2019/6/25 google maps

ストリートビュー散歩でいつもあちこちの景色を見ていますけどね。

今日は思い出して、高校までの道のりを歩いてみたんですよ。高校の最寄り駅から。

通っていた高校への最寄り駅は2つあって、どちらからでも駅からは同じぐらいでたどり着けたような記憶がありますが、

・片方は大きめな駅で、駅前ロータリーもある一応有人駅(時間帯によっては無人駅)、商店街と人通りの多い道を歩いて行けるし、自分の家から見ると手前の駅

・もう片方は自分の家からみるとひとつ先の駅で、単純に運賃もあがるし、完全に無人駅で、車も人も通らないくらい道(田んぼと川……)をあるくことになる

という違いがあったので、前者のほうをね。利用していましたよね。
最寄り駅と言っても徒歩20分以上かかっていたような気がする。

自宅からの最寄り駅も徒歩だと20分ほどかかるので、そっちには自転車で行っていたけどもうひとつ自転車を学校と駅の間に置くわけにもいかず、学校の最寄り駅から学校までは歩いていました。


思い出すと20分って遠いなと。今日久しぶりにストリートビューで歩いてみましたけど、「遠いな、遠いな」という感じです。冬などは寒かったですよ……道は雪が固まって凍ってましたし、特に朝はきつかった。

凍った道なのに、自転車に二人乗り(しかも後輪に立って乗る二人乗り!)で移動している人などもいて、コワイな~と思いながら見ていたもんです……


その通学路は3年間毎日歩いたはずなのに、思い出せる場所と「こんなのあったっけな?」という場所が混在していて、3年間歩いたぐらいじゃ記憶に残らないってこともあるんだなあと思いましたよ。ほんと記憶って残らない。いま体験してるあれこれも、そのうち思い出せなくなってくるんだなって思うとせつないです。


思い出せないことがある一方、強烈に焼き付いてて思い出せることもいっぱいあるし、それらがまだ残ってるということにもびっくりしたりします。

私が毎日通っては立ち読みをし、結構な頻度で漫画を買っていたあの薄暗い本屋は無くなったんだな。どれだかわかんなくなってるもん。たぶんシャッターが下りたか、いやシャッターなんてなかったかもしれないから、この大きな木製の、ガラスがはまった引き戸の建物がそれだったのかもしれないな。とか考えながら見ていました。

商店街はいろいろなお店があるけれど、私が普段利用したのはコンビニと本屋さんと、高校の目の前のスーパー、部活動で必要だったのでスポーツ用品店さん。

他にも洋服屋さんや喫茶店、食堂、酒屋、金物屋、電気屋さんなどいろいろあったんだなあ。

そういえば化粧品屋さん(まだドラッグストアが地元になくて存在を知らなかったころ)で口紅を見ていたら、「これなんか合うんじゃない~」と勧められたオレンジの口紅を、断り切れずに買ってしまったことがあるような気がするな。なんか入ってみたかったんだよね。でも価格帯が高くて買えないなって思ったんだけど。そこで断れなくて2000円ぐらいの口紅を買ってしまった記憶がある。今でも2000円もする口紅は買わないよ……


学校というのも、卒業しちゃったら中に入れないし、外から見てももはや何にも思い出せないなあとしみじみ思う。毎日、どこにどの教室があって、誰々は何組で、どの教室にいるとか、授業のための準備の手順とか覚えてやってたはずなんだけどね。

懐かしいはずなのに思い出せずに懐かしい気持ちに浸れない、そんな感じになりました。

投稿者: AchiFujimura

Blackstrawberry.net管理人藤村阿智の日記と言うか雑記的なページ