2019/02/13 不寛容な正義の人

昨日の日記はタイトルに書いたような人がさらに他罰的になって、
「あいつは懲らしめられても仕方のない、懲らしめられる理由がある人間だ」
と思いすぎちゃうのは良くないという話だったんだけど、

藤子・F・不二雄先生の「ウルトラ・スーパー・デラックスマン」という短編はそういう人が主人公なんですよね。

 

こういう極端な人や状況が日常に入り込むとどうズレるかっていうお話が本当にすごいんだよなあ。まあ、つまりギャグだってことですよ。周りとズレている。やりすぎる。ということははたから見ると滑稽なわけです。

ウルトラ・スーパー・デラックスマンは、平凡なサラリーマンだけどまじめな性格で、世の中の悪を正したいと考えている 男が、ある日大きな力を手に入れて、その力を世のためひとのために使い、世界を良くしようとするお話なんですけどね。

なにかの理由で行動を正当化できる人は、悪さを正当化する力も持っているのだなあと。自分が手を汚してしまうのは、あいつがそうせざるを得ない悪だったから。

自分がいい思いをできるのは、悪を倒すのと引き換えの報酬だから。

些細なことだったら普段から私たちがやっていることなんだなあと思う。力がひとに影響を及ぼさない程度だったらいいんだけど、誰かに影響するほどの力があるひとが他罰的になるとおかしなことになってしまう。


短編なのでさくっと読めてしまうから、オチのネタバレも何もないけど、最後のシーンで「バチが当たったんだな」と思っちゃった場合は読者自身もギャグになってしまう……スカッとするのか? モヤっとするのか? ひとだけでなく、読むタイミングによっても変わりそう。


力をもった正義の人の極端な世直しと言えばデスノートとかもそうだよね。

自分が正しいと思ってる人にちからが渡った場合はそういうことになる。歴史の中でもそうなのかも。みんなわりと、「これは正しいことであり、多くの人のためになる」と考えているから極端な行動をとれるわけですよ。

いちいち「これはただしいのか?他方から見れば悪そのものではないか?少数を切り捨てるのか?犠牲を出すのか?」などと考えていたら何も物事は進まないのかもね。

まあ私は自分の人生ぐらいは、なにも物事が進まなくても犠牲や切り捨てを最小限にしていけたらな……と思ってますよ……そうはいってもいろんなものを下敷きにしなけりゃ立っていられないんだということも自覚しなくちゃね……あんまり考えすぎると病みそう、究極に、正義は「全員がしぬとやくそくして自分もしぬ」ことでしかかなえられないのかもな???

2019/02/12 ふてきせつどうが

「またそれのはなしね~」って感じなので、あんまり最近の「バイト従業員による不適切動画の公開」みたいなのを追ってなかったんだけど、くら寿司が従業員を訴えるって聞いて「エー」と思ったりはしたのでした。

「バイトテロ」は訴えても抑止できない、3つの理由 (1/6) – ITmedia ビジネスオンライン
http://www.itmedia.co.jp/business/articles/1902/12/news059.html

この記事の内容はほんとその通りだと思う。

コンサルされてる方だと思うのに無料で別の解決方法まで……

まあ、訴えるってのはある意味当たり前かもしれないし、感情としてはそりゃそうだ、訴えられてもしょうがない、そういうことも必要だ、そういうリスクを知ってまじめに・背筋を伸ばして善行を心がけなければいけない。……と思ってしまうのだけど、最近わたしはそこまで思わない。

悪いことをしたり、調子に乗りすぎたものが痛い目にあう・懲らしめられるってのは昔話でもよくあるはなしだし、戒めとして語られ続けていて、自分が自分の行動を律するのには役立つかもしれない。

でも、人の行動や実際の事件を見て、

「罰が与えられるのは当然のことだ。それが嫌なら最初からしなければいい。やりすぎだと言うヤツは自分にも後ろ暗いところがあるのか? まっとうに生きていればなにも怖がる理由は無いはずだ」

とまで考えるのは極端で行き過ぎている、ちょっと厳しすぎておかしいことだと自覚したほうがいいと思うんだよねえ。他罰的というか。私もそういうところがあるからよくないんだけど。

自分がまじめで、誰かになにか迷惑をかけられたときに「自分は正しいのに正しくない周囲の人間の行動によって嫌な思いをした」ってことにとらわれすぎちゃうと苦しいんじゃないかなって。だって他人は自分の思う通りにならないんだから、他人の行動をいちいち受け止めてたらつらいし、思う通りにならなかったときはひょいっと避けて自分にひっかぶらなければそれでいいやってぐらいの気持ちになったほうが……

上の話は「だから訴えるな」という話じゃないですけど、常に失敗を訴えて罰して正していく気持ちになっていると疲れちゃうよということかなあ。

大多数の人は「自分に関係ないし、できればこれからも関係ないところにいたい」と思うだろうし、そしたら関係ない場所にいるための判断として「ややこしそうなところには近づかない」という考え方につながっていくのではないだろうか……


途中で適切な言葉が見つからなくて検索とかしていたら考えがうまくまとまらなかった気がする。

 

 

バーチャルユーチュー鳩ダヴ沢のこれをみろよ008 UPしました!

しました!

