ジャイ子基礎知識

先日、ジャイ子さんの漫画「日出処は天気」(29巻)の元ネタになっているであろう漫画、「日出処の天子」(山岸凉子・白泉社)を読んだのですが、
これ、ジャイ子さんも読んでいるのですか……？小学2〜3年生には難しい作品であると思うのですが。
後の聖徳太子・厩戸王子と、蘇我毛人の物語。1400年ほど前の時代が舞台になっていることもさることながら、 この厩戸王子の妖しい魅力や二人の微妙な関係、気持ちの揺らぎなどはかなり難しいと思うんですね。
この作品の魅力を理解し、パロディ漫画まで描くという小学生は相当大物だと思うのですが。

99年2月12日金曜日のドラえもんにて。
このアニメでは、ジャイ子さんは恋をして、バレンタインにチョコを渡したいが相手の名前もしらないという話でした。
茂手もて夫氏の話に似ているけど、ここでのお相手「藻手杉」くんは出木杉君似のかっこいい少年。
私としては、やはり原作の「茂手もて夫」くんのほうが、なさけない顔なのにモテているということから点数高いですけどね。
このアニメでのセリフ、「あんなにもてるんじゃぁ、私みたいな年下の女の子なんか相手にしてくれないわ！」
ジャイ子さん、年下ということを気にする。
小学生の、1歳や2歳の差は大きいですからね。

１巻のセリフ…「やぁ、首吊りだ、ガハハ」
こんなおそろしい事を、笑いながら言っていた彼女。しかし、恋をして…マンガをかいて…彼女は変わった。
29巻では、「あたしのかきたかったマンガは、こんなものじゃないんだわ。」と、自分自身を見つめる目を持つようにまでなった。
すばらしい成長です。

昔はのび太が好きなんじゃないかと思われていたジャイ子さんですが、もっと頼りがいのある素敵な男性を見つけたらしいです。
それが、茂手さん。
茂手さんはバレンタインデーに100個近いチョコレートをもらった、モテモテ君。
スケッチブックに名前と住所を書いていたおかげで、二人は出会うことになる。
マンガで結ばれた二人、趣味も合うみたいだからきっと仲良く出来るでしょう。
彼はほんとに良いマンガを見る目もあるようです。

スネ夫さんは、ジャイ子さんが描いたマンガをみて、
「ひっでえまんが！へたくそでシッチャカメッチャカで、よくもこんなはじしらず…」
いくらなんでもひどすぎる感想です。
その先にある才能が見えないとは、スネ夫さんもたいしたこと無いですね。