ドラえもんコーナーへもどる (このページの文責:藤村阿智)
 
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悪魔のパスポート (あくまのぱすぽーと)

秘密道具。これをチラッと見せるだけで、どんな悪事でも笑って見逃してもらえる。世界一の悪者になることを誓ったのび太は、これを使ってドラえもんから道具を奪い、ママの財布から現金を1000円盗み、ゴミ箱をひっくり返し、スネ夫宅を近道にし、ジャイアンを殴り、先生にカンニング宣言をした。しかし、本屋で堂々とマンガを盗んできたことが気にかかり、結局は本屋に代金を支払い、パスポートをドラえもんに返すのだった。(13巻:悪魔のパスポート)

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天野星夫 (あまのほしお)

歌手。しずかが大ファンで、サインをねだった手紙を出すが、返事はもらえなかった。(2巻:出さない手紙の返事をもらう方法)

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あやとり (あやとり)

のび太の数少ない特技の一つ。8巻101pでは「とくべつすきってこともないけどさ。おこづかいもなくなったし、金もかからずくたびれず、はらのへらない遊びとなると、これしかないもの。」と、結構冷めた理由であやとりに興じている。
8巻145pでは、「長い間、くふうを重ねて発明した、新しいあやとり」である「おどるチョウ」が披露された。
寝ないで考えた「ほうき星」も発表。しかし誰にも認められず、「あやとりに夢中な世界」を作った。(15巻:あやとり世界)

あやとり世界

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あやとり世界 (あやとりせかい)

もしもボックスで作られた世界。世界中があやとりに夢中、老若男女問わずあやとりに興じ、「あやとりがへただといい大学やいい会社に入れない」とまで言われている。「全日本プロあやとり協会」というあやとりのプロ協会も存在し、タイトルマッチの視聴率はかなりよさそう。チャンピオン・グレートフィンガー 対 挑戦者・アヤノ・トリローの戦いは、チャンピオンの8回目の防衛成功という結果に終わった。勝者にはトロフィーと賞金30億円が渡される。今度の選挙ではあやとり党が勝ち、あやとり大臣もできるのでは……という噂もささやかれている。
ちなみに、ドラえもんは手がゴムまりなのであやとりが出来ない。(15巻:あやとり世界)

あやとりもしもボックス

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あらかじめ日記 (あらかじめにっき) New!!

秘密道具。この日記帳に書き込んだことは全て現実になる。「空から飴玉が降ってくる」「ライオンに食べられる」など、不可能と思われる出来事すら本当になるので要注意。取り消しは出来ないので、日記そのものを燃やしてしまう必要がある。(16巻:あらかじめ日記はおそろしい)

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アンキパン (あんきぱん)

秘密道具。ノートなどを写し取って食べると、すっかり覚えることが出来る。トイレで排泄すると記憶したことも一緒に流れてしまうようなので、一瞬しか覚えることは出来ないようだ。まさに一夜漬け。(もともと覚えていたことはどうなるんだろ?)(2巻:テストにアンキパン)

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暗号日記 (あんごうにっき)

ドラえもんがこっそり、半年間ほどつけていた日記。「ター扉ひらく 無音バスもぐる」「ジョーガンネ玉落とし わずかなり学刈」と、内容は預言書などに酷似している。「暗き天にマ女は怒りくるう この日○おわり悲しきかな」という最後のページの日記は、地球の終わりをあらわしているかのようだと大騒ぎになった。

ドラえもん

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伊藤翼 (いとうつばさ)

アイドル。かわいくて皆の人気者。スネ夫はファンクラブにも入会している。(33巻15p)

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犬山三郎 (いぬやまさぶろう)

のび太の友達。昭和52年の正月に、のび太は年賀状を送ったが「太山三(限)郎くん」「野比のび犬」と書いてしまったため、笑いものになる。三郎くんのお父さんは「犬山太郎」だが、のび太が「ポータブル国会」で「犬と太の字を取替え」たため「太山犬郎」になった。(15巻:ポータブル国会)

ポータブル国会

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入れかえロープ (いれかえろーぷ)

秘密道具。イマイチ効果があいまい。端っこを持ったもの同士の立場が入れ替わるようだが、入れ替わった後も「そうかなあ、おれ、ドラえもんだと思ってたけどな。」(ジャイアンになったドラえもん)というように、多少違和感が残るようで、完全には入れ替わらないようだ。(15巻:入れかえロープ)

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ウエタケ (うえたけ)

近所の菓子店。ドラ焼きの特売の情報を、新聞のおりこみ広告に載せていた。(ドラ焼きにちからをいれているのか?)アイスクリーム・ケーキなども販売しているようだ。(9巻:のび太ののび太)

