ストリートビュー散歩54 ドバイの街路樹のデーツ?

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前回に引き続きドバイ。

デーツの食べ比べ・味のメモをしたい
最近デーツをもぐもぐしていまして、ナツメヤシのことが気になっています。

寒さには強くないみたいで日本では栽培されてない……のかな?街路樹や庭の木でヤシっぽいものはシュロとかソテツとからしい。

海外ではナツメヤシを街路樹にしているところもある。と読んだので、じゃあストリートビューで見られる場所にもナツメヤシがあるかな? デーツできるのかな?と気になっていたのですが、ドバイで見かけたこの街路樹……

実がなってる!ネットがかぶせてある!

ちょこちょここういう木を見かけるのです。
種類まではわからないけど、ヤシ的な植物に実がなって、それの保護か落下を防ぐためのネットをかぶせてあるって言うのが面白いなと。

ドバイの住宅街はすごくきれいで、建物も豪華なんですけど、生活感があんまりないんですよね。私が好きな場所というのが、それぞれの家に人が住んでて、工夫や好みが現れていて、暮らしてるな~という実感があるところなので、新しい住宅街や都市計画がきっちりしているところはあんまり見どころを見つけられないという贅沢なやつなのです。

アジアやアフリカと違って洗濯物も外に干したりしなそうだし。

しかし、街路樹のところどころにある果実と保護ネット……人の営みを感じるぞ。

この道路、こんな感じでほんとに人がいないし車も走ってないし、家のかたちはみんな同じだしで、「おなじだなあ」という感想になっちゃうんですよ。綺麗なんですけどね。(路地に入ると生活感も出てきてなかなかいいですよ)

しかし真ん中の街路樹、みんな実をつけていて、ネットをかぶせてあるんですよ……いい……

日本でもイチョウ並木に雌株がまざってたりして、ギンナンが落ちまくる ことありますよね。におうからあんまり歓迎されないけど、食べられる実がなる樹木が街路樹になってるってのはなんか面白いな~という気持ちになって、ちょっとワクワクします。

庭木でも、梅、柿やかんきつ類、ビワなどの実がなる植物を植えているところはその変化が楽しみで、散歩で通りがかるたびに気になってしまいます。

 

 

番外編:Google mapの変化

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ストリートビュー散歩、最近できてない。どこを見ても「いまどうしてるんだろ……」と思って気分が落ち込みそうだなって思って。

私の好きな、活気のある市場、人混み、にぎやかな場所、人が生きているなっていう生活の場はいま危険な場所になってしまっている。それが戦争でも内戦でも事故でも災害でもなく、病気だというのが信じられない。


Venovaという楽器を練習しているのだけど(最近は練習できるような場所に行かれず、放置したままになっている……)その楽器の使い方動画を探していて見つけた人はNewYorkに住んでいる日本人の人。現在NewYorkは大変なことになっているから、どうしているだろうとチャンネルを見てみると、家に閉じこもっているけど今のところ無事ですよというメッセージがあった。

動画の主も危機を感じているようで、今の状況は怖い、自分も最大限気を付けている……と言っていた。


私は普段、USAのストリートビューはほとんどみない。……いやちょこちょこ見てるかな?ロサンゼルス、サンノゼ、サンディエゴあたり。西海岸に偏っているな。つまり、ニューヨークの地図にあんまり興味がなかった。「都会でしょ」というイメージ。

今日、改めてニューヨークの地図を見る気になって、Googlemapで航空写真を見ていた。ストリートビューは、タイムズスクエアのあたりだけ少し見た。

じつはタイムズスクエアってなんだかよくわかんなくて、今のLive映像はネットで見たんだけど、普段がどういう風なのか知らないので、ほとんど人がいなくても「フーン」って感じだったんですよね。

でもタイムズスクエアにもたくさん人がいたんですね、普段通りなら。知らなかったんだよ……


USA、ニューヨークあたりの航空写真を眺めていると、気づくことがある。

「臨時休業」の文字の多さだ。ゴルフ場、博物館、劇場、ショッピングモールなどなどに「臨時休業」と書いてある。

タイムズスクエアの周辺を見ると、臨時休業のほかに、「テイクアウト可・宅配可」の文字もある。

ニューヨークはロックダウン中だったと思うので、どの飲食店ならご飯がテイクアウトできるか、配達してくれるかがわかるってことですね。

日本でも始まってるみたい。

COVID-19 の影響を受けている飲食店 – Google マイビジネス ヘルプ
https://support.google.com/business/answer/9805441?hl=ja

