2019/05/24 最近の3D作品(Sculptris)

Sculptrisというソフトウェアを使って、3Dモデルを作ることを最近始めた。

Sculptrisは無料でダウンロードできる3D制作ソフトウェアです。
https://oakcorp.net/pixologic/sculptris/

粘土をこねるのに似たかんじでモデリングができる。

平らにしたり、つまんで引っ張ったり、出っ張らせたりけずったり……って感じです。ただし本当にそんな感じなので、クセをつかまないと思ったとおりにモデリングするのは難しいかもしれない。

例えば「このスマホをリアルに3Dモデルにしてくれ」みたいな用途には向いてないと思う。そういうのはもっと数値やグリッドを使ってきっちりした形を作れるソフトで作ったほうがいいだろうなあ。

あと質感に透明が欲しかったかな。透明なもの作るの好きなんですよね~。いままで作った3Dモデル、かなりの割合で透明のものがあるかも。あとは鏡面。メタリックで反射する表面加工を好きでよくやってしまう。リアルより「CG~!」って感じのほうがわくわくするんですよね。

これが初めて作ったモノ。「へえ~~」って思いながらいろいろいじってみた(とはいってもまだ10箇所もうごかしてないかな……

基本的には左右対称モードで作っていく感じです。だから中心線から左をつまめば右も同じように出てくる。削れば削れる。そんな感じ。

そして、次にやってみたのがお魚づくり。

お魚のような平べったい形とか、細い部分とか作るのに戸惑う。なかなかむつかしい。

モデルを完成させたら色も塗れるので、色もぬりぬり。素材そのまんまでも十分いいなって思うところもありますけどね。

基本、色塗りモードに行ったらモデリングに戻れないみたいなので、「これで形は出来上がったぞ」ってところで保存しておいて、色塗り用はまた別で保存するのが一番いいかも。

ちゃんとモデルに似せようとやってみるのも必要なので、好きな「ハタタテハゼ」をモデルに作ってみました。あー本物のほうが透明感があるんだよな。もっと透明な感じにしたいけどなかなかその表現ができません。

凸凹を作ったり、薄い部分を作ったりというのの練習でいちごを作ってみる。

ちょっとデフォルメした種のあたりは、一回ぐいっと凹ませておいて、中心を盛り上げて種っぽくしている。でもいちごの種の特徴でもあるゴマ型というかしずく型に盛り上げるのは難しくて、それっぽくならないのよね。

あとはヘタの部分ね。ここもちょっとテクニックが必要というか。工夫しました。

てっぺんにこういう盛り上がり、ボタンのようなものを作っておくわけです。これを引っ張るツールでぐいっと引っ張りちょいちょい広げて、フラットツールでつぶす感じ? それでヘタの部分を作りました。

真ん中は最終的に凹ませてクレーターを作り、真ん中を再度出っ張らせることで実がなってるときにつながってる茎の部分もちょっと表現できるかなって。

基本的に一体成型なんですよ。球体から出したりへこませたりして作る。どっかで作ったモノを合わせて一つにするという作り方ではないわけです。たぶん。

とりあえずこのページに載っているものはそうやって造形しています。

最新作は金魚。尾っぽを薄く作りたかったんだけど失敗しちゃった。身体のうろこの表現辺りは気に入っている。

で、もう一回尾をなんとかしたいと思って……

こんな感じに作り直した。さっきの金魚の、尾を全部消すつもりでぐいぐい平らにしてたら薄くなってきて一体化して、「あっこれでいいじゃん」って感じになったので、そこから少し整形して、完了。付け根の所もしわがよったような表現になって、なかなか薄さが出たのでは? あと目をちょっと直しました。

丸みなどから「いちごっぽい」というコメントいただいたので、色も塗ってみました。つやっといちご色。でもヘタというより葉っぱっぽいので、野菜感が出た気がします(笑)赤かぶとかそういうの。

これ、前から見ると結構横幅があって太っちょなんですが、いまさら治せないんですよ。フラットツール使ったらひれとうろこが平らになっちゃうでしょ……スケールツールで比率もかえてつぶすことはできるのかな?


まあまあまたいろいろ作ってみます!

