2019/11/23 同人誌新刊届いたよ

先日印刷をお願いしていた、11/24コミティアで初売りの同人誌「お楽しみは文房具」1巻が届きましたよ。

コミティア情報はこちら。
2019/11/21 ぐんとさむくなったね・コミティアお知らせ

別で頼んでいた、ここ数年恒例になっている「いつもぶんぐカレンダー」も届きました。これ間に合わないかと思ってたので良かった。コミティアでスペースに来てくださった方向けに配布します。コミケにも持っていくよ。無料配布カレンダーは、無くなり次第終了です。

 

今回は、本文用紙を「淡クリームキンマリ」って言うちょっとやわらかいクリーム色にしてみた。いつもはなんとなく白上質紙なんだけど、せっかく漫画だしな~って(?)。小説とかだとより選ばれてるかもしれないです。

いい感じに仕上がっています。こういう紙の風合いってのは、電子書籍では味わえないところだもんね。

背表紙にもちゃんと文字はいってていい感じです。

むかしは同人誌本文印刷の「紙変え」「インク変え」にあこがれたものです。特色使ったりしたいな~とか。そういうところでも自由に遊べるんですよね。ピンクのインクで刷ったりとか。見づらいとかは二の次、自分が作りたい仕様で作ればいいんだもん。

今つかっている印刷所さんはオンデマンド印刷なので、そういう遊びはできないですね。まあフルカラーでインク変えみたいな効果を狙えるってのもあるけど、そんなことしてもなあ。無駄に高くなるしきれいに出ないかもしれないし。やっぱ一色刷りの中で、基本インクに変更を入れるってのがいいんですよ。

あんまり部数を作ってないから冬コミが終わったら増刷するかな……それよりもまとめて総集編を作る方向にしていった方がいいのかな?

「あちこさん」は巻数が増えて行っちゃって売りにくいし、1巻や2巻もまだまだ残ってるので総集編を作るって感じでもないし……ってなってて、本当に部数は難しいですね。安定してどの作品でも売れていくって言う作家じゃないもので。

文房具の本は結構冊数がわかってきている感じだけど、そうじゃなくてもっと売れてもいいのになあ~☆とか……(笑)「これぐらいはなんとか売り切れるだろう」って言う冊数で作ってるけど、もう少し売れたらいいのになあって。

まあぶつぶつ言ってもしょうがないので作りますよ!新刊を!!

2019/11/22 最近買って読んでいる本「ワックスプリント」

最近、本屋さんで見かけて「これ欲しい!!!」と思って買ってしまった本。
すこしずつ読んでいるのですが、面白い。

ワックスプリント 世界を旅したアフリカ布の歴史と特色

大型本で、厚みもずっしり。図案だけでも楽しそうだな~と思ったので買いました。

今年は本当にアフリカづくしの一年になって、勉強したり、イベントに行ったり、本を読んだりといろいろしています。


最近アフリカの布の存在に気が付いて(もちろん知ってはいたけど興味を持って見ていなかった……)「これって何だろう?」と思い始めたんですね。

大胆な図案、派手な色使い、生活に欠かせないぐらいあちこちで使われている布……

アフリカについてのテレビ番組で、布について取り上げていたのを見たのも大きいです。ケニアやタンザニアにあるカンガという布には、ことわざのような文が書いてある。

KILA BINADAMU ANAHITAJI MSAADA WA MUNGU
誰もが神の助けを必要とする
USIOGOPE MAISHA MUNGU NDIYE ANAYEWEZESHA
人生の神を恐れるな
MUNGU WA NEEMA TUTANGULIE DAIMA
神の約束
KILA JAMBO JEMA HUTOKA KWA MUNGU
すべての良いものは神から来ます
EE MUNGU NALITAJA JINA LAKO NIWE WAKO MILELE
神よ、私はあなたの名前をあなたの永遠にしました

こんなようなことが書いてあると。

これらは私がネットで販売されているカンガに書かれてた文章を、google翻訳にかけて訳したものです。

例えばAmazonで売ってた↑これには 「MUNGU TUPE SALAMA TUISHI KWA KUPENDANA」訳すれば「神は私たちを愛によって救う」と書いてあるようです。

(amazonで売ってるカンガ、「書かれているメッセージの日本語訳つき!」って書いてあるし、それっぽい商品名になってるんだけど、上のカンガは「仲良く平和に暮らせますように」って商品名になってて、全然違うのはどういうことなんだろう……)

とにかく、そういうメッセージがある布だっていう話を聞いたらすごく興味がわいたわけですよ。さらに布を見てたらだんだん「派手、変わった柄、普段見慣れない」と思ってた柄も魅力的なものに見えてきた。特に鳥のモチーフとか好きだなあ。


そういうわけで「アフリカの布」と「アフリカの布のデザイン」に興味がわいたわけです。ほかにもいくつか本を発見していたのだけど、一番上で紹介した「ワックスプリント」はまさに!もってこいの内容だったわけです。まだ2019年10月に発行されたばかりのあたらしい本。