ネットの情報はこうやってリアルタイムで状況に対応できるところがいいですね。

早く世界が落ち着いて……私もまた「ココに行ってみたいなあ、行こうと思えば行けるのだから」という気持ちになれるように戻ってほしい。

それまでは過去の記事を……

また新しく記事もかきますよ。まるで世界はいままでと変わりのないように……

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2020/02/20 わたしとアフリカとこの1年

もともとここ数年アフリカへの興味から積極的に行動していたけど、2019年からの1年間は濃い1年間になりました。すごく楽しかったので、そのことと「私とアフリカ」についてここでメモしておくことにする。

1年かよった「アフリカ概論」第3期が終了した

2019年4月から、ジャーナリストの岩崎有一氏による講義が聴ける「アフリカ概論」第3期(主催:株式会社KeyNoters)に参加していた。

アフリカ概論2019

参加したきっかけは、岩崎氏の記事をネットで読んでから(タコで追う「西サハラ」問題―― 築地から“アフリカ最後の植民地”へ – Yahoo!ニュース)、氏のTwitterアカウントをフォローしたこと。それが2019年1月の話で、2月の「アフリカ概論」第2期・第10回目の時に、10回目だけの参加でも可能、お気軽に……と告知があったのを見て、第10回の前日あたりに勢いで申し込んだ。

普段のわたしは引っ込み思案で、気になるイベントなども「でも……」と変にもじもじして参加しないことが多い。2019年はそれを変えよう、新しいことや初めてのことに積極的に挑戦しようと新年に目標を立てていた。聴講を申し込んだのは「アフリカの話を聞かせてくれそうな人に会いに行く」という新しい、ささやかな挑戦のためだったのだ。


実際に参加してみると、とてもアットホームで、だからと言って距離が近すぎることもない、私にはちょうどいい雰囲気で安心した。第10回「アフリカを遠ざけないために」はこれまでの話を踏まえて「『アフリカ』とひとくくりにできない、しかしやはり『アフリカ』という一体感もある」というお話と、岩崎氏がアフリカで撮影した写真をバーッとスライドショーで見せてくれるという、全体で見ればボーナストラック的な回なのだけど、その気軽な感じもまたよかった。

私はストリートビューでアフリカの道を散歩するのが好きで、そこに住んでいる人の本当の生活の様子を見たいとずっと考えていた。メディアを通して見えてくるのは普段の生活とは思えず、「アフリカがこんなにほかの地域と違う文化と生活習慣を持っている」という驚きばかりが伝えられていると感じていて、ストリートビューで見る限り「アフリカの人たちも私たちと同じように、日々生活して、おなじ文化を楽しむこともあるし、でもやっぱり地域によって違いがあったり、その土地ならではの暮らしの工夫や営みがある」のではないか……という実感と乖離していると思っていた。

実際にアフリカに行った人ならその辺の話を聞かせてくれるかもしれない。普段の生活の様子の写真や街並みのことを知りたい。

「アフリカ概論」の内容はまさにそういうものだったし、岩崎氏が教えてくれるアフリカの人々とのエピソードは、「多くの、アフリカを知らない私たち向けに切り取ったもの」ではなく、実際にそこに生きている人たちとのことを伝えてくれるものだと感じた。

参加している人たちも、アフリカにそれぞれ違うかかわりを持った人たちばかりだった。実際にアフリカに旅行して、ほかの土地のことも気になったり詳しく知りたいと思った人や、食品を気に入って取り寄せている人、絵を描いている人などいらっしゃるようだった。

主催のKeyNoters岩丸さんが「初めていらっしゃったんですよね、岩崎さんと名刺交換してお話などしていってください」と促してくれて、……実はすごくありがたかった。そういわれなかったら私はたぶん目立たないようにその辺の人に紛れて会場を後にしていたのだけど、ちょっと勇気をもらって岩崎氏と「タコの記事読みました……」という話をすることができたのが、また来たいなと思えるきっかけになった気がする。