今回は、千駄ヶ谷にある「鳩森八幡神社」へ行ってきたよ!というおはなし。

主に買ったものとかです。いろいろハト好きにうれしいものがありまして。それをゲットしてきました。

神社自体もいい感じだったし、富士塚も登れるので見どころ多いです。また行こう。

神社とか、木々の多い場所には、冬と夏だとだいぶ雰囲気が違うってこともありますからね。京都にいた時もいろんな場所に行ったけど、季節で全然違ってきて、どの季節が好きかっていう好みも場所によって変わるので、同じ場所だしと言わずに何度も行くのがいいですよね~。

同じ場所に行くと言えば、

「いろんな場所を見てきた。それぞれいい場所だった」

というのを楽しみたい気持ちと、

「同じ場所に毎日通っている。そこの雰囲気が好きで何度行ってもいい」

みたいなのに憧れる気持ちと両方ありますね……どっちもいいよね。なかなか両立しないかもしれないけど。

しかし、近所にお気に入りの場所があるというのは良いものです。私は近所にお気に入りの場所いっぱいありますね……散歩コースとか。まだまだ近所に飽きないなあ。飽きるとかあるのかな?「同じところぐるぐるするの飽きたな」って今まで思ったことないから、状況としては「飽きることもあるだろう」と思ってはいるけど実感がわかないな。

 

連載「お楽しみは文房具」18話が公開されました!

毎月5日のお楽しみですよ(?)。

「お楽しみは文房具」18話が公開されました。

【連載マンガ】お楽しみは文房具#18「子どものころ憧れた文房具!」
http://www.buntobi.com/articles/entry/series/manga/008854/

子どものころに欲しいな~って思って、親に誕生日プレゼントとして買ってもらった文房具の話です。

いや~、自分はまあ子どものころから文房具が好きではあったけど、そんなに熱心だった記憶が無くて(考えてみると、子どものころから熱心に文房具が好きな人という条件が厳しかったのかもしれない……周りにすごい人がいすぎて……)

文具王・高畑氏が「子どものころに初代テプラを欲しがって、大人にはへんなこどもだといわれてた」みたいなエピソードを話していて「さすが文具王はすごいな~、わたしそういうのないもんな」と思っていたんですが、そこまですごくはないもののわたしにも似たような経験があったのだなと……

父に言われるまで忘れておりましたよ。


ついでに、働いていたお店で頂いた問い合わせのはなしも漫画にしてみました。

これ文具本とかでも書いたことがあるから知ってる人もいるかも(笑)おいしいネタは味がなくなるまでしゃぶりつくす勢いで何度も話します!!!

ストリートビュー散歩15 シリコンバレーあたりの日本街

いままでのストリートビュー散歩シリーズの記事はこちらから。
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(2024/3/23更新)

シリコンバレーの家賃はすごーく高いんですって。

IT企業の本社とかが固まってて、そこにいきやすい場所はどんどん家賃が高くなっていって、庶民はおろかIT企業の人たちも住めないぐらい高いらしい。

ちょっとまえに「これで2億だよ」って小さめなおうちの写真が掲載されたツイートが話題になっているのを見た。わりと特徴のあるいい写真だったので、「これどの家かわかるんじゃないかな」とちょっと探してみたけどやっぱ見つからなかったね。熱意もそんなに無いからざっと見ただけだったし。そもそも本当にそれがシリコンバレーにあるのか定かじゃないし。

私がストリートビューで見たのはアメリカ合衆国のマウンテンビューという場所です。とりあえずサンフランシスコへ行って、海岸からちょっと東側。ゴールデンゲートをくぐってサンフランシスコ湾という縦長の湾を南に行った突き当りのへん。

海に近いところに、グーグルのアスレチック・レクリエーション施設があって、そこのストリートビューが下のような感じです。

人だ。グーグルカーならぬ、ぐーぐるさん。

個人で撮影しているグーグルの施設内360度画像もいろいろあるんですけど、これはgoogleの名前で登録されているストリートビュー。てくてく歩いています。影が伸びているので人間がカメラを背負って歩いてるんだな~とわかりますね。

ちょっと離れてサンノゼまで行くと、ジャパンタウンという地域があって、和食や日本の食材、雑貨を売っているお店などが固まっている場所もあります。

スーパーマーケット(?)にも浮世絵っぽいペイントが。これは本来の図案が見慣れたもの すぎて日本人的には違和感出ちゃいますが……まず左右逆なのがもうなんか。あと波というよりやまっぽくなってる気がする。まあいいけど。

 

ベストスシ OKAYAMA も気になる。OKAYAMAは地名か人名か。


ジャパンタウンにはwebサイトもある。

Japantown Business Association
https://www.japantownsanjose.org/

サンフランシスコとか西海岸は昔日本人がいっぱいたどり着いた場所なんだもんね。(まんが・大和和紀先生の「ヨコハマ物語」で読んだ(笑))お店なども古くからあるのね。

シリコンバレーがこんなに発展して、その前のマウンテンビューあたりはどんな様子だったんだろう。たぶん普通の、土地がたくさん使える田舎だったんじゃないかな……いまは航空写真で見ても家がぎっしりですね。しかも小さめの家がギュッと詰まった場所が多い。アメリカではちょっと珍しいのかも?いやいやまだあんまりアメリカのことしらんから適当なこと言っちゃってるな。単なるイメージです。

ほかの地域はラスベガスとかLAぐらいしか見ていないので、もっと別の古い街などもちょっと興味あります。

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