2019/05/05 Sculptrisで遊んでいるよ

3Dモデル作成ソフトSculptrisをインストールしたのでもにょもにょこねて遊んでいます。

質感をいろいろ変えられるので楽しい。

とりあえず今は、丸いモデルから引っ張ったり凹ませたり盛り上げたりして形を作っています。なので粘土っぽい。

いままで使ってた3Dソフトは、もっとプリミティブ(基本的な形)を組み合わせたり、演算して足したり引いたりして形を作っていくもので、私としてはそちらに慣れているのだけど、なかなかフリーソフト……いや購入できるソフトでも、わたしに使いこなせそうなソフトが見つからない。

Sculptrisは正直、思ってたような3Dソフトじゃなくて、今のところかっちりしたモデルというか「リアルに○○をモデリングしたい」とかには向いてなさそう。

でも作例を見るとそういうこともできなくはなさそうなので、まだまだ使い方を勉強しなくちゃいけませんね。

魚はすごく作りやすいです。

左右対称にモデルを作ることができるので、魚のようなものを作るときは便利です。ほかのソフトへ持っていく形式でも保存できるらしいからなんか作ってみたいな。

とりあえずはこんな感じの魚をいろいろ作ってみています。

あとはウミウシも作りたいな。

2019/4/24 暖かくなってきた

とうとう本当に暖かくなったのかもしれないですね。

天気が良くない、陽が出てない日でも暖かいというのがもう「寒くならない」目安というか……

この冬まで着てたコートはサヨナラしようかと思ってるんですね。毛玉というか表面の荒れも目立ってきたし、もう3年か4年着てるのでそこそこデザインも古くなっちゃったかな?と。値段も定価で1万しなかったことを考えると、なかなか着れたんじゃないでしょうか……次はどういうコートにしようかな。また5年ぐらい着られるようなものがいいなあ。


暖かくなってくると今度はTシャツとかその辺ですね。

Tシャツに絵を描いたりする絵の具などを紹介するページがうちのサイトでは人気ですのでぜひご覧ください。

【布に絵を描く】オリジナルTシャツの作り方【手描き・絵の具】
https://www.blackstrawberry.net/achiT/index.html 

特に布がき絵の具はいいですよ……これでステンシル使って作った微妙な星柄のシャツ、全然色落ちしないで鮮やかなままだもん。

ターナー色彩 アクリル絵具 布えのぐ 12色セット

これね。魚を描いたTシャツとかもくっきり鮮やか。

これこれ。これほんと今もこの色のままですよ。


他にも、suzuriなどでオリジナルデザインのTシャツ販売中なんでそちらも是非チェックしてみてください。

https://suzuri.jp/achifujimura

こういうの。

 

オーブン陶土で作ってみた・オオサンショウウオ

先日の記事の中で、「サンショウウオの置物を作るといいかもしれませんな」とか言っていたのですが、その勢いで作ってみましたよ。

前回の記事はこちら。
【やってみた】ヤコのオーブン陶土でハトの小物入れを作ったよ


こんな感じで。

オオサンショウウオのことを検索して知ったんですけど、手(前足)は4本指で、後ろ足は5本指なんですって。せっかく知ったからその通りに作るよ。

手は、掌を作っておいて、そこに丸めた粘土をくっつけてからなじませる方式で指先の丸さを表現したかったのですが、細かくて結構大変だったのと、小さいのですぐ乾いてくっつきにくくなってしまうんですよ。なので、後ろ足は足を作ってから4つ切れ込みをいれて、そこから指を形作っていく方法に変えました。ただ、やっぱ丸をくっつけたほうがかわいい感じになりますね~。

目は、細かいところの造形に使っている竹串のお尻を軽くさして穴をあけています。大きさもちょうどいい感じ。

尾っぽのひれは、長いひも状のねんどを作っておいて、尾の部分に巻くようにして取り付けます。


乾かす。

小さいものなので次の日には白っぽくなってました。

でもちょっと早かったのかもしれない、焼いたらヒビが入っちゃったの。
小さめのヒビだからなんとかなるかなあ……とそのままですけど。

やっぱしっかり乾かしたほうがいいですね。

焼けました!思ったとおりかなり実物っぽい風合いに!

コート剤を塗ってさらに焼きます~。


出来た!片方はくちを開いています。

つやつや~っとした感じも、水の中から出てきたオオサンショウウオっぽくていいかんじ。

平べったいから写真撮る方向は悩んじゃいますね。


材料などは前回の記事をご覧ください!

【やってみた】ヤコのオーブン陶土でハトの小物入れを作ったよ

【やってみた】ヤコのオーブン陶土でハトの小物入れを作ったよ

やってみたシリーズで以前にも使った「オーブン陶土」をまた買ってきたので、ハトの小物入れを作ろうと思います!
(以前の記事はこちら・【粘土・陶芸】オーブンでできる粘土陶芸に挑戦

使ったものの紹介は最後にまとめてリンクしようと思います!

【1】作りたいもののイメージを描いておく

私はいつも、作ってるうちになにが作りたかったかよくわかんなくなってしまって、最終的にできたものが「これが作りたかったんだっけな?」となるので、とりあえずちゃんとスケッチしておきます!