1年間楽しかった……

2019年4月からは、また第1回から講義が始まるという。せっかく「行ける場所、行って良かった場所」ができたのだから、この機会を逃さないでお話聞きに行っちゃおう……と、申し込むことにした。もう全10回行く気まんまんで申し込んだ。

「アフリカ概論」は、他の受講生の方もおっしゃっていたのだけど、アフリカの知識を全体的に・俯瞰して教えてくれるところがいい。いままでアフリカの情報に触れられそうなセミナーなどを見ると、どうも重いというか、局所的というか、困難な状況にある人々の苦しい実態を知ろうという内容が多いように思えて、アフリカの地理や歴史、そこに住んでる人々、現在の状況、どんなひとたちがいるのか、実際になにを楽しんでいるのか、どんな風に生活しているのか……という広い目でみたアフリカの話ではななさそうだなと思ってしまうものばかりが目についた。

「アフリカ概論」では、まず地理や歴史、政治などを知って、どんな人たちがどういう思いで住んでいて、それぞれ違っていて「同じアフリカであり、かつアフリカとくくるだけでは説明できない」複雑な様子を教えてくれ、興味を持ったらどういう風に情報を調べたらいいのか、行きたいと思ったらどうしたらいいのか、行くときは何を持っていけばいいのか、予防接種は、ビザは……などとにかく「知らない土地アフリカ」を身近な存在にしようという内容だったと思う。

懇親会も毎回楽しかった。ずうずうしくも毎回、全部参加した。参加してる人たちもそれぞれアフリカに興味があるわけで、何度も行っている人、アフリカで仕事したいと思う人、これから行きたいと思ってる人などなど。たぶん海外に行ったことのない「安楽椅子アフリカ好き」は私ぐらいのもので、異色だったと思う。でもそんな私の話も皆さん興味を持って聞いてくれて……「行ってないならお話にならない」みたいな雰囲気は一切なくてそれもうれしかった。きっかけは単純に知識欲だけで参加した私だったけど、そのことに後ろめたさを感じることはなかった。

私もアフリカに行ってみたいとは思っているけどなかなか。この1年勉強したことでかなり現実味を帯びてきたし、何しろ実際に行った人がたくさんいることが「私にも行ける場所なのかもしれない!」という気持ちにさせてくれる。それでもやっぱりすぐには行かれないけど、でも行きたいなという気持ちでこれから準備していきたいしチャンスがあったらつかみたい……


アフリカを知るための姿勢が変わった

1年間、10回、毎回2時間のお話と資料と、聞きながらとったメモはあるけど、正直全部頭に入っているとは言えない。「何をきいたか言ってみろ」と言われても、すぐに「こういう話を聞きました」と言い返せない。

だけど、知るって面白いなあと久しぶりに感じている。

私は自分からいろいろ調べるのが好きな方だけど、それは「知りたい」と思ったことしか調べられない……ということを忘れていない。知りたいと思いつかなかったことを知るのは難しいことなのだ。だから人の話を聞きに行った。誰の話でも良かったわけではなくて、興味が持てる「知りたいこと」に気づかせてくれる人の話が良かったのだ。

講義の最中には「へえ~」と聞いていたお話が、後でほかの情報に触れているときに「あっコレのことだ」「これは知ってるぞ」と思い出せるようになってきて、情報の理解度がグンと深まった気がする。ニュースを見ていても「これはああいう事情があるからこう報じられているんだな」など、頭の中の引き出しから出てくる情報の量と質に変化がある! 地図の見方もだいぶ変わった。前と同じ地図を見ているはずなのに、読み取れる内容が大きく違う気がする。もう前の状態に戻れないから、どこに差があるのかうまく説明できないけど……「ひとつを見ても考えることが沢山出てくる」感じで、さらにわからないことを調べることができる……!

