見られるかな?そう私が思うのは当たり前のことなのです。だから見てみましたよ。その結果、冒頭で書いたとおりキマナの町までしか見られなかったわけです。でもキマナのはなしも「マサイ通信」にはちょくちょく出てくるので、「こんな感じかあ」と思いながら連載を楽しんでおりました。

航空写真から見て、たぶん……これがマサイの家なんだろうなあと思っていた、丸いもの。

マサイの家かな?っていう丸いもの

マサイ通信のマサイの村のセキュリティの話で、家の周りをとげとげのバリケードで囲っていると書いてあったから。ということはこの囲われているところが住んでいるところなんだろうと。

マサイの村の防犯対策 / マサイ通信:第242回 | ロケットニュース24
https://rocketnews24.com/2019/03/24/1188612/

野生動物も悪い人も入り込めないようになっていると。

で、この記事で初めてストリートビューからの景色を出すよ!(ここまで長かった!)

この真ん中のは!ちょっとそれっぽい木に囲まれた場所!

モンゴルのゲルの回https://www.blackstrawberry.net/yoshida/?p=1027 と同じで、航空写真で道の近くにあるように見えても実際はもう取り壊されている感じだったり、だれも住んでいなそうな雰囲気になってるところもあってなかなか今も使われていそうなところは見られないんですよ。

航空写真で見ると、やっぱり車が通るような道からはちょっと離れた場所にあるみたいですね。

でもでもアンボセリの景色はこんな感じかあと歩き回ることができます。
実際にはなかなか行けないけど、危険な野生動物や気候のことも気にせず歩けるのはストリートビューのいいところですね。

ちなみに上のストリートビューで示した場所あたりの標高は1120mぐらい。
キマナの町までC103という道を通って行って、C102という道に交差する辺りは1300mあるようで、かなり上りますね。40kmぐらい離れているので坂としては緩やかな方かな?
アンボセリは湖があって、その湖の水が無くなったあたりがアンボセリ国立公園のようなので平坦な中でもくぼんでいるということなのかもしれません。

それでは今回はこの辺で、オレセリ~!

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ストリートビュー散歩38 ナイジェリアで見つけたもの その1

あちこち見てはいたんだけど、なかなかまとまらなくて記事を書くのが久しぶりになっちゃった。

これまでのストリートビュー散歩の記事はこちらから。
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アフリカ、ナイジェリアのストリートビューをよく見ている。

アフリカについてはここ数年でいろいろ勉強しているんだけど、それまでは「アフリカってこういう感じだろう」と大陸ひっくるめてイメージを持っていた気がする。そんな自覚は無かったけど、今から思うと「だいぶ偏ってて決めつけてたんだなあ」と思う。

ストリートビューを使って、国ごとにいろんな場所を歩いてみると、確かにそこはアフリカ大陸の国であるけど、やはり地域が変わると「ここはこういう感じなんだ」という発見がある。気がする。そういう違いを見つけるとちょっとうれしくなるよね。

ナイジェリアはアフリカのサハラ砂漠の南、大陸の西に出っ張ったところの中では東のほうにあり、人口は2億人近く。ボビー・オロゴンさんの出身地だね。

ナイジェリア基礎データ | 外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/nigeria/data.html

西アフリカではセネガルとガーナのストリートビューが見られるんだけど、ナイジェリアはまたまた全然ちがうな~っという感じ。

見つけたものを紹介していきます。結構あるのでいくつかに記事を分けようかな。あんまり一気にストリートビューを貼ると読み込みが出来なくなっちゃうんだよねえ。3個ずつぐらいがちょうどいいかも。


ナイジェリアで見かけて、ほかで今のところ見たことがないのはこちら。
(ほかの地域にあまりストリートビューが多くないので、近隣の国にはあるものかもしれません。以後おなじです)

飲み水タンク。

ナイジェリアではちょくちょく見かけるし、このタンクを売ってると思われる場所もいろいろ見つかるんだけど、ほかの場所では見たことないなあと思った。

 

これはリモコンを売ってるところ。

リモコンの上に手書きで「あなたのリモコンが買えます」的なことが描いてあるんだけど、さっきの飲み水売ってるところも同じように手書きで文字が書いてあることが多いように感じる。

リモコンのケースの横には

TO LET
WAREHOUSE
BIG SHOPS
FLATS
LANDS FOR SALE

とあって、つまり倉庫や大きなお店、集合住宅を貸し出している、売り土地もあるよ……って感じですかね。flatsが集合住宅じゃなくて平らな土地ですってこともあるのかな? 英語にも弱い私にはちょっとその辺のニュアンスがわからないのです。

露店など見てても家電が結構多いなあと思ったり。

あとは、どこの道で振り返ってもだいたい後ろにパトカーがついてきている。

見えないときもあるけど、距離を置いていたり角を曲がったら走ってたりする。

これは警護なのかなあ。ナイジェリアは「こんな道にもはいっていくのか」って言うぐらい細かい道をストリートビューが走っているのだけど、そういうところでもパトカーがついてきている。

