個人的ドラえもんひみつ道具欲しいものランキング
だれでも一度は考える、「ドラえもんの道具がもし手にはいるならなにが欲しいか……」ということ。いろいろある中から私がいま（2015年1月に）ほしいものをピックアップしてランキング形式で紹介します。
ちなみに以前は「もしもボックス」が欲しいと思ってた。つくった「もしも」の世界で一生を生きるんだ……
もちろん、タケコプターやどこでもドアも欲しいですよ。 
【３位】チッポケット二次元カメラ（２０巻「チッポケット二次元カメラ」より）  うちは部屋にモノが多いよ！ なんでもかんでも「とっておきたい」アーカイブ体質の人間だよ！ でも空間は有限……家賃も上限があるよね…… チッポケット二次元カメラがあれば、写真に写すだけで、モノを二次元（写真）に片付けることができる！ あとは写真を無くさないようにしないと。 あ〜でも備蓄品とかもコレさえあれば解決ですね。 本だって、いくらでも置けますよ。洋服も布団も写真にしておけば大丈夫。 元に戻したいときはお湯をかける。３０度ぐらいのぬるま湯でも元に戻るみたいですから要注意ですね。お風呂の近くとか危ない。人間を写すのも危ない。 いや〜しかし、いろんなものを「とっておける」ということは夢のようです。 
【２位】フエール銀行（３０巻「フエール銀行」より）  知ってる人なら大体の人が欲しくなるだろう、しかし現実的すぎてちょっと「欲しい」というのがはずかしい…… それがフエール銀行！！ 銀行というだけあって、自分のお金を預けておくことができる。いつでも入出金可能。そして貯金には利子がついていく。 ドラえもんの説明によれば 「一時間ごとに一割の利子がつくんだよ。 十円が一時間後には十一円になる。（中略）一週間あずけっぱなしだと、九千万円くらいになるんだよ。」 （30巻34ページ） こ、これは！！！ のび太は使い方に失敗しちゃうんですが、そこは大人になった私たちが使うんですよ。 普段は預けなくたっていい。夜、眠る前に、まくらもとのフエール銀行に全財産を入れておくだけでいい。どうせ寝てる間に金は使わない。 朝起きたら、８時間分ぐらいの利子がついているだろう。 百万を８時間預けておいたら……えーっとたぶん倍ぐらいになってる。 仕事に行く時だって、一日で使う分だけもって出かける。……まあ一万円もあれば、飲み会で豪遊とかしない場合は充分すぎるだろう。 「いま使わない金はフエール銀行に入れておく」コレだけで、財産はどんどん増えていく。 ほしい。フエール銀行を熱望する。 でも、こんなものがある世界は物価もすごく高いだろうな…… 
【１位】自動買いとり機（２９巻「自動買いとり機」より）  「フエール銀行」の項で書いたとおり、そんな銀行がある世界は物価も高いだろう。 九千万だって、ジュース一本ぐらいかもしれない。なんせ十円を一週間預けるだけで手にはいる金額だ。 そんなときでもきっと、私の懐にやさしく対応してくれるのが自動買いとり機だろう。 ・買いすぎたもの。 ・買ったけど使わないもの。 ・もう、必要ないもの。 すべて、なんでも、この「自動買いとり機」が買い取ってくれる。 しかも、買いとり査定は良心的。 「さっき魔が差して買っちゃったジュース、未開封」だったら購入時の価格の満額で買い取ってくれる。 「なんでも買ってくれるの？」「ふさわしいねだんでね。」（29巻79ページ） うちにもいろいろありますよ。 買ったときは「わぁ、欲しい」と思ったのに、もったいなくて使えなかったとか、こんなにたくさんいらなかったとか、 結局使うところがなかったとか…… お金に困ったときにそういうものを見ると「これを買ってなければ100円多く現金を持っていたのかもしれない。家中のそういうものをかき集めたら 私の無駄遣い金額は……ああっ」と落ち込んでしまう。 しかし、どんなに「無駄遣いはしない」と心がけていても、購入したものの結果的にムダになってしまうものは出てくるのである。 そんなときに「自動買いとり機」があれば、現金化し、未開封のものを欲しい人に届けたりとごみも減らせそうだ。 衣類なども捨てる前に買いとり機へ投入するといいかもしれない。「とりあえず入れてみる」にリスクはなさそう。 間違って買い取ってもらっちゃった場合は、一時間以内に十倍の金額を支払えば取り戻せるようだ。 気をつけて慎重に使えば問題ない。 あとは、コレがあるからと言って無駄なものを買わないように、期間で買いとり上限を設定するとか、満額買取はないなどの制限があれば使うほうの意識も高まるであろう。 まあとにかくいろいろ言ったけど、うちのアレコレを買い取って欲しいですお願いします。 「ドラえもん」にはいろんな道具が登場しますので、欲しい道具を探してみるのもいいかもしれません。 もしかしたらある日「それぞれ一個ずつしかないから、じゃんけんで買ったものから欲しい道具を選べ」って言われるかもしれないし、 そのときに「人とかぶらないけど自分には欲しいひみつ道具」を知っているかどうかでその後の生活が変わりますからね。 人気の道具はどんどん売れていっちゃうだろうし、 「ありがたみわかり機」「くろうみそ」しか知っている道具が残ってなかったらどうするんですか。 いやっていうほどありがたみやくろうを体験させられるし、よしんば「ウソ８００」が残っていたとしても使いこなしが難しいですよ。 「自分は『自動買いとり機』でいいです」ってさりげなくゲットする。「そんなのあったっけ？」って言う人を横目にね…… ちなみに上の四コマ漫画はTwitter @AchiFujimuraで不定期連載中のエッセイ四コマです。 |
文章・藤村阿智 2015.1.30
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