調べただけではわからない細かいところや、確認したいところがあるときも聞ける人ができたというのはすごく大きいし楽しみになっている。

ああ、講義が全部終わってしまったのが寂しい。
でもきっとまたここで出会った人々に会いに行くだろうし、会いたいと思える人たちに会えたのはほんとにうれしいことである。

第4期もあるとのことなので、アフリカに興味がある方は参加概要をチェックしてください。ほんとうに気軽に参加できますよ……
株式会社KeyNoters

アフリカ大陸ペンダント
第10回(最終回)に向けてねんどで作ったアフリカ大陸型ペンダント。

おまけに「わたしとアフリカ」

もう3000文字以上書いてて長くなってしまっているけど、そもそも私がアフリカにどういうきっかけでこんなに興味を持っているのか、自分でも忘れないために今のうちに書きだしておこうと思う。

・子どもの頃のアフリカの印象

私が小さい頃は、アフリカと言えばみんなが困難に苦しんでいて、食べるものがなく、病気を治せず、貧しくて戦争もあり、科学に置いて行かれている、独自の文化を持った人たちが住んでいる、というイメージだった(いまとなれば当時でもそんなことばかりじゃなかったとわかるけど……子どもにはそういうイメージが植え付けられてたと思う)。

あと、とても動物と自然が好きだったので、そういうものがたくさん存在している「田舎」であると思っていた。私も田舎の農村・山育ちなのに! もっともっと田舎なんだと思っていた!

・大人になって、読んだ小説

これは直接今の興味につながっているわけではないけど、あとで「そういえば……」と思い出したこと。

好きな小説家、伊藤計劃氏の小説にはアフリカが出てくることが多い。長編にはアフリカのシーンがあるし、短編ではアフリカがモチーフの話を書いてたりする。

ただしどちらかというと内戦や搾取のほうへの問題意識から書かれているように思えて、私の中で「アフリカは怖いし大変だな」というイメージを強くしたようにも感じている。


「The Indifference Engine」はツチとフツの……いわゆるルワンダ虐殺からヒントを得た短編だと思うんだけど、とにかく怖くて、まああんまりいい印象にはならないと思うんですよね。小説としては好きです、ファンなので……


「虐殺器官」はアフリカはメインの舞台じゃないけど世界を飛び回っていて、この小説の世界に出てくる「人造肉でできた飛行ポット」とか数々のマシンの筋肉を獲るための生物が、アフリカのヴィクトリア湖で養殖されていると。「ヴィクトリア湖の悲劇」ナイルパーチのことがモチーフになっている。

じつは私がストリートビューでアフリカを見るようになったのは、上記のヴィクトリア湖の件がきっかけ。本当に、そこの人たちはつらい思いをしているのか? どういう人が住んでいるのか? を見たいと思ったら、ウガンダ・カンパラからヴィクトリア湖周辺が見れるストリートビューがあった、というのが始まり。


「ハーモニー」も序盤で主人公・トァンがアフリカ、ニジェールの砂漠の民と闇取引をするシーンがある。青い服を着たトゥアレグの人から、トゥアレグではなくケル・タマシェクと呼んでくれ……と言われるシーンは、何気ないシーンだけど心に残る。

伊藤計劃の小説の舞台は1作の中であちこちに移動する。「虐殺器官」も「ハーモニー」もそう。主人公たちは身軽にあちこちへ飛び立っていく。伊藤氏本人はずっと病床で小説を書いていて、どういう思いで世界の話を書いたのだろう。
もし今も書いていたとしたら、どんな風にアフリカを書いただろう……

 


・Die Antwoordとの出会い

それは2015年。

これがいま現在の「わたしとアフリカ」につながっている。

私の好きな人(一方的なファンで知り合いではない)がSF好きで、映画も好き。
その人が面白いというものは大体私にも面白い。
「映画チャッピー良かった。SF好きにオススメ」的なことをおっしゃっていて、興味がわいてその映画を見てきた。面白かった。

「チャッピー」の舞台は南アフリカ・ヨハネスブルグだった。そこでちょっとびっくりしたのは、ヨハネスブルグが超都会だということ。なんと、私はそれを知らなかったのだ……文字でしかヨハネスブルグを見たことがなかった。以前「アフリカでワールドカップをやるが、場所は超危険なヨハネスブルグ。無事に開催されるのか?」みたいな文字だけ見てて、危ないところなんだな~アフリカのヨハネスブルグってところ~、ぐらいのイメージしかなかったんだけど、映画で見たら「あれ???超都会で車が走ってて建物が高い???」と気づいて初めて自分の知らなさというか……偏見に気づいたのである。「アフリカだから、田舎で建物は低くて車に乗ってない」ってイメージだったみたい。ひどい!