ドラ焼き

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うすぼんやり (うすぼんやり)

ドラえもんがのび太に向かって言った悪口。ドラえもんの分もまとめてお年玉を預けていたはずなのに、のび太はソレをどこへやったか忘れてしまったという。それではたしかに「うすぼんやり!!」と怒鳴りたくもなるが、はたして「ぼんやり」と「うすぼんやり」どっちがより悪いのか……(8巻136p)

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ウスラデブ (うすらでぶ)

スネ夫がドラえもんに向かってかけた言葉「よう どこ行くんだ ウスラデブ!」に所以する。ウスラデブの用法を調べようとしたが、googleで検索してもドラえもん関連ばかり出る。「うすら」を辞書で調べれば、「薄い、弱弱しい感じである、なんとなくそう見える」という意味のようで、「デブ!」といわれるよりはマシなのか?「小太り」と似た言葉かもしれない。
しかし、「ウスラバカ」なども、ただ「バカ」と言われるよりだいぶキツイ気がするのは気のせいだろうか。(7巻54p)

ウスラバカ

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ウスラバカ (うすらばか)

悪口。「ウスラ」の意味は「ウスラデブ」の項参照。
「プッ、気どって歩いてやがるウスラバカ。」とは、登校途中ののび太を見たジャイアンの感想。(44巻:81p)

ウスラデブ

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ウソ800 (うそえいとおーおー)

秘密道具。コレを飲んでしゃべると、しゃべったことが、みんなうそになる。という、四月バカ(エイプリルフール)にピッタリのもの。相手をうまくだますためにウソを考える必要がなくなる。(7巻12p)
ある意味究極の道具で、コレをのんだ状態で「ウソになって欲しいこと」を言えば、願いがかなうわけだ。
例:「ボクは絶対長生きしない」>長生きできる 「ボクは宝くじに当たらない」>当たる というように……
ただし、飲んでいるあいだは言葉に気をつけないと、全てさかさまになって実現してしまう。

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うそつきかがみ (うそつきかがみ)

真実を写し、真実をかたる鏡。実際は本物以上にかっこよく写っており、「ちょんまげにするとさらに良い」などウソをついて人をだます。どうしてこの道具が開発されたのかも知りたいところだ。(2巻:うそつきかがみ)

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宇宙ターザン (うちゅうたーざん) New!!

こどもたちの憧れる、宇宙の(武器を持った)敵を相手に腰巻ひとつで立ち向かうターザンの特撮番組。
セットもチャチだし、ぬいぐるみもひどいもんなので最近は落ち目になっている。
ターザンの大ファンだったのび太が、白亜紀の恐竜に桃太郎印のきび団子を与えるなどして作った超ド迫力のスタジオ(本物の白亜紀だけど)を使用することによって、視聴率は40%以上になった。のび太の一途さに涙が出る良い話。(16巻:宇宙ターザン)

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ウマタケ (うまたけ)

二十二世紀の科学が生んだ新しい生きもの。ウマと竹のあいの子。どうしてこの二つを掛け合わせようと思ったのか、科学者にぜひ聞いてみたいものだ。
背中から生えてる突起物に乗ることが出来る。絶対にひっくり返らないし、すごいスピードで走る。しかし、プライドが高いので、靴下は新しいものに履き替えるなど、乗りこなすためには努力が必要。(1巻:走れ!ウマタケ)

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ウルトラよろい (うるとらよろい) New!!

秘密道具??正式名称は「ウルトラ・スペシャルマイティ・ストロングスーパーよろい」。なんと「バカには見えないし効果もない」というおそろしい道具だ。のび太は見栄をはって、装着して外出していく。
実はドラえもんのジョークで、はだかの王様をネタにのび太をからかっただけで、「まさか本気にするとはおもわなかった。」と少々焦り気味。
数々実験により「本当にすごいよろいがあるんだ」という確証を得たのび太は、自信満々にジャイアンへいどむ……!
(16巻:ウルトラよろい)

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エンコ (えんこ)

私が幼いころ、「ドラえもん」を読んでいて長いあいだ意味がおぼろげにしかわからなかった数少ない言葉の一つ。
「大辞林」によると、「乗り物などが故障し、動かなくなることを俗にいう語」とのこと。言葉の由来を知りたくて、検索など試みたが、決定的な物はなかった。代わりに、「エンコードの略」「やくざが小指を詰めること」「カッパのこと」「援助交際の略」など、関係ないものがたくさん出てきた。
ドラえもん内での使われ方は、「しずちゃん、たいへんだ!潜水艦がエンコした!」(10巻135p)

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円番さん (えんばんさん)