雑貨屋さんなどでもいわゆる「アフリカプリントの布」って結構身近に売っていることに気づいたのですけど、そこで思うのは「これってどういう布なんだろう?」「プリント柄の著作権とかちゃんとした布なんだろうか?」ということ。

せっかく買うならアフリカで作った、アフリカに利益のある布を買いたい。そう思うじゃないですか。

布の真贋や、「素敵な柄」「新しい柄、古い柄」「流行した時期」などが見分けられるようになればいいな、と思って勉強のために本を買ったんですよ。

そしたら、冒頭から驚きの連続です。著者のアンヌ・グロフィレーさんはフランスの方のようで、10代の頃に「アフリカの布」に魅せられ、ブルキナファソに旅行した際に「アフリカの布をフランスに持って帰りたい」と言ったら、ホストファミリーの人たちに「イギリスのとオランダのとどっちがいい?」って聞かれた……という話が書かれているのです。

つまり「アフリカの布」だと思ってたものは、ヨーロッパで作られていたのだ!

……という。最初から意外すぎて「えええええええ」ってなりましたよ。
それをとっかかりに、現在までどういう風にプリントの図案が作られて、布自体はどこで作られ、どのようにしてアフリカの人々にファッションとして取り入れられていったのかが詳しく説明されています。


本が分厚すぎて「まだまだ先は長いな」って感じなのですが、これ全部読んだら布だけでなくアフリカの文化やヨーロッパとのつながりが見えてくるかも……


中身もけっこう専門的でむつかしい気がするので、今年アフリカの勉強をしたからこそ読み解けるようになってる部分もたくさんありそう。いきなりこれから読んだら挫折したかもしれません。

すこしずつじっくり読もうと思います。
順番に読むのが一番理解できそうだけど、先に図案とか写真とキャプションだけざっくり読もうかな?

 

 

2019/11/21 ぐんとさむくなったね・コミティアお知らせ

急に寒くなりましたね。

寒くなる2日前と前日はふしぎに暖かい日だったので、余計に寒く感じてしまいます。私は去年まで数年間着ていたコートを、「傷んできたし捨てて新しいのを買うぞ」と今年の春に捨ててしまったのですよ。もう着ないと決めたのに、暑い時期に保管しておくのもおかしいじゃないですか。だけど、そのせいでいま着るコートがないんですよ。寒くならないと「コート欲しい」って実感しない……というかなんとなく、ぼんやりと「明日も買わずに済むなら買いたくないな」みたいに毎日を過ごしてきています。まあだいたいいつもそんな感じです。

近日中に買いに行くつもりです。本格的に「コートを買いに外に出られる服がない」ってならないように……

さむい地方育ちのわりに、寒さには弱いというか、大人になって最近ようやく「あたたかい服装」って言うのがわかってきたんですよ。だからあたたかい服装を頑張ってしまう。結果、もこもこ分厚くなってしまう。

シルエットとしてはすっきりと着こなしたいのですが、コートはすっきりしたものを買っても、中身が分厚くなっちゃう。タイトでかっこいいコートって中になにを切るの。だから薄くて軽くて暖かいって言う高級素材が人気で、そして手が届かないお値段なのか……つまりそれは「いいもの」なんだ……なるほど。

すでに持ってるセーターなどをいかすにはコートも細身のかっこいいやつだとダメなんだろうけど、細身のかっこいいやつがいいなあ……


24日はコミティアです。スペースは【つ03a】です。

今回は、青海展示場じゃなくてビッグサイトの西館です。しかも私のスペースは4F。

ジャンルは「評論」で出しているので、周りもそんな感じかな?
前回は「その他」で出してたんですけど、前回は文房具本の新刊があったんだから「評論」で出るべきだったのだ。今回の新刊はエッセイマンガなのだから……その他で良かったのかもね……前回あんまりよくなかったからさ。ジャンルはやっぱ評論がいいのかな~って思っちゃったんですよね。

とにかく今回は「お楽しみは文房具」同人誌版が新刊です。
まだ手元に本がないから、届くかな?万一届かなかったら新刊は前回の(といっても今月3日の作)「ハトにエサは、あたえない」になります。これはもう9冊ぐらいしかないし、1冊見本誌で出そうかと思ってますので(コミティアへの提出分)実質8冊しかないですね。プリンタ本は作れば作るほど赤字になりそうなのでもう増刷はしないかなあ。もっと内容がまとまったら、それだけで一冊ちゃんとしたのを作るかもしれない。

コミティア130お品書き
コミティア130お品書き

エッセイマンガ「お楽しみは文房具」は、電子版ですでに配信しているものと同じ内容です。電子版先行配信ってやつです。電子版だと読み放題にも登録しているので、そちらが使える方は読み放題でもどうぞ。

↑現在 amazon kindle のみで配信中です。


コミティアに着ていくコートはあるのか。

コートなくても大丈夫なのか。

 