さらに、その映画に出てきていたチンピラのニンジャとヨーランディが、実際に同じ名前で音楽をやっていて、しかも夫婦でラッパー(注:今は夫婦ではないようだが音楽活動のパートナーは解消されていない)だということを知って一気に好きになってしまったのである。最近更新がとまってるけど勝手にファンサイト作っちゃうぐらい。

Die Antwoord のことを追ってて良かったこと
・世界的なアーティストなので世界のツアー映像などを楽しめた
・Instagramで本人たちと交流できた
・彼らは日本が好きだと公言している(日本語を使ったり、日本のアートを取り入れたり、日本の音楽に言及したり……)
・乗ってる車がSUBARUなのでちょっとうれしい
・成り上がりっぷりが見ててきもちいい(笑)
(アフリカ=貧困ばかりというイメージは消えたし、周りの人も白人ばかりでないところが良い。黒人にも怖いイメージは無くなった)
・アフリカーンス語の曲も多いのでそこにも興味がわいている
・「アフリカをステロタイプで見るなよ」というメッセージが散見されるので、視点を変えるきっかけになった
・グッズを買うためにはじめて海外通販をした
・かかわっているほかのアーティストの活動も追い始めた
・南アフリカの写真家、ロジャー・バレン氏が来日した時お会いできた
(ロジャー・バレン氏はDie Antwoordのビジュアルも手掛けたことがある)

最初は「Die Antwoordのみなさんは南アフリカの人みたいだけど、そこでは日々ひとびとが強盗にあったり殺人にあったりしてるらしいし、今日明日に死んでもおかしくないんじゃないか……無事なんだろうか……」と妙に不安になったりしてたけど、Instagramや動画などで南アフリカの様子を知ったらだんだん不安はなくなってきた。そして、Instagramに投稿された写真の場所をストリートビューで見る、今度のライブが行われる場所の地図を見る……などしているうちにいろんなことに気づいてきた。

「ケープタウンって、リゾート地もあるんだな……」

「アフリカの商店街面白い……」

「住宅地の作られ方も日本と違ったり、でもおなじだったり、ずっとずっと豪華な家もあるし、いい景色もあるし、裏道もあるし、人々はここで生活している……」

そうして見る場所を少しずつ広げていって、「ここはなんだろう?」「これはどういうものだろう? なんでこうしているんだろう?」自分だけでは調べきれないし、知っている人も少ないようなことがどんどん出てきた。私自身も「ほとんど知らない」ことに気づいていく。

「これは、だれかアフリカに行ったことのある人の話を聞いてみたいな……」そんな気持ちがだんだん大きくなっていったのは、そういう活動からだった。


・日本とアフリカがつながってきた

2019年は、私にとっていろんな方面から「日本にいながらにしてアフリカのことをしる手がかり」を得ることができた1年になった。まだ行ってみてない雑貨屋さんや、イベントもいろいろある。アフリカだけじゃない世界のあれこれを知りたいという気持ちも大きくなっている。

私は、私の中に生まれた「ブーム」みたいなものを信じられるようにもなってきた。一過性のものではなくて、おなじことに長く興味を持つことができる人間なんだなと。だったら興味のあることは、どんどん知ってかかわっていったらいいんじゃないか? そう思えるようになった。

Die Antwoord が南アフリカから日本を見つけてくれていたように、日本からアフリカを見ている人たちもたくさんいて、私はその人たちの話を聞くことが出来るんだとわかった1年だった。

遠いけど関係ないわけではなく、行こうと思ったら行ける場所で、行っている人もいるんだと。

何本もの糸がアフリカと日本のわたしをつなげてくれたような気がして、まだまだこれからもこの糸……少しずつ増やしていけるような気がしている。


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ストリートビュー散歩 索引ページ(記事一覧)

このサイトではおなじみの記事になってきた、「ストリートビュー散歩」シリーズ。ストリートビューで見た海外の景色、気づいたことなどを書いています。

記事にボリュームが出てきたので、一覧というか索引というかわかりやすいページを作ってみます。どういう風に分類するのがいいのかな……
本当は地域別とかもあったほうがいいような気がするけど、とりあえず記事投稿順に一覧を。これも昇順か降順か悩む。つまり古いほうから載せるか新しいほうから載せるか。新しいほうを上に乗せていくか。

(地域別一覧も作りました! 便利です!)