ご近所のUFOマニアのおじさん。UFOの話を聞けるとなれば、冷蔵庫の冷えたメロンまで振舞ってくれるほど。スネ夫はよく円番さんにウソの目撃情報を教えてメロンをご馳走になっている。「オレンジ色の光が三つ……」など、かなりステロタイプなUFO目撃談なのに、円番さんは興奮しまくり。そして、小さなUFO(本物の宇宙からきたUFO!)を「オモチャ」と決め付け、蹴飛ばしてしまう。未知の物を発見するための好奇心があまりないようなので、本物のUFOを目撃することはなさそうだ。(13巻:ハロー宇宙人)

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オールマイティーパス (おーるまいてぃーぱす)

期限までなら、喫茶店でもパチンコ屋でも、他人の家でもパスを見せるだけで入ることが出来る。飛行機、車もタダで乗れるし、はいりたければ首相官邸や銀行の金庫室でも入れるという危険な物のようだ。のび太はしずちゃんをつれて星野スミレの家をたずねるが、途中で時間切れになり追い出される。便利なパスだが、期限はしっかり守ってつかおう。(15巻:オールマイティーパス)

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王かんコレクション (おうかんこれくしょん)

のび太がひそかに集めているもの。数も質も負けないほどのコレクション。「流行性ネコシャクシビールス」で流行ったときはのび太の天下だった。印刷のずれた「エラー王かん」や、「○月○日に売れた〜」というピンポイント付加価値王かん(例:「三河屋で八月十二日に買ったコラコーラ」「スーパーで五月七日に売れたスポライト」)が特に人気があり、高値で取引されている。(9巻:王かんコレクション)

流行性ネコシャクシビールス

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お金のいらない世界 (おかねのいらないせかい)

もしもボックスでつくられた世界。お金にはいつも困っているのび太が、お金のいらない世界を希望した。しかし、少々勘違いがあったらしく、確かにお金を支払わなくても物を購入することが出来るが、変わりにお金を家に持って帰らされる。家にお金をあまり持っていないほうが金持ちということらしい。置き場に困ってお金を捨てると、10倍の金額を持って返らされる。まさに「お金はいらない!」世界。「お金の必要ない世界」と言えば、のび太の予想通りの世界になったかも。(13巻:お金のいらない世界)

もしもボックス

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お金をくれたくなるくすり (おかねをくれたくなるくすり) New!!

秘密道具、白いキャンデー。コレをのむと、むやみにお金をくれたくなる。あまり使い道が思い浮かばない道具だ。
のび太が「お金をくれたくなるくすりかなんかないかしら」とねだったが、本来は「気前の良くなるくすり」とのことで、パパは道行くホームレスに家を与えようとしたり、貯金を全部下ろそうとしたり、かなりくすりにやられてしまったようだ。(16巻:お金なんか大きらい)
お金が嫌いになる黒いキャンデーと、解毒作用のある赤いキャンデーもある。

お金をほしがらなくなるくすり

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お金をほしがらなくなるくすり (おかねをほしがらなくなるくすり) New!!

秘密道具、黒いキャンデー。これを舐めるだけで、お金を見るのもいやになり、お金があるとおもうだけでジンマシンが出るようになる。普段使うことはなさそうだが、節約したいときや、横領・詐欺・贈賄などで刑を受けるときに飲ませるのがいいかもしれない。(16巻:お金なんか大きらい)
逆の作用がある白いキャンデー、解毒用に赤いキャンデーもある。

お金をくれたくなるくすり

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音のない世界 (おとのないせかい) New!!

16巻。もしもボックスで作り上げた、音のない世界。会話をしたいときには紙に大きく書く必要がある。
歌も紙に書いて歌われるため、どちらかといえば詩の発表会になるようだ。ジャイアンの歌は、文字なのになぜか寒気がするという相当なものだったことが判明。
会話時に感じや送り仮名の間違いが判明しやすいので、国語を相当勉強しないと恥をかきそうだ。

もしもボックス

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おばあちゃん (おばあちゃん)

のび太の祖母。タイムマシンで未来から来たのび太も優しく迎えてくれる、懐の広い人。のび助の母親。

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おもちゃの兵隊 (おもちゃのへいたい)

一番最初の命令を守り通す、忠実な兵隊達。5人編成で、真ん中が総指揮、残りが鉄砲隊。撃たれた対象物がこげるような弾を発射しているようだ。アニメ「ドラえもん」の歌にも登場するほどメジャーな秘密道具。(4巻:おもちゃの兵隊)

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Wordsworth - Version2.6.0 (C)1999-2002 濱地 弘樹(HAMACHI Hiroki)