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おまつり


 おまつりは好きだ!
でも最近行ってない。今、京都は祇園祭の盛り上がる時期で、(これを描いているのは2003年7月16日、今夜は宵山!)
今日あたり会社帰りにでも四条から祇園方面へ向かえば、夜店もたくさん出てるんだろうけど。
何分一緒に行く友達もいないし、好きな人は一緒にいれないしで、一人ぼっちでいってもつまんないから
今年も行かないだろう。

 でも、祇園祭も私の思ってた祭りと違う。
実家のほうの祭りも、「いわゆる祭り」と違ったので、漫画やテレビで見るような祭りはいつ見れるのか、
凄く楽しみにしているのに。祇園祭はおとなしすぎる気がする。
京都の祭りは、「騒いで楽しむことで神様にお礼を言う」ような祭りで無いので、
メインの山鉾巡行(17日)などは京都の人はほとんど行かないみたいだ。
旅行者がカメラを構えて、山鉾が順番に通り過ぎていくところを眺める行事なのだ。


 実家のほうのお祭りの話をしましょう。
なんせ人口が6000人しかいない町。まぁ、隣の村などからも人が来るので、その日は確かに人がふえるだろう。
メインは夜の盆踊り大会。駅前広場(広くない)にやぐらを立て、町のオリジナル音頭を流し、合わせて踊る。
夜店は駅前とあまり関係ない場所で開いてる。一応、定番の夜店はほとんど出てる。
クレープ、りんごあめ、ヨーヨーつり、スーパーボールすくい、金魚すくい、カタ抜き、射的、
わたあめ、おめん屋さん、風船屋さん、焼きもろこし、イカ焼き、いまがわ焼き。
子供心には、光る棒を輪っかにして作るブレスレットがほしかった。でも買えなかった。結構高いんだよね。
夜店で貰ってきたひよこは次の日には死んじゃった。

 中学生の頃の私にとっては、非日常な雰囲気の夜、私服姿で、好きな男の子や仲良しの友達に会えることが
何より楽しかったんだよ。
「○○くん、どこにいた?」「あっちでさっき○○と歩いてるの見かけたよ」とか、情報をやり取りしながら
好きな男の子を探すんだよ。へんな格好してないかな、とか、なんだか会うのが恥ずかしいような気持で
お祭り会場を練り歩くんだ。

 川辺では、打ち上げ花火大会が行われる。
どーん!と大きな音で、きれいな花火が打ち上げられるんだけど、都会と違って高い建物がない分
遠くからでもよく見える。(逆に山が邪魔するけどね)
実際、うちの実家の屋根に登れば、「隣村の隣町の隣町の隣の市」でやってる花火大会も見られる。

 花火は、商店街の人たちの提供で購入されたものを打ち上げる。
そのため、花火を打ち上げる前には必ずスポンサー名が読み上げられる。

「**の"○○商店"様のご提供で "スターマイン"」
「どーん」

「**でおなじみ、○○商事様のご提供で "スターマイン"」
「どーん」

 とにかく、スターマインが多い。さらに、花火が1発ずつあげられるので、迫力に欠ける。
花火提供企業リストも、町中に配られる。

 小さい頃からこうなので、これが当たり前だと思っていたのだけど、
大阪天保山の花火大会を見たら、始まりの合図もなしにドカドカあがるじゃないですか。
連続であがるし、スターマイン以外の花火もたくさん上がってる。大きいものや、いろんな形のもの。


 ……とにかく、おまつりをまた楽しみたいなぁ。今日の宵山、どうしようかなあ。
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