一番下に、ストリートビュー全般の話を書いた記事もリンクしておきます。


 

ストリートビュー散歩114 「残酷な神が支配する」の舞台を見て回りたい
漫画で言及される土地を地図で探したりストリートビューで見たりする。

ストリートビュー散歩113 ペルーのリマで高台から見た町の風景
丘の上までぎっしり建てられた建物。ペルーらしさある。

ストリートビュー散歩112 ボリビアのストリートビューで見た雪
珍しい雪がふる中で走るGoogleカー。

ストリートビュー散歩111 ドイツのストリートビューが再始動!

ストリートビュー散歩110 石垣島で実際に見たものを見てみる。【石垣島その1】

ストリートビュー散歩109 京都の懐かしい場所がとうとう……

ストリートビュー散歩108 ケニアの大きな鳥を調べてみる

ストリートビュー散歩107 パリの電動キックボード(trottinette)

ストリートビュー散歩106 ナイジェリアの路上で売ってるものについて調べる

ストリートビュー散歩105 カンボジア・プノンペンの変わった屋台

ストリートビュー散歩104 南アフリカのいけず石と、抗議行動による石

ストリートビュー散歩103 バーレーンで「日本語?」と思ったものを調べてたらジャンプの漫画の凄さを感じた

ストリートビュー散歩102 ブルガリアの街じゅうにある死亡広告

ストリートビュー散歩101 アフリカ・マダガスカルにもストリートビューがあった


ストリートビュー散歩100 私が見ている世界

ストリートビュー散歩99 ガラパゴス諸島へ赤い鳥と青い鳥を見に行く

ストリートビュー散歩98 チュニジアの道端で売ってるガソリン?

ストリートビュー散歩97 ボリビアの「列車の墓場」を見に行く

ストリートビュー散歩96 「ダゲスタンのウルベチ」を買ってダゲスタン散歩したらとっても興奮した

ストリートビュー散歩95 インドネシアの大きなアンテナ!

ストリートビュー散歩94 インドネシアの赤道直下にドラえもんがいた ストリートビューで見る赤道直下シリーズ【3】

ストリートビュー散歩93 トンガのストリートビュー

ストリートビュー散歩92 南アイスランド セールフォスのお祭り

ストリートビュー散歩91 オーストラリアの道路標識

ストリートビュー散歩90 中南米で見かける電線に巻き付いた植物!

ストリートビュー散歩89 ボリビアで見つけた、電柱にぶら下がってる人形について調べてみたら……

ストリートビュー散歩88 サイパンうろうろ動画と、動画で紹介していない場所の風景

ストリートビュー散歩87 エクアドルの赤道直下 ストリートビューで見る赤道直下シリーズ【2】

ストリートビュー散歩86 ケニアのモンバサ・ロードで出会った商売人たちと空にかかる虹

ストリートビュー散歩85 ガーナで出会った「その時、その場所だからこそ」のもの

ストリートビュー散歩84 ケニアの赤道直下 ストリートビューで見る赤道直下シリーズ【1】

ストリートビュー散歩83 南アフリカでも見つけた、あのゴミ箱

ストリートビュー散歩82 アフリカ・ケニアの道沿いで見つけて興奮した植物

ストリートビュー散歩81 ブラジルのゴミ箱

ストリートビュー散歩80 ナイジェリアで見つけたもの その2

ストリートビュー散歩79 【動画付き】ドイツのことと、動画

ストリートビュー散歩78 【動画付き】サウジアラビアとドバイのリゾートをうろうろした

ストリートビュー散歩77 【動画付き】サウスサンドウィッチ諸島でオットセイとペンギンを見るぞ

ストリートビュー散歩76 アフリカで見かける日本のもの

ストリートビュー散歩75 ボリビアの犬を100匹以上探す旅【動画あり】

ストリートビュー散歩74 【日本国内】下見して、実際に散歩する

ストリートビュー散歩73 各国のジャパニーズガーデン(南アフリカ、トルコ、モナコ)

ストリートビュー散歩72 グリーンランドてくてく【動画アリ】

ストリートビュー散歩71 インド洋の無人島をてくてく【動画アリ】

ストリートビュー散歩70 日本・八ヶ岳・赤岳登山【動画アリ】

ストリートビュー散歩69 【国境シリーズ】ドイツとデンマークの国境

ストリートビュー散歩68 【国境シリーズ5】トルコとイランの国境

ストリートビュー散歩67 狭い道にぎっしりバイクが……!