いくつかハトの写真から「こういう感じかな?」とスケッチして、小物入れにできそうな形で気に入ってる体勢のものを選びました。

【2】形を作るよ

しっとりしてて練りやすい粘土です。ぐいぐいこねなくても、ちょっと掌の上でコネコネするともう形が作れます。水を付ければ表面が滑らかになるし、パーツを接着するのも便利です。
乾くのはゆっくりですが、その分じっくり形を作ることができます。ほかのねんど(紙粘土、樹脂粘土)は軽くて乾くのが早い特徴のものもあるのですが、ちょっともたもたしてると表面が乾いてきちゃって形が作りにくくなることもありますからね。このオーブン陶土はその点は大丈夫です。じっくり作りましょう。

水を入れたお皿と、しっとり濡らしたキッチンペーパーを用意しておきました。手を拭いたりヘラについた粘土を落としたりするのにも役立ちます。

べつの角度から。ちょっと斜めに、こっちを向いてる姿勢ですので、右肩を少し前に出して形を作ってみました。大体できたところで小物入れになるくぼみをつけます。ヘラで掘ったり。使い捨てプラスチックスプーンなどを使うのもいいですし、粘土で形を作るときに(ちょうどいい大きさのものがあったら)穴をあけた状態で作るのもいいかもしれません。

穴をあけたら、形をもう一度整えておきます。

【3】乾かそう!

手のひらサイズなんですけど、ここまで乾くには2日ぐらいかかりましたか。
ヒケ(乾くときに縮んじゃうやつ)もほとんど感じられなくて、作った時のかたちのまま乾いてる印象です。(厳密にサイズを測ってるわけじゃないからはっきり言えませんが、ほかのねんどみたいに「形まで変わっちゃった!」ということはないです)

「乾いてるのかなあ?」とわからないうちはまだ乾いてないのです、乾くと白っぽくなって「乾いたな!」ってはっきりわかるぐらい、練ってるときとは違う色になります。ちょっと指ではじくとコンコンってなる感じの硬さ。

脆いので細かい部分はあんまり触らないようにしないと欠けちゃうかも。
少し削ったりするならこの時かな? 私はそのまま焼いてしまいました。

【4】オーブンで焼く

焼いたよ!

こう……まだらになるので、これであってるのかよくわかんないんですけど。もっと焼いたほうがいいのかな?でも、累計30分ぐらい焼いたあたりから、最終的に60分以上?焼きましたけど見た目がもう変わらないんですよね。だからこの辺でいいか~と取り出しました。

焼く時間は、作ったモノの大きさにもよるのですが、160度~180度で30分~60分ぐらいみたいです。まあその辺は粘土のパッケージに書いてあるので、都度確認してください。熱くなるので取り扱い注意です。焼くとしっかりした硬さになって、表面のもろさもなくなります。ここで完成でもいいのですが……

【5】ニスを塗る

専用のニス「Yu~」があるので、それを塗っていきます。このニスを塗って焼けば、食器としても使える耐水性とつやが出るのですよ。食器作ったことないけど、箸置きとか小皿作ったりしてもいいかも。

筆でまんべんなく塗ります。あんまり一か所にたまっちゃうと焼いた後もニスがたまってる感じになってしまうから、くぼみとかはとくに丁寧に塗るのがよさそう。

私は丁寧じゃなかったのでちょっと尾のあたりに……ニスの厚さが……

【6】完成~~

ニスを塗って焼いたら完成です!

写真向けにパールやビーズなど入れたりして。

サイズ感はこんな感じ。手乗りハト!

横顔。
色や表面の雰囲気、これはサンショウウオの置物を作るといいかもしれませんな。今度はサンショウウオに挑戦するか。


道具の紹介

使った粘土やニスを紹介しますよ~。

ヤコ オーブン陶土「黒木節」他にも色は何種類かあるのですが、なんとなく渋い仕上がりになる気がしてお気に入りは「黒木節」。

ヤコ オーブン陶土専用 耐水・耐油コート剤 Yu~ 100cc
専用ニス! 置物だったら他の工作用ニスでもいいんだけど、ちょっと食器も作ってみたいな!という気持ちで使ってみてます。つやつやになるよ。塗らないでマットな雰囲気を楽しむのもまた良し。

メーカーサイトもありますよ。
株式会社ヤコ


(以前の記事もぜひご覧ください・【粘土・陶芸】オーブンでできる粘土陶芸に挑戦


さらにオオサンショウウオも続いて作りました!

オーブン陶土で作ってみた・オオサンショウウオ