ストリートビュー散歩38 ナイジェリアで見つけたもの その1

あちこち見てはいたんだけど、なかなかまとまらなくて記事を書くのが久しぶりになっちゃった。

これまでのストリートビュー散歩の記事はこちらから。
ストリートビュー散歩 索引ページ(記事一覧)


アフリカ、ナイジェリアのストリートビューをよく見ている。

アフリカについてはここ数年でいろいろ勉強しているんだけど、それまでは「アフリカってこういう感じだろう」と大陸ひっくるめてイメージを持っていた気がする。そんな自覚は無かったけど、今から思うと「だいぶ偏ってて決めつけてたんだなあ」と思う。

ストリートビューを使って、国ごとにいろんな場所を歩いてみると、確かにそこはアフリカ大陸の国であるけど、やはり地域が変わると「ここはこういう感じなんだ」という発見がある。気がする。そういう違いを見つけるとちょっとうれしくなるよね。

ナイジェリアはアフリカのサハラ砂漠の南、大陸の西に出っ張ったところの中では東のほうにあり、人口は2億人近く。ボビー・オロゴンさんの出身地だね。

ナイジェリア基礎データ | 外務省
https://www.mofa.go.jp/mofaj/area/nigeria/data.html

西アフリカではセネガルとガーナのストリートビューが見られるんだけど、ナイジェリアはまたまた全然ちがうな~っという感じ。

見つけたものを紹介していきます。結構あるのでいくつかに記事を分けようかな。あんまり一気にストリートビューを貼ると読み込みが出来なくなっちゃうんだよねえ。3個ずつぐらいがちょうどいいかも。


ナイジェリアで見かけて、ほかで今のところ見たことがないのはこちら。
(ほかの地域にあまりストリートビューが多くないので、近隣の国にはあるものかもしれません。以後おなじです)

飲み水タンク。

ナイジェリアではちょくちょく見かけるし、このタンクを売ってると思われる場所もいろいろ見つかるんだけど、ほかの場所では見たことないなあと思った。

 

これはリモコンを売ってるところ。

リモコンの上に手書きで「あなたのリモコンが買えます」的なことが描いてあるんだけど、さっきの飲み水売ってるところも同じように手書きで文字が書いてあることが多いように感じる。

リモコンのケースの横には

TO LET
WAREHOUSE
BIG SHOPS
FLATS
LANDS FOR SALE

とあって、つまり倉庫や大きなお店、集合住宅を貸し出している、売り土地もあるよ……って感じですかね。flatsが集合住宅じゃなくて平らな土地ですってこともあるのかな? 英語にも弱い私にはちょっとその辺のニュアンスがわからないのです。

露店など見てても家電が結構多いなあと思ったり。

あとは、どこの道で振り返ってもだいたい後ろにパトカーがついてきている。

見えないときもあるけど、距離を置いていたり角を曲がったら走ってたりする。

これは警護なのかなあ。ナイジェリアは「こんな道にもはいっていくのか」って言うぐらい細かい道をストリートビューが走っているのだけど、そういうところでもパトカーがついてきている。

車も多いな。たくさん走ってる。バイクタクシーみたいなものもたくさん、代わりにワゴンタクシーを見かけないな。大きい道をまだあんまり見て回れてないからかもしれない。


あと、おしゃれな服の人が多いなあ!という感じ。

アフリカの男性、Tシャツやシャツにパンツスタイルの人が多いように思うけど、ナイジェリアは上下でおなじプリントの布を使って仕立てたスーツを着ている人が本当にたくさんいるよ。

その柄もアジア人には着こなしがむつかしそうな感じ。日本だとパジャマっぽいイメージになっちゃうかなあ。でもナイジェリアの人々の着こなしかっこいいですよ。「この人とか……」って貼りたいけどやっぱあんまり個人が映ってるところを晒すのも気が引けるので、商店街など人がたくさん歩いてるところをチェックしてみてください!


とりあえず第一回はこんな感じで。

KindleUnlimitedに「筆記具」と「ノート・手帳」を復活させました!

Kindleで配信はしていましたが、Unlimited(月額読み放題)対象からは外していた二冊を、再びUnlimited対象にもどしました!

とりあえず来年の2月ぐらいまで、期間内は継続しますがその後はまた様子をみて考えます。この機会にぜひ!

筆記具

ノート・手帳 わたしと手帳のふたりきり。

もちろん、先日公開された「お楽しみは文房具」もUnlimited対象ですのでご覧ください。

お楽しみは文房具


それぞれ購入することもできます。

amazonでしか販売していない電子書籍について、Kindleセレクトというものに登録できて、その登録作は月額登録してる人に読み放題の「Unlimited」対象になるんです。で、「筆記具」「ノート・手帳」については、以前「そろそろUnlimitedでも読まれなくなってきたし、ほかの電子書籍配信サイトにも登録しようかな……」と思ってkindleセレクトから外していたのですが、その後ほかのサイトに登録もしていなかったので……じゃあまたUnlimitedやってみようかと。

また「読まれないな~」って感じだったら対象から外して、ほかのサイトに登録するなりなんなりやるかもしれません。読めるうちにお早めにどうぞ。