ストリートビュー散歩66 インドネシアのバナナ屋さん

ストリートビュー散歩65 日本・新宿大ガードで総武線ばっちり

ストリートビュー散歩64 建物シリーズ1(ケニア、フィリピン、台湾)

ストリートビュー散歩63 ドイツのトラム

ストリートビュー散歩62 日本の列車風景・小海線

ストリートビュー散歩61 ボツワナの象

ストリートビュー散歩60 【国境シリーズ4】ボツワナからザンビアへ

ストリートビュー散歩59 【国境シリーズ3】アラブ首長国連邦とオマーンの国境

ストリートビュー散歩58 アフリカの手描きイラスト看板が好き

ストリートビュー散歩57 【国境シリーズ2】ナイジェリア・ベナン

ストリートビュー散歩56 【ガーナ】国境シリーズその1

ストリートビュー散歩1の2 イスラエルの建物のこと

ストリートビュー散歩55-1 それはハンガリーの電柱から始まった
ストリートビュー散歩55-2 そして電柱には鳥の巣があった
ストリートビュー散歩55-3 ポーランドで何とか見つける。まだ探索中……

ストリートビュー散歩54 ドバイの街路樹のデーツ?

ストリートビュー散歩53 【アラブ首長国連邦】ドバイの文房具屋さん

ストリートビュー散歩52 イタリア・ローマの駐車場

ストリートビュー散歩51 アフリカ、ガーナでよく見るお相撲さん……から日本につながった

ストリートビュー散歩50 ナイジェリアの線路と動物たち

ストリートビュー散歩49 インドネシアのYAMAHA

ストリートビュー散歩48 ケニアでサンブルの人たちによるストリートビューを見る

ストリートビュー散歩47 イラクのお菓子を食べながらイラクのことを考えた

ストリートビュー散歩46 キルギスのカラオケ

ストリートビュー散歩45 「スイスの絵ハガキにならない風景」

ストリートビュー散歩44 レバノンの鍾乳洞

ストリートビュー散歩43 オランダ・ボーデグラヴェンの信号を探す

ストリートビュー散歩42 南アフリカのぺんてるとパイロット

ストリートビュー散歩41 ケニア・アンボセリ国立公園の自然の中を行く

ストリートビュー散歩40 ケニア・アンボセリ国立公園とマサイの人たちが住むところ

ストリートビュー散歩39 インド・カルカ・シムラ・レイルウェイその1

ストリートビュー散歩38 ナイジェリアで見つけたもの その1

ストリートビュー散歩37 ボリビアの眺めのいい場所見つけた

ストリートビュー散歩36 香港の高層ビル建築(補修?)の足場

ストリートビュー散歩35 モンゴル・ウランバートルのカラフルな家と、ゲル

ストリートビュー散歩34 ボリビアうろうろ

ストリートビュー散歩33 ボリビアの刑務所

ストリートビュー散歩32 香港の高層建築物

ストリートビュー散歩31 アフリカ・ウガンダで見る屋外の商品陳列

ストリートビュー散歩30  レバノンのベランダカーテン

ストリートビュー散歩29 アルジェリアで日本語を見る

ストリートビュー散歩28 キリマンジャロを見たい【ケニア】

ストリートビュー散歩27 独立峰を眺める・富士山とカムチャツカのコリャークスカヤ山・クリュチェフスカヤ山

ストリートビュー散歩26 絶景のはずがこんなこともあるんだね【南アフリカ】

ストリートビュー散歩25 ミッドウェー諸島の鳥たち

ストリートビュー散歩24 ストリートビューで動物を探す!

ストリートビュー散歩23 トルコの路面電車

ストリートビュー散歩22 アフリカでよく見かける日本の車?