車も多いな。たくさん走ってる。バイクタクシーみたいなものもたくさん、代わりにワゴンタクシーを見かけないな。大きい道をまだあんまり見て回れてないからかもしれない。


あと、おしゃれな服の人が多いなあ!という感じ。

アフリカの男性、Tシャツやシャツにパンツスタイルの人が多いように思うけど、ナイジェリアは上下でおなじプリントの布を使って仕立てたスーツを着ている人が本当にたくさんいるよ。

その柄もアジア人には着こなしがむつかしそうな感じ。日本だとパジャマっぽいイメージになっちゃうかなあ。でもナイジェリアの人々の着こなしかっこいいですよ。「この人とか……」って貼りたいけどやっぱあんまり個人が映ってるところを晒すのも気が引けるので、商店街など人がたくさん歩いてるところをチェックしてみてください!


とりあえず第一回はこんな感じで。

ストリートビュー散歩37 ボリビアの眺めのいい場所見つけた

ボリビアのストリートビューを見るということに先月はハマっておりました。

まだまだアフリカを見たいので、最近はまたアフリカに戻ったりしているのですが、先日見つけた眺めのいい場所をご紹介。

見てください……

高い!!広い!!山!?空!!! 

普通に家もいっぱいあるしちゃんとした道路があるので、車でこれる場所だと思うのですが、この眺めの良さ。

標高を調べてみたところ、この地点の標高は3984mとのこと。日本のどの場所よりも高いぞ。

奥の方に高い山も見える。

あっちの方角だと、たぶんレアル山群という山の方向……だと思う。
いちばん高い山は「ワイナ・ポトシ」で6088mだって。

その山が見やすい場所に……と移動してみたけど、ちょうど曇ってた日の撮影みたいで近づくほど見えにくくなる。

この奥の方の山なんだけど。

手前の小さいお家のようなものは何だろう?たまに十字架があるから……お墓かな?と検索したらお墓のようですね。

ボリビアのお墓はこういう形なのか。と検索してみたら、街中にはアパートメントのようなお墓もあるとのことでした。

この柵の向こうの、小さな窓がいっぱいある建物がお墓だそうです。
よく見るとガラス窓の中にはお花が供えられている。

はじめて見るお墓です。世界にはまだまだ知らないことがいっぱいあるなあ。

これまでのストリートビュー散歩はこちらから。

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ストリートビュー散歩35 モンゴル・ウランバートルのカラフルな家と、ゲル

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ボリビアでほかにもいくつか「うわあ!いいなあ」とか「なんだろう!?」とかを見つけているのですけど、2連続で書いたので、ほかの地域のことも書いていきたいと思います。

今回はウランバートル。モンゴルの話で一番よく聞く地名だと思っています。人もたくさん住んでいる。
まず、ウランバートルというかモンゴルは航空写真で見てもすごく楽しめる。

カラフルな屋根の家々!!

色を見て欲しくてだいぶアップにしたけど、 このような家がばーっと広範囲にあって、それはそれは壮観です。たぶん区切られた塀の内側がひとつひとつの家の敷地なんだろう。もっと中心部に行けば集合住宅のような土地も増えるのですが、ちょっと郊外っぽい場所だとこのようにひたすら家が並んでいる。

次に気づくのは、白っぽい丸いものの存在。
これたぶんゲル。
ゲル (家屋)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B2%E3%83%AB_(%E5%AE%B6%E5%B1%8B)

wikipediaのゲルのページには、携帯電話の普及率が100%超えているとか現代のゲルの装備とかいろいろ書いてあって面白いです。
つまり、移動式の住居です。

ストリートビューで見て回っても、あんまりゲルの様子は見えないのですが(塀に囲われているから)、倉庫のように使ってたり、ウランバートルでは宿泊所がゲルを利用したものだったりもするようです。

たしかにいいな~、不要になったら解体して、欲しい人がいたら誰かがどこかで設置してって感じで使えそう。そんな簡単なものかわからないですけど。

塀の中がちょっと見えるところを。のぞき見しちゃってすいません。なぜここかっていうと、犬と猫がいてなんかいい感じだったからです。


モンゴルというと私はこちらのような景色のイメージがありました。

広ーい空……樹木もなく……山がそびえ……雲が広がり……

で、たまにゲル……
みたいな。

都市部では敷地内にゲルを置くのが一般的なようだが、本来の移動式住居として使われているところもみつけたい。

そう考えて探した結果、

あっ! ゲルがあるぞ!しかも道のすぐそばにあるしストリートビューもある!わーい!

……と切り替えてみたところ……

ない……

移動式住居だもんね……航空写真を撮った時にはあっても、移動したらなくなってしまう。むしろ航空写真では写ってないところにあるかもしれない、見つけるのは大変そうだ。

でも、丸く設置されてた跡みたいなものが見えますよね! これはこれでなんかいいものを見たような気持になりました。