ストリートビュー散歩21 スリランカの街

ストリートビュー散歩20 ウガンダの商店街

ストリートビュー散歩19 ウガンダのアリ塚

ストリートビュー散歩18 世界最北端の集落、のあたり

ストリートビュー散歩17 ドイツのストリートビュー……

ストリートビュー散歩16 ベルサイユ宮殿 【フランス】

ストリートビュー散歩15 シリコンバレー【アメリカ】

ストリートビュー散歩14 ドバァ~イ

ストリートビュー散歩13 ケニアの洗濯物

ストリートビュー散歩12 カンボジアの移動販売?

ストリートビュー散歩11 アラブのラクダはグーグルカー?

ストリートビュー散歩10 南アフリカのカラフルな家々

ストリートビュー散歩9 トルコのパン屋さん

ストリートビュー散歩8 バングラディシュのイメージ

ストリートビュー散歩7 ウガンダの牛

ストリートビュー散歩6 動物を見たい

ストリートビュー散歩5 メモ・タクシー系【ウガンダ】

ストリートビュー散歩4【南アフリカの聞かざる、言わざる、見ざる】

ストリートビュー散歩3 ウガンダのニワトリトラック

ストリートビュー散歩2 フィンランドのこっちを見ている三人

ストリートビュー散歩1 イスラエルのなんかすごい建物


【ストリートビューにまつわるコラムなど】

Google EARTH のタイムラプスでドバイの変化を見てみよう【ストリートビュー散歩番外編】

ストリートビュー散歩番外編 撮影している人のTED

ストリートビュー散歩番外編 データチェック中

ストリートビュー散歩番外編 予定地をチェックする

番外編:Google mapの変化

イラクのバクラヴァの袋に書いてあった文字をみて地図でお店を探した2020/03/12

アフリカのストリートビューメモ2019/9/17

2019/9/11 ストリートビューの地図上のラインが精細になったぞ

2018/10/25 ストリートビューとか平等とか

 

ストリートビュー散歩28 キリマンジャロを見たい

前回のストリートビュー散歩は、日本の独立峰・富士山と、ロシアの独立峰2峰をストリートビューを利用して道端から眺める。という内容でした。

ストリートビュー散歩27 独立峰を眺める・富士山とカムチャツカのコリャークスカヤ山・クリュチェフスカヤ山

他にも独立峰はいろいろあるのですが、そうだ、キリマンジャロ見てみよう。と思いつきましたよ。アフリカ大陸の最高峰ですし、ちょうどケニア側からなら見られそうな場所にストリートビューが走っています。(キリマンジャロについて詳しくはwikipediaをどーぞ。キリマンジャロ – wikipedia

アフリカのストリートビューはいろいろ見ていますけど、そもそも見られる場所が少ないんですよね。去年突如ケニアが見られるようになってすごく喜んでいるぐらいで、見られる国はほんとに少ないのです。

キリマンジャロもタンザニアにある山なんですけど、タンザニアにはまだストリートビューはありません。山自体はケニアの近くにあるので、見晴らしのいい場所からならケニアでもばっちり見られるでしょう。見られるところを探してみよう。

ということで、降り立った場所がこちら。

あー。曇っている。

ここはちょっと離れた場所ですけど、たぶんここからでも結構見えるんだと思う、天気のいい時は。

もっと近い場所を走っているところも見ましたが、「2018年6月」と撮影時期が書いてあって、やっぱり曇っていて見えない。

で、次に降り立ったのがちょっと離れた道の、上記の画像の場所。同じ「2018年6月」とあるし、同じ日に撮影した可能性が高い。

ケニアはまだ1回目だし、季節も同じなので、山に雲がかかってしまってる場合は「どの場所に行ってもだいたい雲がかかっている(同じ)」ってことが多いわけですよ。残念。

「見えないな~、方向はこっちであってるはずだけど……」とカメラをぐるーっとまわして振り返ってみたら!

後ろを通ってるバスの横っ腹に!キリマンジャロが書いてあった!!(笑)

キリマンジャロ見れました。なんか違う気がするけどでもキリマンジャロが見れるスポットで、キリマンジャロを見た。というのは間違いないのです!!